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・地下室調教編(Day7~)

二日目 2-4

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「くっ……」
 使用人が息を詰まらせた。
 彼は、ぐっと、青年の喉奥まで貫いて、しばらくそのまま。
 彼が腰を引けば、どろりと脱力したものが青年の唇から引きずり出された。
 眉根を寄せて、苦しげにうめく青年の、震える唇から吐き出されたものが滴り落ちていく。使用人の手が青年の顎を掴んだ。上を向かせられて、初めて、彼の表情があらわになった途端、大粒の涙が、頬の上を流れおちていった。
「んっ……」
 使用人は、何を思ったのか、青年の唇に、空いている手の指を押し付けた。つぷりと、指は押し込められて、彼の口のなかを暴く。
「う、ふ……んん……」
 水音を立てながら、口内を指先が蠢く。
 上あごのあたりを擦られて、青年は肩を揺らしてうめいた。ねっとりと、まだ残っている残滓と唾液をかき混ぜるように、中を大きくうごかされて、びくびくと大きく身体を跳ねさせる。
「すげえな」
 使用人はつぶやいた。
「さっきまであんなだったのが、見ろよ、この表情。恍惚としてやがる」
 主が、執着するのも、無理はない。
 そう唇が動いたような気がした。
 ぬるっと指が引いていく。
「おい、次はお前の番だぞ」
 終えた使用人が、まだの彼の肩を叩いた。
「遅くなるかもしれない、先にもどっていていいぞ」
「おい、二人で行動しろと言われてるだろ。……まあ、いいや」
 使用人は、にやりと笑うと、部屋の外で待っていると告げて出て行った。もう、口で咥えさせている間、彼の局部を握りしめて、脅す必要はないと、感じたのだろう。
「じゃあ、やってもらおうか」
 残った一人が、青年の前に立ちはだかる。はだけた前から、微かに高ぶりを見せるそれが、青年の口元に、押し当てられた。
「一回しゃぶらされたら、もう、抵抗する気も起きないのか?」
 揶揄するような声が降って来た。
 はっと、我に返った青年が、身をよじろうとして鎖に阻まれている。
「逃げるなよ」
 使用人は、さっと、青年の後頭部を掴んで引き寄せた。
 青年の耳元に、彼の唇が近づく。そして、小さく彼はつぶやいた。
「静かに。ここは監視されている」
「――っ!」
 びくりと、青年の動きが止まった。
 何を――言っている? 思わず、思考が止まる。
「どこから撮られているのか判らない。だが、確実にこの部屋は藤滝の監視下にある」
「な、なんだって……!」
 青年が声をあげた途端に、彼が動いた。
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