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2020
167.間違いじゃない
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やっぱり、勘違いだったのかもしれない。距離を置こうとしたがまっすぐに彼の視線が胸を貫く。「間違いじゃない。ぼくが好きなのはきみなんだよ」ばかか。そんなことをまっすぐに言われたら、どう返していいのかわからなくなってしまう。何も言わない僕をそれでも温かに彼は包みこんだ。(了)2020.06.16
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