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松宮の舌が幹に絡みついてくる。しっかりと雄の弱い部分を舐め上げてくる舌技に、門倉は息をのんだ。
「お前……っ」
肉体労働をしたあとの下半身を咥えられて、最初は松宮をひきはがそうとして彼の後頭部に添えた手だったが、次第に彼を自身の股間にひきよせるように、力を込めてしまう。
門倉の変化に気がついた松宮が、ふっと軽く笑う。その振動が、直接、門倉自身にきた。
「ば……っ、くそ、で、出る……」
ぐいっと松宮を抑え込むと、門倉はそのまま達した。喉奥に、自身の欲望を解き放つと、松宮が苦しそうに悶えた。大きな瞳から、大粒の涙が零れ落ちていく。
門倉の腕がゆるんだ。松宮の唇をずるりとすりあげるようにして、出て来たおのれの先端から、液体が蜜のように垂れた。
松宮は涙目で、くちゅりと水音をならすと、そのまま、男の放ったものを嚥下した。
「……松宮! の、お前……飲むなよ」
門倉は、彼の丸い背中をぽんぽんと叩きながら言った。
「これで満足したか? とっとと、風呂入ってこい。な?」
本当なら、まっさきに門倉自身がシャワーを浴びたいのだが、こんなこんな状態の松宮をそのままにしておくべきではない。彼を立ち上がらせようとした門倉だったが、松宮がそれを拒否するように頭を左右に振った。
「な、おい。松宮?」
「……ここ、まだ」
「は?」
ぼそぼそと松宮が何かを言ったのだが、それを聞き逃して、門倉は聞き返した。松宮は自分をたたせようとして掴んできた門倉の腕を振り払うと、ゆっくりと態勢を変えた。
体操座りのように腰を落としたかと思えば、両足を左右に大きく広げた。
門倉は松宮の言いたいことを察して、生唾を飲んだ。
彼は開いた足の奥に見える蕾に両手をのばして、そこを開いて見せた。
「二発目、準備してください……門倉さん」
とろんとした目つきで言われて、門倉はびくりと肩を震わせた。
「さっき出したばかり、なんですけど?」
「そういう割に結構、元気になってくれたと思うんですけど、ね? ダーリン」
「誰がダーリンだよ。くそビッチ」
そう言い放つと松宮がにこりと微笑んだ。
「俺にとっては褒め言葉ですよ。それだけで、きもちくなっちゃうから」
「お前……っ」
肉体労働をしたあとの下半身を咥えられて、最初は松宮をひきはがそうとして彼の後頭部に添えた手だったが、次第に彼を自身の股間にひきよせるように、力を込めてしまう。
門倉の変化に気がついた松宮が、ふっと軽く笑う。その振動が、直接、門倉自身にきた。
「ば……っ、くそ、で、出る……」
ぐいっと松宮を抑え込むと、門倉はそのまま達した。喉奥に、自身の欲望を解き放つと、松宮が苦しそうに悶えた。大きな瞳から、大粒の涙が零れ落ちていく。
門倉の腕がゆるんだ。松宮の唇をずるりとすりあげるようにして、出て来たおのれの先端から、液体が蜜のように垂れた。
松宮は涙目で、くちゅりと水音をならすと、そのまま、男の放ったものを嚥下した。
「……松宮! の、お前……飲むなよ」
門倉は、彼の丸い背中をぽんぽんと叩きながら言った。
「これで満足したか? とっとと、風呂入ってこい。な?」
本当なら、まっさきに門倉自身がシャワーを浴びたいのだが、こんなこんな状態の松宮をそのままにしておくべきではない。彼を立ち上がらせようとした門倉だったが、松宮がそれを拒否するように頭を左右に振った。
「な、おい。松宮?」
「……ここ、まだ」
「は?」
ぼそぼそと松宮が何かを言ったのだが、それを聞き逃して、門倉は聞き返した。松宮は自分をたたせようとして掴んできた門倉の腕を振り払うと、ゆっくりと態勢を変えた。
体操座りのように腰を落としたかと思えば、両足を左右に大きく広げた。
門倉は松宮の言いたいことを察して、生唾を飲んだ。
彼は開いた足の奥に見える蕾に両手をのばして、そこを開いて見せた。
「二発目、準備してください……門倉さん」
とろんとした目つきで言われて、門倉はびくりと肩を震わせた。
「さっき出したばかり、なんですけど?」
「そういう割に結構、元気になってくれたと思うんですけど、ね? ダーリン」
「誰がダーリンだよ。くそビッチ」
そう言い放つと松宮がにこりと微笑んだ。
「俺にとっては褒め言葉ですよ。それだけで、きもちくなっちゃうから」
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