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・Day2/chapter2 再会は毒のごとく(2)
22.
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「な、何を!?」
顔の目の前に少年の下半身が垂れる。さらに少年はうまく腰を浮かせて、ぱかんと大きく足を開いた。健康的な太腿を晒し、そして、その奥にあるものも、青年に晒す。目を瞑らない限り彼の秘部から視線を逸らすことができなくなった。
「じゃーん。さっき、にいさんに舐めてもらって唾液でべとべとの指でーす」
少年が自身の指をわざとらしく青年の眼前で揺らした。
「これから、ぼくのここに入りまーす」
少年はわざと実況をしながら、自身の後孔に向けて指を進めた。青年は瞼を伏せる。
「だめだよ。ちゃんと見て勉強しておかなくちゃ」
「な! ふざけんなよ!」
青年が少年に口答えした瞬間、青年の全身に痛みが走った。いや、全身を傷められたわけではなかった。彼の下半身の舌を這わせている使用人がその唇を離して、もう一度硬さを取り戻そうとしている状態の彼の性器を強く握りつぶそうとしたのだった。
どっと額から脂汗がでてくる。痛みに歯がかちかちとなる。
青年は目を見開いた。少年の淡く色づいたアナルに指が突きたてられていく。
「そうそう、いい子いい子。ちゃんと見ていてね」
途端、激痛が止んだ。再び青年の弱った股間には使用人の愛撫が走る。
くぱくぱと入口が震える少年の若い菊門はまず中指の先をつぷりと抵抗なく受け入れた。薔薇色がかったそこが指をくわえて変形する。ずぶずぶと第一関節を突破して第二間接まで銜え込んだその様子を見ていた。
そう、自分じゃない。
中につきたてられているのは、少年である。
それなのに、彼の穴が指を飲み込む光景を目の当たりにした途端、自分の後ろがうずくような、きゅんきゅんと何かを求めるような感覚を青年は覚え、ブルリと全身を震わせた。必死に足を動かして、何とかその感覚を逃そうとするが、拘束され、使用人たちと少年に肉体を囲まれている状態の彼には何もできない。
「ね、にいさんのアソコも、欲しい?」
そんな青年の状況を察したのか、少年がたずねてきた。
「ふざけんな、よ……んっ」
青年の乳首を指でいじっていた使用人が急に右胸に食らいついた。ねっとりと絡みつくように舌でそこを舐められて青年は思わず甘い声で呻いた。
「ほーら、一本じゃ物足りないから二本目、いくよー、んあぁ」
少年は自らの行為を実況しながら、人差し指を中指に添えるように内側に押し込んだ。そこはぷくりと弾力を持ってそれを飲み込んでいく。途端に広がる少年のアナルの縁。
「ああ……いい……。で、でも、もうちょっと濡れるものが、欲しいかも」
つっこんでばかりの指を少年は抜き取った。彼の視線が向いているのは青年、ただひとりだ。
顔の目の前に少年の下半身が垂れる。さらに少年はうまく腰を浮かせて、ぱかんと大きく足を開いた。健康的な太腿を晒し、そして、その奥にあるものも、青年に晒す。目を瞑らない限り彼の秘部から視線を逸らすことができなくなった。
「じゃーん。さっき、にいさんに舐めてもらって唾液でべとべとの指でーす」
少年が自身の指をわざとらしく青年の眼前で揺らした。
「これから、ぼくのここに入りまーす」
少年はわざと実況をしながら、自身の後孔に向けて指を進めた。青年は瞼を伏せる。
「だめだよ。ちゃんと見て勉強しておかなくちゃ」
「な! ふざけんなよ!」
青年が少年に口答えした瞬間、青年の全身に痛みが走った。いや、全身を傷められたわけではなかった。彼の下半身の舌を這わせている使用人がその唇を離して、もう一度硬さを取り戻そうとしている状態の彼の性器を強く握りつぶそうとしたのだった。
どっと額から脂汗がでてくる。痛みに歯がかちかちとなる。
青年は目を見開いた。少年の淡く色づいたアナルに指が突きたてられていく。
「そうそう、いい子いい子。ちゃんと見ていてね」
途端、激痛が止んだ。再び青年の弱った股間には使用人の愛撫が走る。
くぱくぱと入口が震える少年の若い菊門はまず中指の先をつぷりと抵抗なく受け入れた。薔薇色がかったそこが指をくわえて変形する。ずぶずぶと第一関節を突破して第二間接まで銜え込んだその様子を見ていた。
そう、自分じゃない。
中につきたてられているのは、少年である。
それなのに、彼の穴が指を飲み込む光景を目の当たりにした途端、自分の後ろがうずくような、きゅんきゅんと何かを求めるような感覚を青年は覚え、ブルリと全身を震わせた。必死に足を動かして、何とかその感覚を逃そうとするが、拘束され、使用人たちと少年に肉体を囲まれている状態の彼には何もできない。
「ね、にいさんのアソコも、欲しい?」
そんな青年の状況を察したのか、少年がたずねてきた。
「ふざけんな、よ……んっ」
青年の乳首を指でいじっていた使用人が急に右胸に食らいついた。ねっとりと絡みつくように舌でそこを舐められて青年は思わず甘い声で呻いた。
「ほーら、一本じゃ物足りないから二本目、いくよー、んあぁ」
少年は自らの行為を実況しながら、人差し指を中指に添えるように内側に押し込んだ。そこはぷくりと弾力を持ってそれを飲み込んでいく。途端に広がる少年のアナルの縁。
「ああ……いい……。で、でも、もうちょっと濡れるものが、欲しいかも」
つっこんでばかりの指を少年は抜き取った。彼の視線が向いているのは青年、ただひとりだ。
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