SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

阿沙🌷

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・Day6/Chapter3 散らし花

96.

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「は……あ、い、いやだ……」
 青年が男を退けようとしても、逆に手中にとられてしまう。力で対抗しようにも、全身がいうことをきかない。そんな状態で軽く丸め込まれてしまい、青年は男の下に敷かれた。
 屈辱的な状態である。
 そのはずなのに、腰の奥がじんわりと鈍く何かを生んだ。
「さあ、どうしてくれようか? ん?」
 藤滝の声が近い。
 心臓が鳴る。
 男は青年の口元にその節のふとい指先を押し当てた。
 舐めろ、濡らせ。
 無言の命令を下す。
 青年は唇をきゅっと結んで対抗したが、男が、乾いたままの指を後ろに突き立てようとしてきたので、あわてて、それに舌を這わせた。
 無様だ。
 これからこの指先は、彼の後蕾へと侵入し、青年を暴き立てるというのに。
 充分に、湿り気を帯びたと判断した藤滝が青年を俯きに倒した。
 そのまま膝を折らせて、先ほど使用人がしていたポーズを強いる。
 獣のように四つ足で、尻を男に向ける姿勢。まるで交尾をねだるかのような。
「は……」
 急に甘いめまいがおきて、青年は前足・・から崩れ落ちそうになった。がくんと、肘が、床につくと、逆よりたかだかと誘うかのように腰があがってしまう。
 はぎとられた衣類の残骸をたぐりよせて、青年はつかんだ。何かにつかまっていなければ、どこかへ、もう戻ってこれない場所へと難破してしまいそうだった。
 男が指を差し入れて来た。
「ゆるいな」
 容赦なくずぷりと入りこんできた男の指に内面をまさぐられて、青年の口から声が洩れていく。
「はっ、ああ、ひ、も、もう……」
 昨夜のこともあって、彼の後ろは充分にほぐされていた。それを確かめるように、男は青年の蕾のなかに、中指と人差し指を差し込んで、左右におしひらいた。
 青年の中は脈動して、うねりながらも、なされるがままに大きく広がる。
「すごいな」
 男の声が漏れた。
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