メスイキ無双ッ!異世界勇者スキルがパァでパーティ追放→ドスケベスキルと淫呪のせいでエロ負けしそうだが篭絡して勝つッ!【休載中】

✿03:淫紋の次は淫呪かよ、知りたくなんかない!!

***14.これはご褒美じゃない(3)※

「閨で相手以外の男のことを口に出すのは厳禁だぞ。そのくらいわかれ」
「いやいやいやいや、おかしい、これ、ほんと、おかしいからねぇ!?」
「ならば、このままでいいのか。まだ、解けていない淫紋は徐々にお前の体力すらむしばんでいくぞ」
「いやもう体力ゼロ!!　疲れ切っているからね!?　これ以上は絶対に無理だから!!」
「そういわず。何も気にせず我に身体を預けよ」
「気にするから!!　気になるどころか、気になりまくり!!」
「そうやって繊細なお主も可愛がりがいがあるということよ」
「もー、なにこの人!!　頭だいじょうぶ!?」
「お前のほうが、大丈夫なのか、我は気がかりなのだが」
「そっちだろ!?　……んっ」
　ちゅっとキスが再び降りてきた。
「はぁ、あ、な、や、めてってばぁ」
「そう上の口は言うが、下のお口はなんというかな?」
「い、いきなりっ!　触るなってぇ」
　ソウビは、癒月の花芯を握る癒月の手の上に自らの手を添え、もう片方の腕を後ろの蕾の入口に添えた。
　ゆるゆると円を描くように縁を指先でなぞられる。それだけで、後ろはひくひくと動き出す。
「もぉ、やだぁあ」
「そんなはしなたい声を上げて。まだ、触っただけだぞ?」
「だって、さっきまで、グレイとぉっんん!!」
　ソウビがぐっと癒月の唇をふさいだ。舌が癒月の唇を押し開いて侵入してくる。
「んふぅ、あ……」
　ねっとりと舌をからませてきたソウビだったが、どこか乱暴に癒月の口内を吸いつくしていく。
「ふぁあ、あ、あふ」
　ようやく唇を離してくれたかと思えば、ソウビは眉根を寄せて癒月を見下ろしていた。
「閨で他の男の話をするのは?」
「……げ、厳禁?」
「そう、ご名答。ちゃんと肝に銘じておくのだな」
(ふ、ふざけるなよぉ)
　一方的にされてばかりで腹が立つ。
　ひとの話など一切聞かないくせに。
「おっと」
　ソウビが驚いて目を丸くした。
　癒月の手が、ソウビの幹を握りしめた。
「その気になると……さすが、我の見込んだ勇者だ」
　ソウビは目を細める。
「うるせぇ。されてばかりのなのが、癪しゃくなだけだ」
　どくどくと肉棒に触れた手にソウビの興奮が流れてくるようだった。その熱い質量にドキドキしながらも、癒月はソウビを睨んだ。
「だが、しかし、勇者殿?　そうやっていつまでも手で抱えていては、何にもならないのだがなぁ?」
「うっせぇ、こ、これから、お前をっ……ぎゃふんと言わせてやるんだからぁな!」
「ふふ、大口をたたくわりに声が震えているぞ」
「はひっ!」
「ほぉら、このすぼまりをつつかれただけで、そんな甘い声を上げていたら、いつまでたっても我には敵うまい」
(ち、くしょー……)
　次第に癒月は蜜のように甘く蕩ける快楽に落ちていった。