SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

阿沙🌷

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・before 回想編 “Day0”

0-13.

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 持ち上げられたまま青年は戻ってこれない。
「くっ、まだ狭いな……」
 男がかすれた声でこぼした。
「うぐっぅ、あ、くぉお……」
 もはやことばにすらならない声で喘いで、青年は男の激しい雄に貫かれた。そのままなされるがままに身体を揺さぶられる。
 右も左もわからなくなる。
 何をしているのか。
 何をされているのか、さえも。
「なんだよ。とんだ好きものだな。だんだんと……くっ、俺のこれに合わせてきている」
 青年の内壁は男の強引な抽送出し入れ運動に合わせて、次第に緩みだし、緩んだかと思えば、きつく締めあげてくる。
「まあ、そのうち、だな」
 激しく奥に自身を叩きつけると男は熱い胤を注ぎ込んだ。青年は何が起きたのかわらからないのか、びくびくと全身をけいれんさせている。ずるりと男が引き抜かれたあと、待っていたとばかりに、周囲の男たちが一斉に青年に群がった。
「おわ、可愛いねえ。意識どっかいっちゃったの?」
「初めてなのに、こんなにいい子いい子されちゃって、いけないコだねぇ」
 使用人が持ってきた気付け薬を吸い込んで、意識を取り戻した青年だったが、またもや法悦を極めた。群がってきた男たちの高ぶりを一心に受けて、もはや拘束さえ必要なくなり、手足を自由にされたが、まともに動ける状態ではない。
「んごぉ、んっ、んあが……」
 口からは唾液を垂れ流し、内容物がなくなるまで絞られた前はもはや立ち上がることすらできない。それでもなお、男たちの饗宴の材料にされ、食らいつくされて、青年は畳の上に伸びた。
「ようこそ」
 そんな様子を楽しんでいた屋敷の主が彼に向かって言い捨てた。
「ここがお前のいる世界だ」



before 回想編 “Day0” (了)









ーーーーー
✿お疲れ様です。長らく番外編にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 次回から、本編軸に戻りたいと思います。といっても、あーだこーだされた後なので、すこしだけ彼に休息を――ってなるのか!? のんびり書いていこうと思います。
✿また牛歩更新ですが、お気に入りしてくださったかた、ありがとうございました。主人公は百回未達成なのに、お気に入り数は達成してしまっていて、(いい意味で)白目剥きそうになりました。こんなアレな感じのアレですが、最後までお付き合いいただけるように、ものすごく歩みは遅くとも一歩一歩着実にエンディングまで彼らを運んでいこうと思います。それでは。
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