SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

阿沙🌷

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・地下室調教編(Day7~)

三日目 2-2

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「う、うしろ……っ」
 小さな声で、青年が答えた。
「うしろ……というか、なかが……」
 もぞもぞと身体を小さく揺らしながら、青年は答えた。
「何か、覚えていることはあるか?」
「……?」
 覚えていること。
 青年は、自分の記憶をたどった。
「そういえば、先日、午後、あいつが……きて、手袋を……」
「手袋?」
「ああ。普段ならそんなことはしないのに、ビニールのを、はめてから、俺の……を……」
「……ほお?」
 滝田の表情が何かにピンときたかのように、晴れた。
「そのまま、何か塗られたな」
「え。ああ」
 でもそれは、盛られていた薬の解除薬だったはずだ。そう滝田に伝えた青年だったが、滝田が静かに顔を横に振った。
「確かにそうかもしれないが……多分、やっぱりそりゃ、遅行性の薬を再び盛られなおされたんだろうな」
 青年は息をのんだ。まだ、後ろがかゆくて、苦しい。だんだんとそれは強くなってきている。
「俺の知っている限りでは――、おっと、どんな感じだ? 敏感になっている? それとも、ぴりぴりする感じか。それとも、触りたくてしかたがない? かゆみがある?」
「か、かゆみが……」
「ああ、それなら、簡単だ」
 滝田はこともなげにつたえてきた。
「それは、精液でなおる」
 青年は、そのことばに、ぎょっとして、身をすくませた。
「この屋敷特製のお薬にはいくつか種類があるが、盛られた場所に対して、数時間たってから、作用しだすやつがある。で、かゆくてかゆくてたまらねえ、というやつ。だんだん効いて来て、効き目がマックスになると、我を忘れて、どこでもかきむしってしまうやつらしい」
「……な」
「で、これまた、媚薬としては、かなり計算されて作られたもんだ。男のコレ・・で、静まるってシロモノらしいからな」
 青年は、絶句した。
「まあ、そういうわけだ。……どうした?」
 青年は、肩を震わせている。
「苦しいか? っていっても、他に何がきくってきいたことがないな、こればっかりは……」
 じりじりと熱が、強くなり、青年は、つい、滝田がいるまえなのに、自身のそこに手を伸ばしてしまった。だが、そこの入口に指をそえた瞬間、滝田がいることを思い出して、さっと手を引く。
「……す、すまん、今のは」
 自分以外の人間が目のまえにいるのに、いま、自分は、自分を慰めようとしていたのだ。それも、後ろで。急に羞恥が襲ってきて、青年は、大きく震えた。
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