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2020
177.追う背中
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彼の背中を見送るのは何度目だろう。来いよ、こっちを向いてくれ。強く胸のうちで思うも、それを外に出せない俺は永遠に見送る側だ。だが、お前だってそうなのかもしれない。行きたくないとほざけばいいのに、すまして運命を受け入れて、粛々と離れていく。お前が叫ばないから俺も叫べないんだよ。(了)2020.06.26
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