SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

・地下室調教編(Day7~)

三日目 ２－３

「ああ、いいよ。こればっかりは、整理現象だからな」
　滝田が言った。
　それでも、青年の気持ちは収まらない。
「指で大丈夫か？　爪で、ひっかいたら、傷つくぞ」
「いや、ちが、そんな……」
　慌てて、ぶんぶんと青年は首を振った。
「無理するなよ。ほら、するなら、潤滑剤、かそうか？」
　さっと、滝田が、姿を消す。だが、一分もしないうちに、手の中に、なにかのボトルを持って、現れた。
「ほら、持ってきた」
　ローションの入ったボトルを持ってきた滝田に、青年は、かっと顔を赤く染める。
「って、いっても……」
　滝田が何かを言いかけた。否、それを言おうとする前に、青年が、口を開いた。
「入れて欲しい……」
「へっ！？」
　滝田が驚いて、半歩下がった。


　熱い。
　急に熱くなって、じわじわと下腹部が、なかでうねりをあげている。
　心拍が上がった。どくどくと脈打っているのが、自分でもわかる。
　だが、それだけではない。
　かゆい。
　じりじりと、後ろが、刺激を求めて、悲鳴をあげはじめている。
　全身から汗がでてきて、からだじゅうがじっとりとしている。
　夜、胸がじれったくなって、自身で慰めてしまったが、それ以上に、後ろが切ない。
　そうだ、あのときも――。
　前で達して、前からでてきたものに触れた指で両胸をいじったとたんに、波がひいていった。
　滝田のいう、特効薬は「男のアレ」であるというのは、もしかしたら、会っているのかもしれない。
　だが、どうする――？
　確かに自分の前にアレはついているが、それを己自身のなかに、入れることはできないし――。
　ふらりと、青年の思考が混濁した。
　そして、目の前にいる滝田を見た。
　つい、唇が動いた。
「入れて欲しい……」