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2020
305.先輩
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「持とうか?」教師から言いつけられたプリントを持って歩く廊下。背後から生えてきた手にそれを奪われる。「な、せ、先輩」「重たそうだから、俺と半分こ」そう言われ、さらに彼の後光の差すような眩しい笑顔が降り注ぐ。「あ、ありがとうございます」「どういたしまして」直視できないのは僕のせい。(了)2020.10.20
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