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・Day2/chapter1 再会は毒のごとく
18.
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「は? おい………」
ひとりではない。何故こんなにも安心してしまっていたのだろうか。出入り口に控えていたのであろう使用人がふたり、ゆっくりと室内に入ってくる。
彼らは屋敷の主の忠実な駒だ。油断ならない存在の登場に、青年はぞっと身を震わせた。
まだ、昨日のいたぶりのせいで、身体が重い。伸びてきた男たちの手から逃れようとしたが、反応が少し遅れた。
「くそが! 離せ!」
青年は使用人の一人に手首を掴まれて、反撃した。どっと彼の身体に力まかせに体当たりする。ひるんだ隙に掴まれていた手首を振り払って逃げる。
とはいえ、ここは狭く薄暗い納屋である。すぐに二人いる使用人たちに部屋の隅まで追い詰められる。
「ちきょう!! お前ら一体なんなんだよ!」
青年は獲物を捉えようとする彼らを、そしてその向こう側で不敵な笑みに染まる少年に向けて叫んだ。
「ぼくじゃ、にいさんに反撃されたらひとたまりもないからね、ちょっと大人しくしてよ」
「ざけんな!」
「ふざけてないよ……ぼくは真面目だよ。真面目に、にいさんのことを考えているって、わからないの?」
「だけど、そんなのは……」
少年へのことばは途中で切れた。使用人に身体を抑え込まれようとされ、青年は抵抗する。しかし、ふたりがかりで両手を掴まれたかと思うと、壁に叩きつけられた。
「たっくよぉ、よく暴れるよな……」
面倒くさそうに呟く彼らが、青年の手足を乱雑に縛っていった。
✿
「うん、いい感じなんじゃない?」
少年が布団の上に転がっている青年を眺めて満足そうに微笑んだ。
両足を膝で折り、太腿と脛を結ぶように硬く縛り付けられ、腕は両手首をひとくくりに締め上げられてしまった青年は、彼が寝ていた布団の上に上向きで転がされた。
頑丈な拘束はびくともしない。それでも、めげずに抵抗をやめない青年に少年は手をだした。
「んむ!?」
少年は青年の弱弱しいペニスに手をかけた。そっと撫で上げるようにそこを擦りだす。
「ちょっと、おい、やめろって?」
「どうして……あ、硬くなってきた」
「ふざけんな……アッ」
少年は顔を青年の下半身に寄せると、ぱくんと彼の男根を口に入れた。じわっと下半身に温かい感触が広がる。青年は逃れようと身を捩ろうとしたが、使用人たちの手が伸びてきて、布団の上に押さえつけられた。
「ん、ふふ、にいちゃんのここ、ぴくぴくしてふ」
「く、わえながら、しゃべるなっ」
兆しを見せ始めた青年のそこはだんだんと上を向いていく。唾液を溜めた少年の熱く狭い口内で青年の主張は大きくなっていった。
ひとりではない。何故こんなにも安心してしまっていたのだろうか。出入り口に控えていたのであろう使用人がふたり、ゆっくりと室内に入ってくる。
彼らは屋敷の主の忠実な駒だ。油断ならない存在の登場に、青年はぞっと身を震わせた。
まだ、昨日のいたぶりのせいで、身体が重い。伸びてきた男たちの手から逃れようとしたが、反応が少し遅れた。
「くそが! 離せ!」
青年は使用人の一人に手首を掴まれて、反撃した。どっと彼の身体に力まかせに体当たりする。ひるんだ隙に掴まれていた手首を振り払って逃げる。
とはいえ、ここは狭く薄暗い納屋である。すぐに二人いる使用人たちに部屋の隅まで追い詰められる。
「ちきょう!! お前ら一体なんなんだよ!」
青年は獲物を捉えようとする彼らを、そしてその向こう側で不敵な笑みに染まる少年に向けて叫んだ。
「ぼくじゃ、にいさんに反撃されたらひとたまりもないからね、ちょっと大人しくしてよ」
「ざけんな!」
「ふざけてないよ……ぼくは真面目だよ。真面目に、にいさんのことを考えているって、わからないの?」
「だけど、そんなのは……」
少年へのことばは途中で切れた。使用人に身体を抑え込まれようとされ、青年は抵抗する。しかし、ふたりがかりで両手を掴まれたかと思うと、壁に叩きつけられた。
「たっくよぉ、よく暴れるよな……」
面倒くさそうに呟く彼らが、青年の手足を乱雑に縛っていった。
✿
「うん、いい感じなんじゃない?」
少年が布団の上に転がっている青年を眺めて満足そうに微笑んだ。
両足を膝で折り、太腿と脛を結ぶように硬く縛り付けられ、腕は両手首をひとくくりに締め上げられてしまった青年は、彼が寝ていた布団の上に上向きで転がされた。
頑丈な拘束はびくともしない。それでも、めげずに抵抗をやめない青年に少年は手をだした。
「んむ!?」
少年は青年の弱弱しいペニスに手をかけた。そっと撫で上げるようにそこを擦りだす。
「ちょっと、おい、やめろって?」
「どうして……あ、硬くなってきた」
「ふざけんな……アッ」
少年は顔を青年の下半身に寄せると、ぱくんと彼の男根を口に入れた。じわっと下半身に温かい感触が広がる。青年は逃れようと身を捩ろうとしたが、使用人たちの手が伸びてきて、布団の上に押さえつけられた。
「ん、ふふ、にいちゃんのここ、ぴくぴくしてふ」
「く、わえながら、しゃべるなっ」
兆しを見せ始めた青年のそこはだんだんと上を向いていく。唾液を溜めた少年の熱く狭い口内で青年の主張は大きくなっていった。
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