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・地下室調教編(Day7~)

一日目 1-3

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 なにをするつもりだろうか。
 地下室に使用人とふたりで残された青年は、じっと彼の行動をうかがっていた。
 両手両足は動かせない。微かに身じろぎをすることはできるのだが、大きく身体をひらかされた状態では、何もできやしなかった。
「おい、何とかいえよ!」
 青年は無言の使用人に向かって叫んだ。それでも彼の表情はかわらなかった。
 桶のなかから、そっととろりとした液体のなかに浸されていた透明な筒のようなものを使用人は取り出した。
 何だ――?
 青年はじっとそれを凝視した。
 柔らかい素材でできているそれは、使用人の手の中でフィットするかのように、ぐにゃりと形を変えた。
「ご主人さまは、慈悲深いお方だ」
 使用人が声を漏らした。
「はあ?」
「まずは男の悦・・・から、とおおせになられた」
 うつむていた使用人が、そっと顔をあげた。その瞳はぎらぎらと輝いていた。
「ご主人さまに感謝するんだな」
 そう言うと、使用人は、手にしていた透明な筒を握りしめて、青年の前にかがんだ。
 そこには青年の花茎があった。
 嫌な予感がする。
 青年は逃れようとして激しく暴れるも、じゃらじゃらと鎖の音がするだけで、何も変わらない。
「やめろ!」
 青年はするどく叫んだ。
「離せ! くそ!」
 威嚇するような口調ではあったが、その声は小さく震えていた。
「やだ……よしてくれ」
 懇願めいた口調にかわったが、使用人の動きはとまらなかった。
 青年のそこの先端に筒先が押し当てられる。冷たさに、うっと青年は身をすくませたが、使用人はゆっくりと筒をさらに押し当てた。
 ぬるり、と先端が筒の中に入り込む。さらに奥まで押し込まれて、幹全体を筒に包まれてしまった。
「あ……」
 じわっと広がっていたのは、快楽だった。
 弱い場所をやさしく湿ったものに包まれて、青年は思わず甘やかな声を発してしまう。
 それを見て使用人が苦笑いした。
 これから、与えられるものを想像して、感じている青年に対して彼は苦笑を漏らしたのだった。
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