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「はっ、あ、ああっ……っ! 入ってっ!!」
強引に行われた挿入だったが、薬で発情させられ、とろとろにほぐれていた後蕾は、一瞬の抵抗を見せたが、すぐに少年の雄に絡みつくように内側へと迎え入れた。
いや、それだけではない。
その熱い腸壁が少年を抱きしめるかのようにぎゅっと収縮して雄の形になったとき、張り詰めた幹に内側からしこりを圧迫されて、前がついに弾けた。
声もなく仰け反った青年の前は白濁を吐き散らかす。腹に浴びた飛沫と、太ももにぽたりと垂れたとろりとした液体。
その一瞬で高められた青年は極めた法悦から降りてこようとしたが、そのとき、一気に内側も主宿して余計に少年のものを感じてしまう。
「だめっ、でちゃうっ!」
切羽詰まった声と共に、少年の欲望がどくどくと吐き出されていく。
「あ、ああ……っ」
青年の内側にたたきつけられた雄汁は重力に従って下へとゆっくりと降りてくる。
そんななか、一度吐き出したというのにすぐに硬度を取り戻した少年の幹がゆっくりと内壁を移動しだす。
「ひぃあ、あ、あっ」
達したばかりでさらに敏感になっているそこを、ずるずると前後に動かされて、青年は痙攣した。
降りてこられない。それどころか、さらに上に。
そんな青年の痴態に煽られて、アツヤは自身の後ろへと腕を伸ばす。
くちゅくちゅと水音を立てながら、目の前で自慰にふける若き使用人の姿に、青年もあおられていく。
だが、足りない。
アツヤは自身の後蕾から指を引き抜いた。そこは柔らかくほぐれていて、今にも雄を求めてひくついている。
青年のかすかに残った理性が、彼が何をしようとしているのかを敏感に察知した。
「や、やめてくれっ」
使用人に懇願しようとした声も、すぐに激しくなる抽送にあえぐ自身の嬌声にかき消されてしまう。
「あっ、ア、ああっ、ひぃ、ん、んぅっ、あぁっ」
喉元をさらすように上半身を逸らす。そろそろ、また極めてしまう。その予感に青年はおびえるように、だが、その表情は与えられる快楽に対しての愉悦と苦悶とがまじりあい、淫欲そのものの顔であった。
ふとアツヤがことを起こした。
「ひっ!」
一際するどく青年が声をあげる。というのも、使用人が青年の花幹へと手を伸ばしたからだ。
強引に行われた挿入だったが、薬で発情させられ、とろとろにほぐれていた後蕾は、一瞬の抵抗を見せたが、すぐに少年の雄に絡みつくように内側へと迎え入れた。
いや、それだけではない。
その熱い腸壁が少年を抱きしめるかのようにぎゅっと収縮して雄の形になったとき、張り詰めた幹に内側からしこりを圧迫されて、前がついに弾けた。
声もなく仰け反った青年の前は白濁を吐き散らかす。腹に浴びた飛沫と、太ももにぽたりと垂れたとろりとした液体。
その一瞬で高められた青年は極めた法悦から降りてこようとしたが、そのとき、一気に内側も主宿して余計に少年のものを感じてしまう。
「だめっ、でちゃうっ!」
切羽詰まった声と共に、少年の欲望がどくどくと吐き出されていく。
「あ、ああ……っ」
青年の内側にたたきつけられた雄汁は重力に従って下へとゆっくりと降りてくる。
そんななか、一度吐き出したというのにすぐに硬度を取り戻した少年の幹がゆっくりと内壁を移動しだす。
「ひぃあ、あ、あっ」
達したばかりでさらに敏感になっているそこを、ずるずると前後に動かされて、青年は痙攣した。
降りてこられない。それどころか、さらに上に。
そんな青年の痴態に煽られて、アツヤは自身の後ろへと腕を伸ばす。
くちゅくちゅと水音を立てながら、目の前で自慰にふける若き使用人の姿に、青年もあおられていく。
だが、足りない。
アツヤは自身の後蕾から指を引き抜いた。そこは柔らかくほぐれていて、今にも雄を求めてひくついている。
青年のかすかに残った理性が、彼が何をしようとしているのかを敏感に察知した。
「や、やめてくれっ」
使用人に懇願しようとした声も、すぐに激しくなる抽送にあえぐ自身の嬌声にかき消されてしまう。
「あっ、ア、ああっ、ひぃ、ん、んぅっ、あぁっ」
喉元をさらすように上半身を逸らす。そろそろ、また極めてしまう。その予感に青年はおびえるように、だが、その表情は与えられる快楽に対しての愉悦と苦悶とがまじりあい、淫欲そのものの顔であった。
ふとアツヤがことを起こした。
「ひっ!」
一際するどく青年が声をあげる。というのも、使用人が青年の花幹へと手を伸ばしたからだ。
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