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・Day2/chapter1 再会は毒のごとく

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「はっ、くそ、ふざけやがって……!!」
 少年の舌は的確に青年の弱い部分を攻めた。裏筋をねっとりと舐められただけでぞくぞくと快感が体中に広がっていく。
「そんなこと、いって……ほんとうは気持ちいいんでしょ」
 少年は、一度唇を青年のそこから離した。
「あれ、にいさんのここ、物欲しそうに、くぱくぱしてるよ」
 少年に後孔の止められない開閉を指摘されて、青年はカッと頬を赤く染めた。
「意外とにいさんだって、楽しんでるんじゃない?」
「ちが……」
「でも、残念。今日は入れられる側じゃないんだよね」
「は? ……んっ」
 再びあの温もりが戻ってきた。少年が存在感を主張する青年のそこを口にしたのだ。中に入れたまま、顎を大きく前後に振るようにして動かされると、青年の体内でくすぶっていた熱が放出をもとめてうずうずと強い刺激を求め始める。
「お、おい、何して……」
 青年はとまどった。
 ただでさえ、一時はほんとうの兄弟のように思っていた少年にこんなこと・・・・・をされているのだ。それけでも錯綜的な不快感がこみあげてくるというのに、悦を求めて熱を帯びていく自分の身体の浅ましさを嫌というほど披露してしまう自分に。
 そして少年は青年の目の前で彼の茎を咥えながら、自分の下半身に腕を伸ばした。あえて見せつけるような仕草で、着衣を脱ぎ素肌を披露する。白い二つの丘が視線に入り、青年は慌てて視線を逸らそうとしたが、察知した使用人に力任せに頭を掴まれ、首を動かすことが出来ない。青年は目を瞑った。
「見て」
 少年が青年に声をかけた。唇から青年のペニスがこぼれ落ち、天を向いた。
「それとも、気持ちよくて、お目目つむっちゃった?」
「だ、誰が、そんなっ」
 青年は再び眼を開ける。そこにうつる淫靡な少年の姿に、心臓が跳ねあがりそうになった。少年と視線が絡まる。逃がさない、逃げられないとその視線は云っていた。
「見て。これから、ぼくのここで、にいさんを気持ちよくしてあげるからね」
「おい、ざけんな!!」
「お✕んぽ、こんなに期待でドキドキしてるのに? 素直じゃないお口はあんまり好きじゃないなぁ……んっ」
 ぐぷり、と少年は自ら秘孔に指を入れた。
「あー、やっぱ濡れないと痛いなぁ。ね、にいさん、覚えてる? 前に乾いたままの状態でディルド突っ込まれたことがあったよねぇ……あれ? おにいさん、無理矢理ねじ込まれて痛かったの思い出しちゃった? ここが濡れてきてるよ」
「違うって言ってるだろ!」
「でもぼくは痛いの嫌だなぁ。にいさん、しゃぶってよ……」
 青年は硬く口を閉じた。しかし、少年は上体を起こして彼の唇に手を伸ばす。人差し指で彼の唇をそっとなぞった。表皮をなぞられて、ぞわぞわと青年の背筋が騒ぐ。
「やれって言ってるだろ」
 ひときわ低く少年が言った。途端に衝撃が走った。
「うっ、く、あっ」
 少年がもう片方の手で力いっぱいに青年のペニスを握りつぶそうとした。強烈な痛みに脂汗がどっと吹き出してくる。
 思わず小さく叫んだ青年の開いた口に強引に少年は華奢な指をねじ込んだ。
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