212 / 285
・屋敷編
10.
しおりを挟む
「~~~~ッ!!」
青年が大きく身をよじらせて、その性器からなけなしの欲望を迸らせた。
「噛むな、といっただろうに」
大きく尻たぶを叩かれて、中に入りこんだものを余計に感じさせられ、気がついたら、達していた。
ぱたぱたと布団の上に飛び散ったそれが、湿りを帯びてシミをつくる。
「……う、ああ……」
がくんと、倒れこんで、その拍子に男の欲望が、外へと出て行く。布団の上でのびる青年を藤滝がまた叩いた。
「うっ!」
打たれた場所がじんじんとひりつく。その箇所をゆっくりと撫でられて、青年はうめいた。
「早くしろ」
有無をいわさない口調で、男が言った。青年は、必死に腰をあげる。
「ひ、あ、ああーッ」
再びの挿入に、甲高く啼くが、ごりごりと中の壁をえぐられて、達したばかりの前がふたたび兆していく。
「う、うう……」
「もっと高く上げろ」
藤滝の指示に必死になってこたえるが、太ももは小さく痙攣していた。達したばかりの身体で男の欲望を受け入れるのは、つらい。
「おい、さがってきているぞ。また叩かれたいのか」
「……っ! う、ああ……」
思い切って、腰を藤滝に押し付けるようにして、動かせば、肚の中が彼でいっぱいになって、軽く達した。青年は、短く悲鳴をあげる。
「ゆ、ゆる……してっ」
かぼそい声で彼に懇願するが、彼は表情ひとつ変えずにこたえた。
「男ひとりさえ、満足させることができないのか?」
「ひっ」
ぐりんと、男が腰をうねらせた。その衝撃で、ふたたび、力が抜けて、中の彼が外へずり落ちそうになる。
「お前で、腰を振って、俺をいかせてみろ」
藤滝の低い声が、聞こえる。命令だ。
「な……」
絶句する、青年に、再び平手が襲った。ひっと息をつまらせた彼に主人は言い放った。
「このままだと豚箱送りだな」
「っ!?」
「お前、あの小屋につっこまれたいのか?」
あざけわらうような口調に、青年は、肩をふるわせた。
青年が大きく身をよじらせて、その性器からなけなしの欲望を迸らせた。
「噛むな、といっただろうに」
大きく尻たぶを叩かれて、中に入りこんだものを余計に感じさせられ、気がついたら、達していた。
ぱたぱたと布団の上に飛び散ったそれが、湿りを帯びてシミをつくる。
「……う、ああ……」
がくんと、倒れこんで、その拍子に男の欲望が、外へと出て行く。布団の上でのびる青年を藤滝がまた叩いた。
「うっ!」
打たれた場所がじんじんとひりつく。その箇所をゆっくりと撫でられて、青年はうめいた。
「早くしろ」
有無をいわさない口調で、男が言った。青年は、必死に腰をあげる。
「ひ、あ、ああーッ」
再びの挿入に、甲高く啼くが、ごりごりと中の壁をえぐられて、達したばかりの前がふたたび兆していく。
「う、うう……」
「もっと高く上げろ」
藤滝の指示に必死になってこたえるが、太ももは小さく痙攣していた。達したばかりの身体で男の欲望を受け入れるのは、つらい。
「おい、さがってきているぞ。また叩かれたいのか」
「……っ! う、ああ……」
思い切って、腰を藤滝に押し付けるようにして、動かせば、肚の中が彼でいっぱいになって、軽く達した。青年は、短く悲鳴をあげる。
「ゆ、ゆる……してっ」
かぼそい声で彼に懇願するが、彼は表情ひとつ変えずにこたえた。
「男ひとりさえ、満足させることができないのか?」
「ひっ」
ぐりんと、男が腰をうねらせた。その衝撃で、ふたたび、力が抜けて、中の彼が外へずり落ちそうになる。
「お前で、腰を振って、俺をいかせてみろ」
藤滝の低い声が、聞こえる。命令だ。
「な……」
絶句する、青年に、再び平手が襲った。ひっと息をつまらせた彼に主人は言い放った。
「このままだと豚箱送りだな」
「っ!?」
「お前、あの小屋につっこまれたいのか?」
あざけわらうような口調に、青年は、肩をふるわせた。
21
お気に入りに追加
668
あなたにおすすめの小説
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる