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・Day1/chapter2 そして触ってもらえない

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「んぁあんっ、やっ、な、なんでぇっ」
 再び、男の手は、青年の乳首に向かった。そのまましごきを再開する男に青年はたじろいだ。
「いやぁ、ナカ、いれてぇ、前、前やってぇ、さわってよぉぉ」
 何度も顔を振りながら、男に懇願する。
「前、まえでいぎたいのぉ、むり、ちくびいやぁ」
「何言ってるんだ、あれほど、嫌と言ってただろう」
「むりぃ、はやく、はやくしてぇ」
 ぎちぎちと縄が鳴る。自分で性器をいじりたくても、後ろ手で拘束されていて青年には為す術もがない。男に懇願するしかないのだ。
 しかし。
 男の腕はいっこうに下に降りるつもりはないらしい。青年の胸の飾りを必要にいたぶるだけだ。
「あああっ、むり、むりだよぉ、ちんこ、さわっでぇ、おれのぢんこ、さわっでよぉ」
 青年は自身の股間を揺らしながら男に懇願する。
「メス豚がよく鳴くな」
 それでも男は乳首をカリカリと弾くだけだ。
「ちんごいぎだいぃ……むりぃ、さわっでぇ」
「悪いのは誰だ?」
「おれ、おれでずっ、ご主人さまのいうこと、きかなっ、あぅ、あっ、んぁ、おれが……」
「そうだな、それじゃ、乳首だけでいくしかないな」
 青年は絶望で目を見開いた。しかし、彼の言うことは絶対だ。
「むりぃ、ぁっ、おねが、ゆるしてぇ」
「だめだ」
「いや、むり、ちんごしぬぅ」
 ぶるぶると震える青年に男が声をかける。
「じゃあ、想像してみろ。お前のこの真っ赤に充血したケツ孔に、俺のこれが当たっているところを」
 男の声に青年の色が変わった。言われるがまま、男のどきつい性器が後孔の入口にピッタリとくっつく熱を想像したのだ。今にも入り込んできそうな凶暴な雄。挿入の一瞬を永遠に引き伸ばすようなあの感覚。ぐすぐすに溶けた青年のアナルがパクパクと、開閉し、肉を求める。
「よし、いいぞ、入れてやる」
「はぁあっうん、きた、きたよぉっ! あっ、ああっ」
 男がただことばを発しただけで、激しく開閉した後孔が収縮し、睾丸がピクリと持ち上がった。男はすかさず、今まで以上に強く、青年の乳首を、弾いた。
「ヒァッーーッ!!」
 甲高くひとこえ鳴いて青年の前が爆ぜた。本日、三回目の射精だった。白濁の量は先程より減ってはいるが勢いよくそれは飛び出し宙を舞った。
「上出来だ」
 乳首でイッた青年を見下ろして男が満足げに微笑む。しかし、青年は男を流し目で見ていた。それも、誇らしげに自分の痴態を見せびらかすように。
「う、お前」
 男はごくりと生唾を飲んだ。圧倒的な色香があたりに漂う。
 男は青年は頭を摑んだ。
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