【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

第5話 550年後、今へ(前半)②

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………………………………………
      
        (続きから)



ちゃーんとお嬢さんたちにも
お土産があるからの~

それと、先ほどの
タイムスリップの件…しかと
上空から聞いたぞい! 
神様はどこからでも
聞こえてくるからの(笑)

どれ…お主たちの願いを叶えて
やろう、 なので三日後に
お嬢さんたちの時代に行くから
その時までに準備しとくれ

もちろんお友達も一人誘っても
いいぞ!

じゃあまた三日後、
楽しみにしてるんじゃぞーい



    by日本限定の神様より


………………………………………


…と言う内容が書かれてあった


「………えまつ…」

えまつ「うん…お姉ちゃん…」


や…や…やったぁ!!
本当にOKしてもらえた
これで漫画が買えたり
現代に行ってやりたい事もできる!

嬉しさのあまり私とえまつは
ハイタッチした

「そうだ、えまつ!
お友達一人呼んでいいっていう
ことならおあけちゃんも誘おうよ」

私とえまつとおあけちゃん
だったら楽しいお出掛けに
なるよ!

えまつ「賛成~おあけさんきっと喜ぶよ!」

「うんっ!私が明日おあけちゃんを誘ってみるね」


初めてお友達との
お出掛け…きっと楽しい
1日になるだろうな…



楽しみで三日後が
待ちきれないよ~!



なんて呑気に思っていたけど
三日後…

まさか…私が思っていた想像とは
全く違うことになってしまうとは
この時は気付かなかった…
 


……………


…………………



………………………

そして…
タイムスリップ当日

おじいさんは私たちを見るやいなや


神様「ちょっと……お嬢さん?!」

「………」

おじいちゃんは肩を震わせて
お怒りのご様子…

えっ?なんでそんなに
怒ってるか?



それは……


神様「わし、確かにお友達も
呼んでいいと言ったが…」

「……すみません…」

はい…ちゃんと1人まで
誘っていいと手紙に
書いてありました


神様「こんなに誘っていいと言っとらんぞい!!」

「本当に申し訳ございませんでしたー!!」

私は必死に土下座をした

おあけちゃんだけを誘うつもりが…


他にも勘太郎様、空羅君、御代鯉さん、
ぽっぽちゃんと……

三人で行くつもりが
6人+一羽となりました


空羅「あっ?!じいさん さっきから聞いてりゃ、
まつか姉貴を責めてばかりじゃねーか」

神様「言葉、悪っ!!もうちっと
お年寄りに対しての優しい
言葉使いないのか!」

空羅「ちっ!うるせーな
あのな、じいさん 俺達が勝手に
まつか姉貴に頼んだだけだ
だからまつか姉貴は悪かねーよ」

神様「そっ…そーなのか お嬢さん?」

空羅「そうだよな鳩!」

ぽっぽちゃん「ま゛まー!!
(そうよ神様!まつかを責めすぎですよ!!)」

空羅君、ぽっぽちゃん…
弁解してくれてありがとう



神様「そうか…理由を聴かず責めてすまない
お嬢さん」

おじいさんは頭を下げて謝った

神様が頭、下げるなんて…
レアだ…!!

カメラも持ってればとってたのに

おじいさんは顔を上げて


神様「じゃが…お嬢さん、
どうして多人数で行くことに
なった経緯を教えて
くれんか?」

「はい…実は…」

おあけちゃんにだけ
タイムスリップのことを話して………
  

確か……


私は二日前のことを
思い返した



…………………



………………………



…………………………


(手紙を読んで翌日のこと)





おあけ「えっ!!550年後へ行こう?!
いいの?私も行って?」

「うん!おあけちゃんと私と
えまつの三人で行こうよ
案内は私に任せて色んな場所を紹介するから」

おあけ「じゃあお願いしまーす
楽しみだなあ…550年後って
どんな風になってるんだろう

……ねえ、まつか少しだけ
教えてくれない?550年後の世界のこと」

「ふふふ…行ってからのお楽しみだよおあけちゃん」

おあけ「え~~!!そんなぁ」

「楽しみはとっておく方が何倍も楽しめるよ」

おあけ「そっか…わかった!行くまでのお楽しみだね」


そんな、二人が会話が盛り上がっている
天上で聞いてた人物がいた…









その人物は…
 
御代鯉「へぇ~やっぱり、まつかも未来人だったんだ」


御代鯉だった

御代鯉はいろんな城の天井を
探検するのが趣味であり

探検途中、偶然二人の話が
聞こえてきた為、立ち聞きをしていた

御代鯉「未来かぁー最近行ったの
五ヶ月前ぐらいだしな」

また俺も…神様に頼んでみようかな?

二人の話を聞き終わった後、
御代鯉は天井の探検し続け、

探検後、バレないように
城から出ようとした所

刀の稽古をしている勘太郎につかまった


勘太郎「あっ御代鯉!お主、城の中に入るときは
正門から入れといってるだろ」


げっ!勘太郎…めんどくさっ
 今度はバレないと思ったのに

御代鯉「いいだろ、別に俺の趣味なんだし」

別に危害はまったくないし

勘太郎「良・く・な・い・ぞ 城の規則をは守れ!
……そうだ、なあ御代鯉」

御代鯉「なっなんだよ…」



ここで普段は怒って刀を
振り回すのに…
今回は刀を振り回さないのか?
な~んか嫌な予感がする

勘太郎「天井を歩いてきたんだよな
勿論、まつか殿の部屋の辺りも通ったよな」

勘太郎はにっこりと
御代鯉に笑いかけた


勘太郎…笑ってる顔が怖いな

御代鯉「当たり前だろ城の隅々まで
歩くんだからそれがどうしたんだよ」


勘太郎「何かいい話があったら教えてくれぬか?
話してくれたら今回は許してもいいぞ」

御代鯉「本当かっ?!それだったらさっき
おあけとまつかが未来……
ウォッホン!ゲフッ!」


おいおいおい!
俺はなに人のプライバシーを
暴露しようとしてるんだよ!!

さすがに未来にタイムスリップ
しちゃうぜとか言っちゃマズいだろ!

勘太郎「ん?御代鯉…まさか
言えないのかお主…これで
10回ぐらい規則を破ってるだろう」

10回やぶったら……」

……うっ…しまった!!
これ以上破ると甘味処で
奢ることになっるんだった!

ヤバい…それだけは
勘弁してくれ
前におごった時なんて…

前回のことを思い出して
一気に冷や汗がでた

もう二度、自分の貯金が
底をつくのはごめんだ!!

けど…あの話も喋ったらいけない
内容かもしれないし…

どうしようか悩んだあげく俺は……




…おあけ、まつか…すまねぇ!!




また、貯金が底つくのが恐ろしすぎて

俺は勘太郎にタイムスリップの
ことを話すことにした

御代鯉「話すんでまた俺の全財産の破産はよせ!」


勘太郎「ふっ!さすが忍者色んな情報を聞きだせるな」

こうして御代鯉が話した
お陰でタイムスリップの件は
即、勘太郎にもバレて

勘太郎はすぐ様まつかに…




勘太郎「まつか殿、俺たちも一緒にお供してよいか?」


「えっ、あっ…はい
よろしくお願いします…」

あれ?何で知っているの
おあけちゃんしか話して
いないはずなのに…


おや…?

勘太郎様の隣で御代鯉さんが
申し訳無さそうな顔をしている…

もしかして…どこかで
御代鯉さんが話を聞いて
謝って勘太郎様に話したのかな…?

落ち込んでる御代鯉さんに対して私は

御代鯉さん気にしないで下さい
私は大丈夫ですよっという意味で
御代鯉さんに向けて手で丸をつくった




……………………………



……………………



………………







神様「……ということがあり
今の状況になってしまったんじゃな」

話を聞いたおじいちゃんは
ため息をひとつ漏らした

「はい…」

神様「一方、えまつちゃんの方も
見事に空羅の言葉に
ひっかかりあやまって口を
すべらしたと…

二人とも災難じゃたな」

あたたかい目で見て
ポンッと私の肩に手をのした


うぅ…おじいさん…本当にすみませんでした




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