【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

番外編 えまつリサーチ③

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私は屁伊部さんの所に
駆け寄り

「お久しぶりです
屁伊部さん!えまつです
覚えていますか?」

覚えているかどうか
挨拶をした


屁伊部「久しぶりですな 儂は記憶力が良いから
忘れておらんよ」

ほっ‥よかった 忘れていなくて
前に屁伊部さんを見たのは
ここにタイムスリップした
以来だから…

普通なら忘れているのに
屁伊部さんは覚えているなんて
とてもいい人だな

…それなのに ぽっほちゃんは…

ぽっぽちゃん『まっままーまっままーまま!
(屁伊部とかいうロリコンには
近付くんじゃないわよ)』

…っていってたからな
屁伊部さんのこと苦手なのかな?

…そうだっ!
今度、ぽっぽちゃんと
屁伊部さんが仲良くなれるように
作戦でも練っとこう!

そのためにも…


「あのっ屁伊部さんって お休みの日って
何やってるんですか?」

私が屁伊部さんと仲良くなろう!!



屁伊部「お嬢ちゃんそんなに
儂の休日についてしりたい?」

「はいっ知りたいです!」

屁伊部「ならその答えは儂の部屋にあるから
一緒に儂の部屋に行こうか?

勿論わしの部屋には
和菓子がいっぱいあるぞ」
《グフフ‥和菓子は子供の大好物だからな
これでお嬢ちゃんも着いてくるはず》

「えっ和菓子ですか?!
あっ…でも屁伊部さんの
お部屋に私が行ってもいいんですか?」

屁伊部「いいよ!いいよ
お嬢ちゃんなら大歓迎~
さあ、おじさんと手を繋いで
お部屋に行きましょうね~」

「はーい!和菓子っ♪和菓子♪」

この後…流れでは
屁伊部がえまつに手を差し出し
その手をえまつが握るはずだった
が…


ガシ!!


握ったのは屁伊部の手では
なく腕だった

そして…


ギリギリギリィ…

握られた腕は異様になく
締め付けられていく

屁伊部《あれっ?お嬢ちゃんって
こんなにちからが強かったか?》

疑問に思い握られている腕を
みると





そこには



空羅「おい…おっさん‥
えまつをどこに連れて行く
つもりなんだよ…」

ニコニコ笑っている
えまつではなく 

屁伊部に睨みをきかしている
空羅がいた


屁伊部「おっお前は あの時の暴力少年!!
わっ儂に何のようだ!」

空羅「なんのようだって…そりゃあ…」


空羅は大きく息を吸って…
次の瞬間、目の見えぬ速さで


ヒュン…


ボコッ!!




空羅「おまえがえまつをやらしい目で
何かしでかすから 防ぎに来たんだよ
このロリコン!!」

躊躇なく屁伊部をなぐった


それを横で見ていた
えまつは…



「…っ?!」

何がおこったのか
状況が掴めず
口をあんぐりあけていた

そして空羅が屁伊部を
殴り倒した後
えまつの方へと駆け寄り‥


空羅「えまつ!大丈夫か
あのオッサンに変なこと
されなかったか?!」

アワアワしながら心配していた


「だ…大丈夫ですよ空羅さん‥
屁伊部さんはいい人ですよ」

空羅「何言ってんだ!!えまつ
…あのオッサンのどこがいい人だよ…」

「だって屁伊部さん
部屋で和菓子でも食べながら
一緒にお話しよって‥」

それに大丈夫かな屁伊部さん
空羅さんに殴られて気絶してる…


空羅「ばっ…ばか!それは
完璧に危ない状況じゃねーか
よかった‥間に合って…」

「そ‥そうなんですか?
よく分からないけど
ありがとうございます
空羅さん来てくれて」にこっ!

空羅「い‥いや別に‥///
まあ‥とにかく部屋で
鳩が待っているから戻るぞ」

「あの‥でも…空羅さん?屁伊部さんは??」


ずっと‥気絶したままなのかな?
そうだったら起こした方が‥


空羅「別に大丈夫だろ
力加減はしたから数分位で目が覚めるだろ
あっ‥あと!えまつはみんなの
休日を調べてるんだろ」

部屋に着いたら俺の休日の
過ごし方を教えるから
お前の過ごし方を俺に
教えろよなっ////」

「はい喜んで!!空羅さんの休日って
どんな風なんだろうな*」




………………


………………………


……………………………

 

こうして気絶した屁伊部を置いてゆき

えまつは部屋で空羅と
ぽっぽちゃんの三人で
楽しく休日について
語り合いましたとさ!



         お わ り






屁伊部「ちょっと?!作者
   久しぶりの登場なのに
   扱いひどいでしょ!!」







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