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第3章 ハンターの町 ボレアザント編
50 天災級の魔物と戦闘③
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すっかり細切れになってしまったクイーンサンドワーム。
しかし魔力を見ると、驚くことにまだ回復しようと魔力が動いている。
「それじゃ火魔法で攻撃してくれ。火炎を出し続ける感じのやつがいい」
フライヤさんから攻撃の指示が飛ぶ。
火炎を出し続けるというと、僕の使える火魔法ではファイアーウォールが一番それに近い。
僕は細切れのクイーンサンドワームの中心にファイアーウォールを放つ。
「おっ! それでOKだ。しばらくの間、その場所に魔法を出し続けて。そうしたら……」
フライヤさんがまた魔力を両手に集中させる。すると僕のファイアーウォールを中心にして風が渦巻き、その気流がどんどん上に上がっていく。
これは竜巻だ! 圧縮された炎の竜巻がクイーンサンドワームを焼き尽くしていく。
「もう少し火魔法の威力を上げてくれ。消し炭にしてやりたいから」
フライヤさんが言うとおり、火魔法の威力を上げる。風の加護のおかげで火魔法の威力を随分上げられるようになったなと自分でも驚くよ。
「それじゃ、これでおしまいだ」
フライヤさんが魔法を解除すると、一片の肉片も残らず消し炭となったクイーンサンドワームが地面に落ちてきた。
魔力を見ても全く反応が無くなっている。
「さて、クイーンの討伐も終わったし、ボレアザントに戻ろうか。久しぶりにルシア様と話もしたいし。レナールはファンタールに討伐の報告と、住民避難の解除を伝えといてくれ」
「それはいいけどよ。あんた、ルシアさんと知り合いだったんだな」
「……ルシア……さんだと!? 貴様、ルシア様にむかって何たる口の聞き方をしているのだ!!」
フライヤさんがめっちゃキレてる……何かルシアのことになると沸点が低いなこの人。僕がルシアと呼んだらすごいことになりそうだ。
『フライヤ! レナールは我のグルメ仲間だ。呼び方など気にせん』
「ですが!」
『よいのだ。それにレンには我のことをルシアと呼び捨てにしてくだけて話すように言っておる。空の紋章同士、そういう関係がやりやすいのだ。怒るでないぞ』
「……ルシア様がそう言われるのであれば分かりました」
「フライヤ様がこんだけキレるなんて、ルシアさん、あんた一体何者なんだよ……」
『フフ。フライヤとは長い付き合いなのだ。フライヤは感情の起伏が激しいが根はいいやつだ。これまで通り仲良くしてやってくれ』
「いやいや、フライヤ様はたったいまもクイーンサンドワームからボレアザントを守った英雄なんだから尊敬の気持ちしかないよ。改めて仲良くとか言われると恐れ多いな。それにしてもレンも見事だったな!」
「いえ、僕はフライヤさんの指示通りに魔法を使っただけですし、とても消滅させるなんてマネはできそうもありません」
「Sランクハンターの手伝いが出来るだけでもすごいってもんよ! 俺も頑張らねえとな」
そこで少し話をしたあと、レナールさんはボレアザントに戻っていった。
僕たち3人はというと、フライヤさんがルシアと話したいということで、一緒に昼食を食べることになった。
場所はもちろんハンターギルドで魔物のランチだ。
Sランクハンターのフライヤさんはハンターギルドに個室があるそうで、そこにランチを持ってきてもらうことになった。
ルシアの転移で移動したから、レナールさんより早くギルドに着いてしまったけど、報告はレナールさんに任せて、僕たちはランチをいただいている。
『ふむ。魔物も丁寧な下準備をすることで、ここまで上品な味に仕上げられるのだな。まだ改良の余地があるが、新しい可能性が見える料理だ』
ルシアは満足そうにランチを楽しんでいる。僕も魔物の料理がこんなに上品な味になるなんてとても意外でビックリしたよ。その横に座るフライヤさんはルシアからもらったお酒をものすごく幸せそうに飲んでいる。
「ところでなんでルシアとフライヤさんは知り合いなの?」
僕はずっと気になってたことを聞いてみることにした。
『何となく分かってるとは思うが、フライヤは龍族だ。ヴァンが言ってたであろう。眷属が2人いると。その2人とはリーフとフライヤだ』
「ああ! なるほど」
やっぱり龍族だったのか。あんなにスムーズに飛べて、ルシアを敬う態度でそうじゃないかとは思ってたけど。それにしてもヴァン様の眷属なのか。そう言われると、ルシアの呼び方でキレるのもリーフさんと同じだね。
「あらためて自己紹介をさせてもらおう。私は風龍ヴァンボロス様の眷属の一人、フライアリーヤ。ハンターとしてはフライヤという愛称で通している。君もフライヤと呼んでくれ」
「僕はレアンデル=アリウスと言います。ハンターとしてはレンという名前を使っています。ルシアとは偶然の出会いから始まって、今は自分を鍛える修行の旅をしています。よろしくお願いします、フライヤさん」
「フライヤで構わないぞ。ルシア様から呼び捨てを認められる君からフライヤさんと呼ばれるのもくすぐったいからな」
「え~。……ヴァン様とリーフさんからも同じようなお願いをされましたけど、丁重にお断りしたんですよ」
「なに? ヴァン様とリーフからもお願いされてOKしなかったのか! それはいい! なおさら私のことはフライヤと呼んでくれ! 言葉遣いも敬語はいらん! ふふ、これでヴァン様とリーフのやつが悔しがる姿が見られそうだな!」
『フハハッ! レン、見事にフライヤに火を付けてしまったようだな。こやつは言い出したら聞かんぞ』
たしかに。ヴァン様やリーフさんと違って引く気はない感じが伝わってくる。仕方ないのか……
「それではルシアと同じように、壁を取り払う意味でフライヤと呼ばせてもらう。これでいい?」
「もちろんだ! もともと私は堅苦しいのが苦手なんだ。他のハンターたちにも呼び方や話し方は強制してないし、気楽に話せる方が好きだからな。これからもよろしくな」
フライヤはニコニコしながら、また美味しそうにお酒を飲み始めた。
『レンよ。ヴァンの眷属の2人だが、フライヤが戦闘特化、リーフが回復特化というタイプに分かれておる。細かい調整が得意なリーフが大龍穴管理の補佐をしているのだ。以前はフライヤも大龍穴の管理を手伝っておったのだがな。
――フライヤ、なぜ今はハンターをしておるのだ?』
しかし魔力を見ると、驚くことにまだ回復しようと魔力が動いている。
「それじゃ火魔法で攻撃してくれ。火炎を出し続ける感じのやつがいい」
フライヤさんから攻撃の指示が飛ぶ。
火炎を出し続けるというと、僕の使える火魔法ではファイアーウォールが一番それに近い。
僕は細切れのクイーンサンドワームの中心にファイアーウォールを放つ。
「おっ! それでOKだ。しばらくの間、その場所に魔法を出し続けて。そうしたら……」
フライヤさんがまた魔力を両手に集中させる。すると僕のファイアーウォールを中心にして風が渦巻き、その気流がどんどん上に上がっていく。
これは竜巻だ! 圧縮された炎の竜巻がクイーンサンドワームを焼き尽くしていく。
「もう少し火魔法の威力を上げてくれ。消し炭にしてやりたいから」
フライヤさんが言うとおり、火魔法の威力を上げる。風の加護のおかげで火魔法の威力を随分上げられるようになったなと自分でも驚くよ。
「それじゃ、これでおしまいだ」
フライヤさんが魔法を解除すると、一片の肉片も残らず消し炭となったクイーンサンドワームが地面に落ちてきた。
魔力を見ても全く反応が無くなっている。
「さて、クイーンの討伐も終わったし、ボレアザントに戻ろうか。久しぶりにルシア様と話もしたいし。レナールはファンタールに討伐の報告と、住民避難の解除を伝えといてくれ」
「それはいいけどよ。あんた、ルシアさんと知り合いだったんだな」
「……ルシア……さんだと!? 貴様、ルシア様にむかって何たる口の聞き方をしているのだ!!」
フライヤさんがめっちゃキレてる……何かルシアのことになると沸点が低いなこの人。僕がルシアと呼んだらすごいことになりそうだ。
『フライヤ! レナールは我のグルメ仲間だ。呼び方など気にせん』
「ですが!」
『よいのだ。それにレンには我のことをルシアと呼び捨てにしてくだけて話すように言っておる。空の紋章同士、そういう関係がやりやすいのだ。怒るでないぞ』
「……ルシア様がそう言われるのであれば分かりました」
「フライヤ様がこんだけキレるなんて、ルシアさん、あんた一体何者なんだよ……」
『フフ。フライヤとは長い付き合いなのだ。フライヤは感情の起伏が激しいが根はいいやつだ。これまで通り仲良くしてやってくれ』
「いやいや、フライヤ様はたったいまもクイーンサンドワームからボレアザントを守った英雄なんだから尊敬の気持ちしかないよ。改めて仲良くとか言われると恐れ多いな。それにしてもレンも見事だったな!」
「いえ、僕はフライヤさんの指示通りに魔法を使っただけですし、とても消滅させるなんてマネはできそうもありません」
「Sランクハンターの手伝いが出来るだけでもすごいってもんよ! 俺も頑張らねえとな」
そこで少し話をしたあと、レナールさんはボレアザントに戻っていった。
僕たち3人はというと、フライヤさんがルシアと話したいということで、一緒に昼食を食べることになった。
場所はもちろんハンターギルドで魔物のランチだ。
Sランクハンターのフライヤさんはハンターギルドに個室があるそうで、そこにランチを持ってきてもらうことになった。
ルシアの転移で移動したから、レナールさんより早くギルドに着いてしまったけど、報告はレナールさんに任せて、僕たちはランチをいただいている。
『ふむ。魔物も丁寧な下準備をすることで、ここまで上品な味に仕上げられるのだな。まだ改良の余地があるが、新しい可能性が見える料理だ』
ルシアは満足そうにランチを楽しんでいる。僕も魔物の料理がこんなに上品な味になるなんてとても意外でビックリしたよ。その横に座るフライヤさんはルシアからもらったお酒をものすごく幸せそうに飲んでいる。
「ところでなんでルシアとフライヤさんは知り合いなの?」
僕はずっと気になってたことを聞いてみることにした。
『何となく分かってるとは思うが、フライヤは龍族だ。ヴァンが言ってたであろう。眷属が2人いると。その2人とはリーフとフライヤだ』
「ああ! なるほど」
やっぱり龍族だったのか。あんなにスムーズに飛べて、ルシアを敬う態度でそうじゃないかとは思ってたけど。それにしてもヴァン様の眷属なのか。そう言われると、ルシアの呼び方でキレるのもリーフさんと同じだね。
「あらためて自己紹介をさせてもらおう。私は風龍ヴァンボロス様の眷属の一人、フライアリーヤ。ハンターとしてはフライヤという愛称で通している。君もフライヤと呼んでくれ」
「僕はレアンデル=アリウスと言います。ハンターとしてはレンという名前を使っています。ルシアとは偶然の出会いから始まって、今は自分を鍛える修行の旅をしています。よろしくお願いします、フライヤさん」
「フライヤで構わないぞ。ルシア様から呼び捨てを認められる君からフライヤさんと呼ばれるのもくすぐったいからな」
「え~。……ヴァン様とリーフさんからも同じようなお願いをされましたけど、丁重にお断りしたんですよ」
「なに? ヴァン様とリーフからもお願いされてOKしなかったのか! それはいい! なおさら私のことはフライヤと呼んでくれ! 言葉遣いも敬語はいらん! ふふ、これでヴァン様とリーフのやつが悔しがる姿が見られそうだな!」
『フハハッ! レン、見事にフライヤに火を付けてしまったようだな。こやつは言い出したら聞かんぞ』
たしかに。ヴァン様やリーフさんと違って引く気はない感じが伝わってくる。仕方ないのか……
「それではルシアと同じように、壁を取り払う意味でフライヤと呼ばせてもらう。これでいい?」
「もちろんだ! もともと私は堅苦しいのが苦手なんだ。他のハンターたちにも呼び方や話し方は強制してないし、気楽に話せる方が好きだからな。これからもよろしくな」
フライヤはニコニコしながら、また美味しそうにお酒を飲み始めた。
『レンよ。ヴァンの眷属の2人だが、フライヤが戦闘特化、リーフが回復特化というタイプに分かれておる。細かい調整が得意なリーフが大龍穴管理の補佐をしているのだ。以前はフライヤも大龍穴の管理を手伝っておったのだがな。
――フライヤ、なぜ今はハンターをしておるのだ?』
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