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ソドムの館
✿Chapter2.2
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室路は口先を使って男のファスナーを加えた。そのまま下へと下げると、男の下着が隙間から現れる。手を使わずにそっと男の男根を取り出す。
彼は若くはない。次郎は奉仕すれば簡単に立ち上がるのに、この男は時間がかかる。
何度も柔らかい性器を音を立てて舐めしゃぶり、裏筋を舐めあげ亀頭を刺激する。呼吸とともに鼻に入り込んでくる匂いにむせ返りそうになる。体の芯から侵される。けれど室路に選択肢はなかった。言いなりだ。それでも、早く終わらせたいが一心に男の中心に食らいついた。
「いいね、そうやって次郎も愛してやってくれているのかい」
上から降ってくる声は優しげな口調ではあるが、どこか冷たさを含んでいる。こういう人種はひとを貶めることで快樂を得るタイプだ。それを室路はよく知っていた。
「あなたさまが坊っちゃんのお相手をしろとおっしゃったのではないですか」
唇に性器を加えたまま答えた。
「次郎はきみに執心していたからね。どうだいうちの息子は」
「とても可愛らしいかたです」
「だが、あそこは違うだろう。私と同じようにね」
がくっと下から突き上げられて喉奥まで性器がえぐり込んできた。吐き気を催し、生理的に瞳が緩む。涙がポロポロとこぼれ落ちてきて、床を濡らした。
「まったく大したもんだよ。きみをそんな格好で寄越すのだから」
「うっ……うぐっ」
始まった一方的な行為に、室路は端正な顔を歪ませながら、くぐもった声を上げた。けれど男のなすがままである。
「もっと喉奥締めなさい。まったく、息子に渡したらこんな甘ったれた体になって」
「はっ、あがっ」
ぷちゅり、と水音を立てながら、室路の口腔から男の性器が離れた。先程より固くなった棒の先から、唾液が滴り落ちる。
「それはなんだね」
「えっ……あがっ!!」
急に自身の中心を靴先でぐりぐりと踏みつけられ、室路は身悶えた。
「男を咥えただけで、こんなに硬くしている……そんなにこれが美味しいかね」
「は、はい……」
「声が小さいぞ」
股関をなじる圧が強くなり、室路は叫んだ。
「ああっ、お許しください、美味しいです! 美味しいです!」
「何がそんなに美味しいんだ」
「ご主人さまの……性器が」
「そんな言葉遣いを教えたことないぞ」
「うっあぐ……い、いた、あ、ち、ちんぽ、ちんぽ美味しいです……お許しをぉ」
ビクビクと体を震わせ悶る使用人の股間から足を上げた。
「舐めたいです、しゃぶらせてください」
室路は必死に男を咥える。ビクビクと波うつそれは彼の痴態を見て硬くなり、口内で暴れまわる。苦しくても喉奥まで加え込み、顎を上下に揺さぶったり、激しく吸い上げたり、舌で良い箇所を探して刺激する。
巨大化した魔羅に苦戦しながらも奉仕を続けていた室路からそれが引き抜かれたかと思うとそれは爆ぜた。
男は粘性のある白濁を撒き散らし、室路の顔と胸に降り注ぐ。ひっと顔をそむけたが間に合わず、室路はべっとりと液体を受けた。
「靴が汚れた」
男の革靴の先のザーメンを誇張するかのように男が室路の唇の先に靴先を押し付けてくる。
吐きそうな嫌悪感を押し殺して、彼はチロチロと舌を這わせた。
「いいぞ、綺麗にしたら褒美をやろう」
その褒美という言葉にぞっと戦慄を覚えながらもそれを甘んじて受け入れる。もう落ちた。自分はもう落ちている。
「ありがとうございます、ご主人さま……」
彼は若くはない。次郎は奉仕すれば簡単に立ち上がるのに、この男は時間がかかる。
何度も柔らかい性器を音を立てて舐めしゃぶり、裏筋を舐めあげ亀頭を刺激する。呼吸とともに鼻に入り込んでくる匂いにむせ返りそうになる。体の芯から侵される。けれど室路に選択肢はなかった。言いなりだ。それでも、早く終わらせたいが一心に男の中心に食らいついた。
「いいね、そうやって次郎も愛してやってくれているのかい」
上から降ってくる声は優しげな口調ではあるが、どこか冷たさを含んでいる。こういう人種はひとを貶めることで快樂を得るタイプだ。それを室路はよく知っていた。
「あなたさまが坊っちゃんのお相手をしろとおっしゃったのではないですか」
唇に性器を加えたまま答えた。
「次郎はきみに執心していたからね。どうだいうちの息子は」
「とても可愛らしいかたです」
「だが、あそこは違うだろう。私と同じようにね」
がくっと下から突き上げられて喉奥まで性器がえぐり込んできた。吐き気を催し、生理的に瞳が緩む。涙がポロポロとこぼれ落ちてきて、床を濡らした。
「まったく大したもんだよ。きみをそんな格好で寄越すのだから」
「うっ……うぐっ」
始まった一方的な行為に、室路は端正な顔を歪ませながら、くぐもった声を上げた。けれど男のなすがままである。
「もっと喉奥締めなさい。まったく、息子に渡したらこんな甘ったれた体になって」
「はっ、あがっ」
ぷちゅり、と水音を立てながら、室路の口腔から男の性器が離れた。先程より固くなった棒の先から、唾液が滴り落ちる。
「それはなんだね」
「えっ……あがっ!!」
急に自身の中心を靴先でぐりぐりと踏みつけられ、室路は身悶えた。
「男を咥えただけで、こんなに硬くしている……そんなにこれが美味しいかね」
「は、はい……」
「声が小さいぞ」
股関をなじる圧が強くなり、室路は叫んだ。
「ああっ、お許しください、美味しいです! 美味しいです!」
「何がそんなに美味しいんだ」
「ご主人さまの……性器が」
「そんな言葉遣いを教えたことないぞ」
「うっあぐ……い、いた、あ、ち、ちんぽ、ちんぽ美味しいです……お許しをぉ」
ビクビクと体を震わせ悶る使用人の股間から足を上げた。
「舐めたいです、しゃぶらせてください」
室路は必死に男を咥える。ビクビクと波うつそれは彼の痴態を見て硬くなり、口内で暴れまわる。苦しくても喉奥まで加え込み、顎を上下に揺さぶったり、激しく吸い上げたり、舌で良い箇所を探して刺激する。
巨大化した魔羅に苦戦しながらも奉仕を続けていた室路からそれが引き抜かれたかと思うとそれは爆ぜた。
男は粘性のある白濁を撒き散らし、室路の顔と胸に降り注ぐ。ひっと顔をそむけたが間に合わず、室路はべっとりと液体を受けた。
「靴が汚れた」
男の革靴の先のザーメンを誇張するかのように男が室路の唇の先に靴先を押し付けてくる。
吐きそうな嫌悪感を押し殺して、彼はチロチロと舌を這わせた。
「いいぞ、綺麗にしたら褒美をやろう」
その褒美という言葉にぞっと戦慄を覚えながらもそれを甘んじて受け入れる。もう落ちた。自分はもう落ちている。
「ありがとうございます、ご主人さま……」
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