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・Day2/chapter3 男の後ろを知る代償は
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「あっ、ああん、いい、いいよぉ」
使用人にバックから突かれて少年が鳴いた。ぐちゅぐちゅとそこは水音をたてる。使用人は後ろを犯すだけではなく、前に手をやり、少年のペニスを上下にしごいている。前と後ろの両方の快感に、少年はぶるりと身を震わせた。
「あっ、いくいく、いっちゃううう」
腰を揺らしながら、彼は果てた。その隣には、意識を失った青年がもうひとりの使用人に侵されていた。上向けにされた青年は正常位で交わり、使用人の容赦ないピストンに何度も身体が揺れる。
「うっ、イく」
びゅるると中で爆ぜた欲望は何度も青年の体内に注がれていった。それは使用人がペニスを引き抜いただけで、どろりと外へと逃げてしまうくらいに。
「あと一回種付したら、いいよ」
少年の声に使用人は汗ばんだ額をぬぐって、「承知しました」と答えた。彼らにはノーということばはないのだ。
力の抜けて緩みきった肛門にふたたびペニスを宛がう。しかし、挿入に耐えられる硬さがなく、使用人は手淫で硬度を高めてから、また青年のアナルへと向った。
「んおぉ……」
じゅぶじゅぶと中身が波立ち、青年の中に使用人のものが埋まっていく。
「もっと腰、大きく動かして、奥まで犯しちゃいなよ」
「はい、んぅ、あぁ」
「そうそういい子。あんたさ、あいつのお尻いじってあげてよ」
少年のいうとおりにもうひとりの使用人が青年に挿入している使用人の後ろに、回る。途端に色艶めいた声が響きわたる。
「ああん、ぅあっ、だ、めぇ、でる、でるでるでる」
前立腺をコリコリと刺激されて、使用人は追い詰められる。喉を反らせて、彼は青年のうちに薄くなった精液を叩きつけた。
「んあぁ、おおぅ、あ、ああ……」
ずるりと引き抜くと、クプリと中身が垂れる。少年はその様子を見てニッコリとした。
「いっぱいえっちなお汁、注いでもらえてよかったね、おにぃさん。でも、これからだよ」
少年の合図で、使用人が気付け薬を染み込ませたハンカチを青年の口元に当てた。それを吸って、青年が意識を取り戻す。
しかし、彼はそのまぶたを開けた瞬間に、意識のないうちに溜まっていた快楽を受けて、全身で叫び、身もだえた。
「ンがァ~~!! おぅ、おっ、おぁ、んぎぃ、んおおぉぉおおお」
ぷしゃっと、中身が勢いよくこぼれ落ち、乳首がビンビンになってこれ以上は、ないとばかりに立ち上がり、絞られきったペニスからはぷしゃっと透明な液が先端から溢れ出した。
それ以上に溜まった快感は強すぎて、再び意識を手放すまで、青年はイき続けた。
(続)
【残り 90回】
「あっ、ああん、いい、いいよぉ」
使用人にバックから突かれて少年が鳴いた。ぐちゅぐちゅとそこは水音をたてる。使用人は後ろを犯すだけではなく、前に手をやり、少年のペニスを上下にしごいている。前と後ろの両方の快感に、少年はぶるりと身を震わせた。
「あっ、いくいく、いっちゃううう」
腰を揺らしながら、彼は果てた。その隣には、意識を失った青年がもうひとりの使用人に侵されていた。上向けにされた青年は正常位で交わり、使用人の容赦ないピストンに何度も身体が揺れる。
「うっ、イく」
びゅるると中で爆ぜた欲望は何度も青年の体内に注がれていった。それは使用人がペニスを引き抜いただけで、どろりと外へと逃げてしまうくらいに。
「あと一回種付したら、いいよ」
少年の声に使用人は汗ばんだ額をぬぐって、「承知しました」と答えた。彼らにはノーということばはないのだ。
力の抜けて緩みきった肛門にふたたびペニスを宛がう。しかし、挿入に耐えられる硬さがなく、使用人は手淫で硬度を高めてから、また青年のアナルへと向った。
「んおぉ……」
じゅぶじゅぶと中身が波立ち、青年の中に使用人のものが埋まっていく。
「もっと腰、大きく動かして、奥まで犯しちゃいなよ」
「はい、んぅ、あぁ」
「そうそういい子。あんたさ、あいつのお尻いじってあげてよ」
少年のいうとおりにもうひとりの使用人が青年に挿入している使用人の後ろに、回る。途端に色艶めいた声が響きわたる。
「ああん、ぅあっ、だ、めぇ、でる、でるでるでる」
前立腺をコリコリと刺激されて、使用人は追い詰められる。喉を反らせて、彼は青年のうちに薄くなった精液を叩きつけた。
「んあぁ、おおぅ、あ、ああ……」
ずるりと引き抜くと、クプリと中身が垂れる。少年はその様子を見てニッコリとした。
「いっぱいえっちなお汁、注いでもらえてよかったね、おにぃさん。でも、これからだよ」
少年の合図で、使用人が気付け薬を染み込ませたハンカチを青年の口元に当てた。それを吸って、青年が意識を取り戻す。
しかし、彼はそのまぶたを開けた瞬間に、意識のないうちに溜まっていた快楽を受けて、全身で叫び、身もだえた。
「ンがァ~~!! おぅ、おっ、おぁ、んぎぃ、んおおぉぉおおお」
ぷしゃっと、中身が勢いよくこぼれ落ち、乳首がビンビンになってこれ以上は、ないとばかりに立ち上がり、絞られきったペニスからはぷしゃっと透明な液が先端から溢れ出した。
それ以上に溜まった快感は強すぎて、再び意識を手放すまで、青年はイき続けた。
(続)
【残り 90回】
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