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・Day4/capter1 挑戦
37.
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なんといっても、青年を残酷な気分にさせたのは、その下肢に群がる若花たちを見てしまったからだ。
「まったくお前は。ここまで愚鈍だと心配になるな」
上から降ってくる男の声。青年は屋敷の主をキッと下から睨んだ。
自分が愚かだったということだ。
一瞬でも彼の裡に優しさのようなものを感じてしまった自分が悪い。
この男が何かをするときには必ず裏がある。それは、自身をなぶり倒すための、いたぶり、そこから搾取するための策だと――あれほど、この身に受けてきて、嫌というほど、わからされてきたというのに。
青年は屈辱的な気分と悔しさにその下唇を噛んだ。乾いた唇は荒れいて、それでも弾力のあるそこに前歯が沈んでいく。
「男にここを舐められていたというのにぐっすり寝ていたのはお前だぞ」
愉快だとばかりに男が笑う。その顔の下劣さに、青年は吐き気が込み上げてくる。
どうして、こんな男に捕まってしまったのか。憎しみと恨みしか沸き上がってこない。
男の揶揄するように、彼は身の拘束を受け、哀れにも開かれた性器を少年たちにいたぶられていた。
というのも、その舌技のつたなさから、この屋敷に連れてこられたばかりで、まだ表に出していない若花たちだろうと推測する。
そんな若い全裸の男が三人。なんの命令を受けたのか、青年の花茎を奪い合うように絡み合いながら、彼の性器を舌で舐めしゃぶっていた。
状況に頭が追い付かなくなるほど、青年は初心ではない。
知りたくなかったことをさんざんとその肉体でもって知ってしまった。
どんなにへたくそな愛撫でも、簡単に高ぶり、悦を求めて、肉茎が震え上がるくらいに。けれど、彼らのそれは中途半端だった。このままでは永遠に生殺しだ。
高めるころはできても、達することはできそうにない。
そんな状況下の青年に男はゆがんだ冷たい視線を送っていた。それは、昨夜と同じ人物かと疑いたくなるほどの豹変。
しかし、こちらのほうが、この男の真の姿なのだということを青年は知っている。
男の身体をなぶり、いたぶり、襲って、じわじわと変えていく、あさましい肉の塊へと――。そんな毒牙にかかっているのは、青年なのだ。
「まったくお前は。ここまで愚鈍だと心配になるな」
上から降ってくる男の声。青年は屋敷の主をキッと下から睨んだ。
自分が愚かだったということだ。
一瞬でも彼の裡に優しさのようなものを感じてしまった自分が悪い。
この男が何かをするときには必ず裏がある。それは、自身をなぶり倒すための、いたぶり、そこから搾取するための策だと――あれほど、この身に受けてきて、嫌というほど、わからされてきたというのに。
青年は屈辱的な気分と悔しさにその下唇を噛んだ。乾いた唇は荒れいて、それでも弾力のあるそこに前歯が沈んでいく。
「男にここを舐められていたというのにぐっすり寝ていたのはお前だぞ」
愉快だとばかりに男が笑う。その顔の下劣さに、青年は吐き気が込み上げてくる。
どうして、こんな男に捕まってしまったのか。憎しみと恨みしか沸き上がってこない。
男の揶揄するように、彼は身の拘束を受け、哀れにも開かれた性器を少年たちにいたぶられていた。
というのも、その舌技のつたなさから、この屋敷に連れてこられたばかりで、まだ表に出していない若花たちだろうと推測する。
そんな若い全裸の男が三人。なんの命令を受けたのか、青年の花茎を奪い合うように絡み合いながら、彼の性器を舌で舐めしゃぶっていた。
状況に頭が追い付かなくなるほど、青年は初心ではない。
知りたくなかったことをさんざんとその肉体でもって知ってしまった。
どんなにへたくそな愛撫でも、簡単に高ぶり、悦を求めて、肉茎が震え上がるくらいに。けれど、彼らのそれは中途半端だった。このままでは永遠に生殺しだ。
高めるころはできても、達することはできそうにない。
そんな状況下の青年に男はゆがんだ冷たい視線を送っていた。それは、昨夜と同じ人物かと疑いたくなるほどの豹変。
しかし、こちらのほうが、この男の真の姿なのだということを青年は知っている。
男の身体をなぶり、いたぶり、襲って、じわじわと変えていく、あさましい肉の塊へと――。そんな毒牙にかかっているのは、青年なのだ。
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