160 / 285
・地下室調教編(Day7~)
二日目 夜 3
しおりを挟む
「……よそう。こんなことを考えるのは」
毎回毎回の脱走の失敗で、こんな目にあっているのだ。
だが、このまま、あの男に、はいそうですと首を縦にふることはできない。自分は自分なのだから。
「……っ!」
ちりっと胸のひりつきが、先ほどより強くなった。
本当に、どうにかしてしまったのかもしれない。
青年は、おそるおそる、指先を自分のひりつくその部分に触れた。
「ひ……ッ!!」
ふっと触れた瞬間、青年は思わず指を離した。
そこは、大きくはれ上がったかのようにたちあがったまま、静まる気配を見せなかった。
「なんだ、これっ……」
ただのうずきではない。これは――思考しなくても、答えはすぐに見えている。
「あいつ……、、くそ!」
ここをなぶっているときの、藤滝の様子が、頭のなかに浮かんだ。
されている最中はそれどころではなかったから気が付かなかったが、あきらかに、普段とは違っていた。あの、ビニール手袋のことだ。
あんなものをわざわざ持ってきたということは、それが必要だったのに違いない。
それにこんなに簡単に束縛を解いたというのにも、やはりあの男のことだ。何かを仕掛けていたのに違いない。彼の行動ひとつひとつにそれなりのものが隠されていたというべきか。
「あいつ……、また、盛りやがった……!!」
まだ小さなうずきだけだが、徐々にそれは大きくなってきている。胸をなでるときにも、あの手袋をしていた。手袋をしてから解除薬の液体をそこにたらして――。
「くそ……解除薬じゃ、なかったのかよ……」
じわじわとそこがかゆくなってくる。かきむしりたい気持ちでいるが、そんなことをしたら自分で自分の首をしめることになる。
「くそ……」
触りたい気持ちを静めようとするが、胸のうずきは余計に強くなってくる。
「なんで、こんな……っ!」
確かに解除薬としての機能もあったのだろう。それを後ろからあの男の節の強い指で、塗り込まれてからしばらくして、あれだけ興奮させられていたものが、すーっと抜けていった。
だが、それ以外にもあの液体には何かが入っていたのに違いない。でなければ、このかゆみを覚える感覚は一体なんだ?
胸の尖りが、ピンと張って、刺激を待つように震えている。たえきれなくなって、そっと先端を指の腹で触った。
毎回毎回の脱走の失敗で、こんな目にあっているのだ。
だが、このまま、あの男に、はいそうですと首を縦にふることはできない。自分は自分なのだから。
「……っ!」
ちりっと胸のひりつきが、先ほどより強くなった。
本当に、どうにかしてしまったのかもしれない。
青年は、おそるおそる、指先を自分のひりつくその部分に触れた。
「ひ……ッ!!」
ふっと触れた瞬間、青年は思わず指を離した。
そこは、大きくはれ上がったかのようにたちあがったまま、静まる気配を見せなかった。
「なんだ、これっ……」
ただのうずきではない。これは――思考しなくても、答えはすぐに見えている。
「あいつ……、、くそ!」
ここをなぶっているときの、藤滝の様子が、頭のなかに浮かんだ。
されている最中はそれどころではなかったから気が付かなかったが、あきらかに、普段とは違っていた。あの、ビニール手袋のことだ。
あんなものをわざわざ持ってきたということは、それが必要だったのに違いない。
それにこんなに簡単に束縛を解いたというのにも、やはりあの男のことだ。何かを仕掛けていたのに違いない。彼の行動ひとつひとつにそれなりのものが隠されていたというべきか。
「あいつ……、また、盛りやがった……!!」
まだ小さなうずきだけだが、徐々にそれは大きくなってきている。胸をなでるときにも、あの手袋をしていた。手袋をしてから解除薬の液体をそこにたらして――。
「くそ……解除薬じゃ、なかったのかよ……」
じわじわとそこがかゆくなってくる。かきむしりたい気持ちでいるが、そんなことをしたら自分で自分の首をしめることになる。
「くそ……」
触りたい気持ちを静めようとするが、胸のうずきは余計に強くなってくる。
「なんで、こんな……っ!」
確かに解除薬としての機能もあったのだろう。それを後ろからあの男の節の強い指で、塗り込まれてからしばらくして、あれだけ興奮させられていたものが、すーっと抜けていった。
だが、それ以外にもあの液体には何かが入っていたのに違いない。でなければ、このかゆみを覚える感覚は一体なんだ?
胸の尖りが、ピンと張って、刺激を待つように震えている。たえきれなくなって、そっと先端を指の腹で触った。
20
お気に入りに追加
670
あなたにおすすめの小説
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる