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・Day5/Chapter5 水揚げには違いない(2)
78.
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悲鳴が上がった。
さんざん嬲られ続けたその場所は想像以上に、弱り切っていた。彼が自身の手で包んだだけで、まるで棘が刺さったかのような感覚だった。
涙が奥からぼろぼろとこぼれていく。ここではだめかもしれない。
青年は、手を口元まで持ってきて、その指先を舐めしゃぶった。
充分に濡らしたそこを再び自身の一物に宛がう。ゆるく、握り込んではいるが、目からはボロボロと雫がこぼれだす。
その様子に、客たちが嘆息する。
「ちょっとイタズラが過ぎちまったかい」
「何を言っとる。こんなぎこちなくて可愛いんだから、応援してやらなにゃ、拍子でも取ってやるか」
リズムを取るように、手を叩かれて、青年は我にかえった。
自分が彼らの前で、自らのそれを慰めようとしている、浅ましい姿を晒しているということに。
さんざん嬲られ続けたその場所は想像以上に、弱り切っていた。彼が自身の手で包んだだけで、まるで棘が刺さったかのような感覚だった。
涙が奥からぼろぼろとこぼれていく。ここではだめかもしれない。
青年は、手を口元まで持ってきて、その指先を舐めしゃぶった。
充分に濡らしたそこを再び自身の一物に宛がう。ゆるく、握り込んではいるが、目からはボロボロと雫がこぼれだす。
その様子に、客たちが嘆息する。
「ちょっとイタズラが過ぎちまったかい」
「何を言っとる。こんなぎこちなくて可愛いんだから、応援してやらなにゃ、拍子でも取ってやるか」
リズムを取るように、手を叩かれて、青年は我にかえった。
自分が彼らの前で、自らのそれを慰めようとしている、浅ましい姿を晒しているということに。
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