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2020
326.寄りかかる
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「眠いです」「起きてください」空いている電車内。隣に座る彼が俺の肩に寄りかかってくる。その重さと髪の毛の感覚に背筋がぞっとする。「もう、しっかりしてくださいよ。俺は枕じゃないんですよ」「いや、枕だ。一緒に寝ている」「あー、もうそういうことじゃない、目を覚ませー!」冬の朝は苦手だ。(了)2020.11.11
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