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・地下室調教編(Day7~)

二日目 1-1

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「はぁっ、う、うう……っ!」
 洩れる声がひとりぼっちの四角い空間にこだまする。吐息と共にこぼれおちていくその張り詰めた声が、ひっきりなしに部屋じゅうに充満している。しかし、その声にこたえる者は誰もいない。
 彼はひとりでそこに、しばりつけられ、悶え、身体を震わせていた――。





 青年が地下室に連れてこられてから、二日目がスタートした。
 昨日のあのあと、近くで行為が続いているなかで、睡眠をとることなど、できやしなかった。それに、昨日の状態のままの姿勢である。彼らがこの拘束から青年を自由にするつもりはないらしい。
 何度も、後ろから突かれてついに、力つきたように、床に伸びきった使用人に対して、捕獲班のやつらも、ことを終えたらしい。地下室に別の黒服たちが入ってきて、捕獲班から、犯され続けた使用人を受け取ると、彼を抱き上げて部屋の外へと連れていった。
 見ていただけで、激しく興奮していた青年は、帰っていく捕獲班たちの視線にさらされて、どくどくと心拍を早めたが、彼らは主の忠実なしもべ。誰も、青年に手を出すものはいなかった。
 残されたのは、青年だけになる。
 けれど、ほっとすることもできない。気が付けば、日付が変わっていた。
 使用人と捕獲班の男たちが姿を消したすぐ後に、別の使用人が部屋を訪れた。
「なっ、何を!!」
 その使用人の手にしているものを見て、青年は、ぎょっとした。慌てて逃げようとしても、疲れ切った肉体を拘束具が受け止めている。じゃらじゃらと鎖の音を立てるだけで、青年は精一杯だった。
「くそっ……やめろっ!」
 彼に出来ることといえば、こうやって、使用人に向かって叫ぶことくらいだ。しかし、屋敷の主の命令を絶対とする使用人たちに何を言っても彼はその命令を遵守するだけである。
 彼が手にしていたのは、小型のローターで、遠隔操作が出来るようになっているタイプのものだった。それを手にして現れた使用人は、まず彼に近寄ると、その左胸に自身の唇を落とした。
「んっ……」
 ちゅぱと音を立てて、突起に唇が当たる。「うっ」と青年が息を飲めば、次に彼は舌を小さく出して、先を舐め上げた。
「んあ……」
 思わず声が洩れる。興奮のせいで彼のそこは立ち上がっており、使用人の舌の質感をもろに感じてしまう。
「ああ……あ、や……」
 べろりと舌の腹で押しつぶすようにされて、青年はびくりと肩を震わせた。ずくんと身体の熱があがる。
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