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2020
256.終わり
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ぽつぽつと間隔を置いて街灯の光。歩みは遅く。二人の間にも濃厚に闇が押し寄せてきていた。何一つ言葉は産み落とされない。宙ぶらりんな両の手は決して結びつくことはないのだと、今までも、これからも。長くずっと続いていくような夜の道が終わりに差し掛かる。「それじゃあ」もといた世界に戻ろう。2020.08.31
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