SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

阿沙🌷

文字の大きさ
上 下
140 / 285
・地下室調教編(Day7~)

二日目 2-3

しおりを挟む
「……んぐっ!」
 使用人が喉奥にまで物を進めて来た。えずきそうになって、青年は、思わず頭を後ろにそらせる。勢いよく勃起した男の象徴が、青年の唇を擦り上げるようにして、口の外へと飛び出した。
「う、げほっ……う、ぐ、ううう……」
 自由になった口で、青年は、むせ込んだ。唇からは、ぼたぼたと、唾液と先走りのまじりあった液体が、こぼれおちて、床に垂れていく。
 使用人たちの冷めた視線が、青年を見下ろしていた。
「おら、早くしろ」
 男の指が、青年の髪を掴んで、無理矢理、上を向かせた。青年は、塗れた唇をきっと結んだ。まだ、反抗の色が、彼の瞳から、消えていない。
 使用人は、内心ほくそえんだ。
 なるほど。そうか。
 屋敷を取り仕切っているあの藤滝が、手を困らせているやつがいる――というのは、耳に挟んでいた。実際、その男に対面してみて、彼は納得がいったのだ。
 これは、獣だ。
 手なずけようとすればするほど、彼は、牙をむいて来る。実際、やつに力はない。だから、力づくで屈服しようとすれば、簡単に制圧できてしまうだろう。
 だが。
 彼のような人間は、肉体の上での屈服をよぎなくされても、その心情で折れることは決していない。それは、彼自身の精神が、まだ野をかけ、誰にも捕まえ、とらえることが出来ない、「それ」を持っているからだろう。
 だから、あの藤滝が、まいっている。いや、まいっているというより、これは――。
 思わず笑い出してしまった、使用人を、もう一人が怪訝そうに、じろりと見た。だが、それでも、笑いは収まらない。
「おい、なんだよ……」
 使用人の突然の爆笑に、青年は身を固くした。
 そうだ、まだ気が付かれてはいない。だからこそ、この笑いが、青年にも、隣の使用人にもおかしなものに見えるのだろう。
「おい、お先はお前に譲るよ」
 彼は隣でじろりと己のことを見ていた使用人の肩を叩いた。
「こんなじゃじゃ馬に俺はどうしても興奮できないからな」
 使用人は無言でうなづくと、彼と場所を入れ替えた。
「く、ん……」
 力づくで、口を開けさせると、軽くしごいて角度をつけた男のものを、青年に含ませた。
「ん……くっ」
 奥まで腰を動かしていけば、青年の瞳から、涙がうかびあがっていく。
「舌を使え」
 使用人が、喉奥に向かって突き立てながら、彼に命じた。それに応えるような男でないことは、もう知っている。
 彼は、使用人に喉を犯されていく青年を見ていた。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

疲弊した肉体は残酷な椅子へと座らされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...