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・before 回想編 “Day0”

0-6.

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 青年は無様に懇願した。その様子に主はほくそ笑み、周囲の男たちも下劣な笑みを浮かべた。
「もっ、むりぃ、いきたい、いきたい……っ!」
 目元からぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。足の先が引きつるようにつま先を立てて鳴く。
「もう、許じでぇ……んぉぅ、なんでもするからぁっ」
 そのことばを待っていたとばかりに主は手を叩いた。使用人が何やら小さなシリンダーを片手に持っている。中には強烈な下剤と、遅効性のある成分が入っている。しかし、そんなことなど青年は知らない。
 使用人は淡々とことを進めた。彼の尻たぶを左右に広げると、その奥でじっと息をひそめて待っていた後孔にシリンダーの先端を差し込んだ。
「んぎっ!!」
 青年の肉体に痛みが走る。そこはもちろんヴァージンで、何かを受け止められるようになっていない。
 狭いそこを外から強引にこじ開けて、入ってくるのを阻止しようと力むたびに、それも侵入を強め、余計に痛みを倍増させる。
 しかし、それで終わりではなかった。
「アッ、あんぉお……でてるぅ……」
 ゆっくりと中身の液体が青年の体内に放たれていく。その冷たい感触に青年は身を震わせた。
 そのペニスは痛みと冷たさでも萎える様子はなく、パンパンに膨れ上がって解放を待っている。
 途端、即効性のある下剤が効いてきた。
「ああ……ぐっぅう……んおお」
 出したい。
 催してしまった孔はきゅんきゅんと開閉する。
「どうした?」
 主がほくそ笑みながら青年に尋ねた。
「さきほどから、やけに苦しそうだな……」
 わかっているくせに。この、やろー。そう青年は男を睨もうとしたが、涙潤んだ瞳では何一つ効果はない。
 必死に便意をこらえる。周囲の視線がこちらに向かってきているのがわかる。
 こんなところで漏らしてたまるかとなけなしの理性をかき集める。
 だが。
「あはぁん、んあっわ、あっあっあっ、やだぁ、さ、わんなぁああ!」
 青年はビクリと肩を震わせて身を仰け反らせた。
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