【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

第2話 ついた場所は⑤

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あ!!
お姉ちゃん!!

良かった!無事で
でも何でこのおじさんたちと
いるんだろ?


がばっ!

まつか「えまつ!ごめんね!お姉ちゃん凄く心配で…」

いたた…お姉ちゃん
抱きしめる力痛いよ。


あの高さから落下したのに
無事だなんて
さすが《鉄の女》だね

まつか「本当に無事で良かった!あれ?えまつ…
その男の子は…?」

あ…空羅さんが戻ってきた。

「さっきお友だちになったんだ空羅さんっていうの」

まつか「そっかぁ~良かったね
えまつ、それとよろしくね。
空羅君!私はえまつの姉です」


空羅「あぁ…よろしく」
《えまつの姉貴か…似てるな》


まつか「あ、そうそう!えまつ
この場所の人たちに 聞いたけど実は…ここは…」


簡単に略すと…

1 私達は現在から過去へと
 タイムスリップしたこと

2 ここは550年前の私達がすんでた
 場所である 

3 なので外国語とか西洋文化は
 ないのであまり言わないように
 しよう
 


まつか「……と言うわけで……どうしよう…」
お姉ちゃんは私に小声で話した   


空羅「……?」
《あの二人何話してるんだろ?》

 

   
…………………………………………

…………………………………

私の話を聞いたえまつは…

えまつ「私達、過去に飛ばされたんだ*あはは~
なんかすごいね!」


「………」
えまつ…笑い事じゃないのに
笑ってるよ…


えまつ「それとお姉ちゃん?あの
おじさん達は誰?」



「あのお方たちはこの村の
お偉いさんの家臣の…えーっと…
重助さんと屁伊部さ…Σえ?!」



なっなんで?!



屁伊部さんがボロボロになってる!!」


空羅「あ、さっき俺と鳩が
ボコしたぞ、いやらしそうに
えまつをさわってたんだ」

「あ、ありがとう…じゃなくて!!
まずいよ!!空羅君それは…打ち首されるよ!」


重助「貴っ様~!!よくもワシの部下を~」


重助さんが刀を持ちだした!!


「ひぃ!ごめんなさい!!
私が今すぐお城にお運び
致しますので許してください!」


なんで次から次へと
こんな災難がふってくるの


私はそう思いながら重助さんと一緒に
倒れた屁伊部さんを運んだ。













 

お城にて…



勘太郎「え~と…もう一人もこの城に
住まわせてほしいと…」

「はい……」

屁伊部「勘太郎様!いけません
そんな暴力少年をこの城の付近に!!」



ボコされた屁伊部さん…
カンカンだ…流石に難しいかな…
けど勘太郎はあっさりと




勘太郎「いいぞ」

承諾してくれた。


?!いいの…?本当に?




屁伊部「勘太郎様!!」
屁伊部さんは青ざめてる。

えまつ/空羅「「……」」

見ると、えまつと空羅君は
驚いた顔をしている


いやぁ…本当に驚きだよ
こんなにあっさり承諾
してくれるんだもの…

このお侍さんは心が広すぎる


勘太郎「今、お城のお世話の人が一人
いないだろその代わりを
この娘に任せればいいだろ」


屁伊部「うぐ…しかしですね…」

反論する屁伊部さん…


勘太郎「屁伊部…この娘には親がいない
つまり,お城から売り代金
を払わなくていいんだぞ…」


おぉっとお侍さんは賭に出た!

たしか屁伊部さんは筋金入りのドケチって
お侍さん言ってたっけ…

勘太郎「なーんにも掛からないのに
手放すなんて勿体ないなあ~」

お侍さんの
トドメの一言に

ついに屁伊部さんは…

屁伊部「仕方ありません勘太郎様の
命令ならば…」

お金というものに負けた
なるほど….これが大人なんだね…


ようやく
黙っていた重助さんは
口を開いた…

重助「勘太郎様、質問してよろしいでしょうか?」

勘太郎「なんだ?重助…」


重助「普段、勘太郎様なら住む場所がない人達に対しては住処を見つますのに、

なぜこの娘達には
この城に住まわせるのでしょうか?」

勘太郎「そっ、それは…」


ちらっ


…??

お侍さん…私達の方
見てるけど、どうしたんだろ?

目をあわせると
お侍さんは慌てて顔を背けた。


勘太郎「きっ気まぐれだ!」

重助「はあ…気まぐれですか、まあいいですが」
(どんな気まぐれですか…)


勘太郎「それに屁伊部いつまで
根に持つな…確かにお前は悪くはないが…」

屁伊部「勘太郎様!こんなガキに
ブン殴られたですよ!!」

ビシッ!と空羅君を指差し。

空羅「変人と勘違いされたら
仕方ないだろほら、彼も
ちゃんと謝っていることだし」



屁伊部さんが空羅君の方を見ると
空羅君は…


空羅「どうも、す・い・ま・せ・んでした」

空羅は反省のない謝り方して…

ぽっぽちゃんまでもが
冷たい目でみていた。

何か…あったのかな…

勘太郎「ほらもういいではないか
屁伊部、反省してるからもうこの事はおしまい。」


屁伊部「きぃぃ~今に見とれガキ!
いつか倍返しにしてやる!」


…と言ってきれて

空羅を睨み付け、部屋から
出て行ってしまった

重助さんが…



重助「すまんな、部下の見苦しい所を
見せてしまって勘太郎様…屁伊部の様子を
見に行きます」

…と言って
屁伊部さんの後を追った。


勘太郎「まっ何とかなるであろう(笑)」


お侍さん…いいのそれで…?

私の侍のイメージって
すぐ短気で刀を振り回す
イメージだったけど…
なんかこのお方は違うな…


勘太郎「まあ、改めてお城のお世話の
仕事をよろしく頼む

えまつちゃんは
まだ働くのには早いから
子供は遊びが一番だな。

黒髪のお主は丁度良い仕事がある。
後で紹介する。」

ありがとう!なんていい人なの
母親より数百倍優しすぎる!!


えまつたちはこれで私みたいな
幼少期にならなくすむんだ


けど…そんな見ず知らずの私に
重大のことを任せていいのかな?


勘太郎「そうそう、まだ名前を教えて
なかったな俺はこの
《甫的の国》のおさめる
父の息子の水林勘太郎である」

失礼のないように
私も…

「わっ私は松原まつかといいます
全く関係のない私たちにすむ場所をあ、与えて下さいましてありがとうございましゅ…」

カタコトになりすぎちゃった
しかも噛んでしまった
恥ずかしい…///


勘太郎「そんなかたくならなくてもよい
俺のことは勘太郎とよんでくれ!」

…無理です
そんな偉い人を呼び捨てにしたら
絶対、その日のうちに
家来に殺されるもん!!

「はっ、はいよろしくお願いします」

勘太郎「よろしくなまつか殿」


とりあえずなんとか
住む場所は確保できたけど…


今日は疲れたな…
いきなりタイムスリップして


空からスカイダイビングして


武士におかっけられて…








時代が550年も離れている
この場所で…私達はちゃんとに生きて
いけるのだろうか?










第二話「ついた場所は…」終わり





      第三話へ続く











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