28 / 285
・Day2/chapter3 男の後ろを知る代償は
28.
しおりを挟む
青年にはどこをどう動けばいいのかというものは頭になかった。ただ本能のままに腰を打ち付ける。
その根底に楽になりたいというのがあった。早くこの得体のしれない快楽の化け物を満足させて、すべてのことから逃れるのだと。だが、そんな甘いものではないということに、青年は気がついた。
「くぅっ」
奥にズシリと差し込んだ際、青年は到達を感じた。全身に一気に快楽が溢れ出してきて、それに酔う。中身のない彼のペニスは腸内でどくどくと脈打つだけで、何も発することはなかったが、青年は果てた。
苦しくて、息を荒くする。全身を持っていかれるような達成点に、青年は全身を細かく震わせ、獣のように低くうめいた。
「あ、あぁ、もう、いっちゃったのぉ」
少年が悔しそうにもらした。使用人のペニスから唇を離すと、もう一方の使用人に指図した。
「それ、後ろから犯しちゃってよ」
そのことばの意味すら、放ったあとのペニスを少年から抜き取ることすら忘れて、快感にへたり込んでいる青年には理解することができなかった。
「あへあへしてるにぃさんは可愛いけど、まだまだ動いてもらわないとっ!」
「けれど、彼にメスイキを教えるために今日はいらっしゃられたのではないですか?」
少年は使用人の指摘にむっとする。
「それは、もういつでもいいじゃん、もっとハメハメしたいんだけどぉ」
「……承知いたしました」
少年は使用人の返答に満足して、再びペニスをぱくんと口の中に入れた。どろどろと溢れてくる先走りが唇の先から溢れて、とろりと線になって少年の顎へと流れていく。
もう片方の使用人は自らのペニスを取り出すと、そこはもう既に立ち上がっていたが、手で何度かすりあげてから、青年の腰を掴んだ。
「なっ!」
ようやく事態を把握した青年だったが、それを回避することはかなわなかった。四肢に力が入らないのだ。とろりととけきってしまったように。
確認するため、後ろ穴に使用人の指が入り込んでくる。拒もうと腹筋に力を入れようとしたがそんな抵抗などやすやすと突き破られてしまい、逆に青年は侵入してきた異物をより締め付けてしまい、感じた。
それは限界寸前の快楽だった。
「オアぁ、ぐっ、うぉぉ」
前立腺のシコリをほぐすように突かれて、わけのわからない意味を成さない叫びが口元から、こぼれていく。
「あぁん、気持ちよさそぅ」
ぺろぺろと使用人の裏筋を舌で辿っていた少年は、その様子にうっとりとしていた。
「入れます」
使用人はそう宣言すると指を引き抜き、ペニスを青年の後ろ穴にあてがった。
その根底に楽になりたいというのがあった。早くこの得体のしれない快楽の化け物を満足させて、すべてのことから逃れるのだと。だが、そんな甘いものではないということに、青年は気がついた。
「くぅっ」
奥にズシリと差し込んだ際、青年は到達を感じた。全身に一気に快楽が溢れ出してきて、それに酔う。中身のない彼のペニスは腸内でどくどくと脈打つだけで、何も発することはなかったが、青年は果てた。
苦しくて、息を荒くする。全身を持っていかれるような達成点に、青年は全身を細かく震わせ、獣のように低くうめいた。
「あ、あぁ、もう、いっちゃったのぉ」
少年が悔しそうにもらした。使用人のペニスから唇を離すと、もう一方の使用人に指図した。
「それ、後ろから犯しちゃってよ」
そのことばの意味すら、放ったあとのペニスを少年から抜き取ることすら忘れて、快感にへたり込んでいる青年には理解することができなかった。
「あへあへしてるにぃさんは可愛いけど、まだまだ動いてもらわないとっ!」
「けれど、彼にメスイキを教えるために今日はいらっしゃられたのではないですか?」
少年は使用人の指摘にむっとする。
「それは、もういつでもいいじゃん、もっとハメハメしたいんだけどぉ」
「……承知いたしました」
少年は使用人の返答に満足して、再びペニスをぱくんと口の中に入れた。どろどろと溢れてくる先走りが唇の先から溢れて、とろりと線になって少年の顎へと流れていく。
もう片方の使用人は自らのペニスを取り出すと、そこはもう既に立ち上がっていたが、手で何度かすりあげてから、青年の腰を掴んだ。
「なっ!」
ようやく事態を把握した青年だったが、それを回避することはかなわなかった。四肢に力が入らないのだ。とろりととけきってしまったように。
確認するため、後ろ穴に使用人の指が入り込んでくる。拒もうと腹筋に力を入れようとしたがそんな抵抗などやすやすと突き破られてしまい、逆に青年は侵入してきた異物をより締め付けてしまい、感じた。
それは限界寸前の快楽だった。
「オアぁ、ぐっ、うぉぉ」
前立腺のシコリをほぐすように突かれて、わけのわからない意味を成さない叫びが口元から、こぼれていく。
「あぁん、気持ちよさそぅ」
ぺろぺろと使用人の裏筋を舌で辿っていた少年は、その様子にうっとりとしていた。
「入れます」
使用人はそう宣言すると指を引き抜き、ペニスを青年の後ろ穴にあてがった。
23
お気に入りに追加
667
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる