16 / 45
本編 めぐり逢い
第2話 ついた場所は⑤
しおりを挟むあ!!
お姉ちゃん!!
良かった!無事で
でも何でこのおじさんたちと
いるんだろ?
がばっ!
まつか「えまつ!ごめんね!お姉ちゃん凄く心配で…」
いたた…お姉ちゃん
抱きしめる力痛いよ。
あの高さから落下したのに
無事だなんて
さすが《鉄の女》だね
まつか「本当に無事で良かった!あれ?えまつ…
その男の子は…?」
あ…空羅さんが戻ってきた。
「さっきお友だちになったんだ空羅さんっていうの」
まつか「そっかぁ~良かったね
えまつ、それとよろしくね。
空羅君!私はえまつの姉です」
空羅「あぁ…よろしく」
《えまつの姉貴か…似てるな》
まつか「あ、そうそう!えまつ
この場所の人たちに 聞いたけど実は…ここは…」
簡単に略すと…
1 私達は現在から過去へと
タイムスリップしたこと
2 ここは550年前の私達がすんでた
場所である
3 なので外国語とか西洋文化は
ないのであまり言わないように
しよう
まつか「……と言うわけで……どうしよう…」
お姉ちゃんは私に小声で話した
空羅「……?」
《あの二人何話してるんだろ?》
…………………………………………
…………………………………
私の話を聞いたえまつは…
えまつ「私達、過去に飛ばされたんだ*あはは~
なんかすごいね!」
「………」
えまつ…笑い事じゃないのに
笑ってるよ…
えまつ「それとお姉ちゃん?あの
おじさん達は誰?」
「あのお方たちはこの村の
お偉いさんの家臣の…えーっと…
重助さんと屁伊部さ…Σえ?!」
なっなんで?!
屁伊部さんがボロボロになってる!!」
空羅「あ、さっき俺と鳩が
ボコしたぞ、いやらしそうに
えまつをさわってたんだ」
「あ、ありがとう…じゃなくて!!
まずいよ!!空羅君それは…打ち首されるよ!」
重助「貴っ様~!!よくもワシの部下を~」
重助さんが刀を持ちだした!!
「ひぃ!ごめんなさい!!
私が今すぐお城にお運び
致しますので許してください!」
なんで次から次へと
こんな災難がふってくるの
私はそう思いながら重助さんと一緒に
倒れた屁伊部さんを運んだ。
お城にて…
勘太郎「え~と…もう一人もこの城に
住まわせてほしいと…」
「はい……」
屁伊部「勘太郎様!いけません
そんな暴力少年をこの城の付近に!!」
ボコされた屁伊部さん…
カンカンだ…流石に難しいかな…
けど勘太郎はあっさりと
勘太郎「いいぞ」
承諾してくれた。
?!いいの…?本当に?
屁伊部「勘太郎様!!」
屁伊部さんは青ざめてる。
えまつ/空羅「「……」」
見ると、えまつと空羅君は
驚いた顔をしている
いやぁ…本当に驚きだよ
こんなにあっさり承諾
してくれるんだもの…
このお侍さんは心が広すぎる
勘太郎「今、お城のお世話の人が一人
いないだろその代わりを
この娘に任せればいいだろ」
屁伊部「うぐ…しかしですね…」
反論する屁伊部さん…
勘太郎「屁伊部…この娘には親がいない
つまり,お城から売り代金
を払わなくていいんだぞ…」
おぉっとお侍さんは賭に出た!
たしか屁伊部さんは筋金入りのドケチって
お侍さん言ってたっけ…
勘太郎「なーんにも掛からないのに
手放すなんて勿体ないなあ~」
お侍さんの
トドメの一言に
ついに屁伊部さんは…
屁伊部「仕方ありません勘太郎様の
命令ならば…」
お金というものに負けた
なるほど….これが大人なんだね…
ようやく
黙っていた重助さんは
口を開いた…
重助「勘太郎様、質問してよろしいでしょうか?」
勘太郎「なんだ?重助…」
重助「普段、勘太郎様なら住む場所がない人達に対しては住処を見つますのに、
なぜこの娘達には
この城に住まわせるのでしょうか?」
勘太郎「そっ、それは…」
ちらっ
…??
お侍さん…私達の方
見てるけど、どうしたんだろ?
目をあわせると
お侍さんは慌てて顔を背けた。
勘太郎「きっ気まぐれだ!」
重助「はあ…気まぐれですか、まあいいですが」
(どんな気まぐれですか…)
勘太郎「それに屁伊部いつまで
根に持つな…確かにお前は悪くはないが…」
屁伊部「勘太郎様!こんなガキに
ブン殴られたですよ!!」
ビシッ!と空羅君を指差し。
空羅「変人と勘違いされたら
仕方ないだろほら、彼も
ちゃんと謝っていることだし」
屁伊部さんが空羅君の方を見ると
空羅君は…
空羅「どうも、す・い・ま・せ・んでした」
空羅は反省のない謝り方して…
ぽっぽちゃんまでもが
冷たい目でみていた。
何か…あったのかな…
勘太郎「ほらもういいではないか
屁伊部、反省してるからもうこの事はおしまい。」
屁伊部「きぃぃ~今に見とれガキ!
いつか倍返しにしてやる!」
…と言ってきれて
空羅を睨み付け、部屋から
出て行ってしまった
重助さんが…
重助「すまんな、部下の見苦しい所を
見せてしまって勘太郎様…屁伊部の様子を
見に行きます」
…と言って
屁伊部さんの後を追った。
勘太郎「まっ何とかなるであろう(笑)」
お侍さん…いいのそれで…?
私の侍のイメージって
すぐ短気で刀を振り回す
イメージだったけど…
なんかこのお方は違うな…
勘太郎「まあ、改めてお城のお世話の
仕事をよろしく頼む
えまつちゃんは
まだ働くのには早いから
子供は遊びが一番だな。
黒髪のお主は丁度良い仕事がある。
後で紹介する。」
ありがとう!なんていい人なの
母親より数百倍優しすぎる!!
えまつたちはこれで私みたいな
幼少期にならなくすむんだ
けど…そんな見ず知らずの私に
重大のことを任せていいのかな?
勘太郎「そうそう、まだ名前を教えて
なかったな俺はこの
《甫的の国》のおさめる
父の息子の水林勘太郎である」
失礼のないように
私も…
「わっ私は松原まつかといいます
全く関係のない私たちにすむ場所をあ、与えて下さいましてありがとうございましゅ…」
カタコトになりすぎちゃった
しかも噛んでしまった
恥ずかしい…///
勘太郎「そんなかたくならなくてもよい
俺のことは勘太郎とよんでくれ!」
…無理です
そんな偉い人を呼び捨てにしたら
絶対、その日のうちに
家来に殺されるもん!!
「はっ、はいよろしくお願いします」
勘太郎「よろしくなまつか殿」
とりあえずなんとか
住む場所は確保できたけど…
今日は疲れたな…
いきなりタイムスリップして
空からスカイダイビングして
武士におかっけられて…
時代が550年も離れている
この場所で…私達はちゃんとに生きて
いけるのだろうか?
第二話「ついた場所は…」終わり
第三話へ続く
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
だからって、言えるわけないだろ
フドワーリ 野土香
ライト文芸
〈あらすじ〉
谷口夏芽(28歳)は、大学からの親友美佳の結婚式の招待状を受け取っていた。
夏芽は今でもよく大学の頃を思い出す。なぜなら、その当時夏芽だけにしか見えない男の子がいたからだ。
大学生になって出会ったのは、同じ大学で共に学ぶはずだった男の子、橘翔だった。
翔は入学直前に交通事故でこの世を去ってしまった。
夏芽と翔は特別知り合いでもなく無関係なのに、なぜだか夏芽だけに翔が見えてしまう。
成仏できない理由はやり残した後悔が原因ではないのか、と夏芽は翔のやり残したことを手伝おうとする。
果たして翔は成仏できたのか。大人になった夏芽が大学時代を振り返るのはなぜか。
現在と過去が交差する、恋と友情のちょっと不思議な青春ファンタジー。
〈主要登場人物〉
谷口夏芽…一番の親友桃香を事故で亡くして以来、夏芽は親しい友達を作ろうとしなかった。不器用でなかなか素直になれない性格。
橘翔…大学入学を目前に、親友真一と羽目を外しすぎてしまいバイク事故に遭う。真一は助かり、翔だけがこの世を去ってしまう。
美佳…夏芽とは大学の頃からの友達。イケメン好きで大学の頃はころころ彼氏が変わっていた。
真一…翔の親友。事故で目を負傷し、ドナー登録していた翔から眼球を譲られる。翔を失ったショックから、大学では地味に過ごしていた。
桃香…夏芽の幼い頃からの親友。すべてが完璧で、夏芽はずっと桃香に嫉妬していた。中学のとき、信号無視の車とぶつかりこの世を去る。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
時空にかける願いの橋
村崎けい子
ライト文芸
愛のパラドクスをテーマに描く、とある夫婦の物語。
前編「マリッジリングの罠」
翔と亜樹夫婦のマリッジリングには、不思議な機能がついているという。その機能を巡って交錯する二人の愛情。果たしてその行く末は――
後編「パラレル世界にかかる虹」
波塩博士には、忘れられない女性がいる。一目見た時から惹かれていた。
まだ学生だった若き日の彼が、その女性――亜樹を初めてデートに誘ったのは、ある年の七夕のことだった。
本作は、『ショートショート集Ⅲ』に収録した「マリッジリングの罠」の改稿版を前編とし、後編に「パラレル世界にかかる虹」を加えた、もうひとつの物語です。
もう一度『初めまして』から始めよう
シェリンカ
ライト文芸
『黄昏刻の夢うてな』ep.0 WAKANA
母の再婚を機に、長年会っていなかった父と暮らすと決めた和奏(わかな)
しかし芸術家で田舎暮らしの父は、かなり変わった人物で……
新しい生活に不安を覚えていたところ、とある『不思議な場所』の話を聞く
興味本位に向かった場所で、『椿(つばき)』という同い年の少女と出会い、ようやくその土地での暮らしに慣れ始めるが、実は彼女は……
ごく平凡を自負する少女――和奏が、自分自身と家族を見つめ直す、少し不思議な成長物語
異世界の剣聖女子
みくもっち
ファンタジー
(時代劇マニアということを除き)ごく普通の女子高生、羽鳴由佳は登校中、異世界に飛ばされる。
その世界に飛ばされた人間【願望者】は、現実世界での願望どうりの姿や能力を発揮させることができた。
ただし万能というわけではない。
心の奥で『こんなことあるわけない』という想いの力も同時に働くために、無限や無敵、不死身といったスキルは発動できない。
また、力を使いこなすにはその世界の住人に広く【認識】される必要がある。
異世界で他の【願望者】や魔物との戦いに巻き込まれながら由佳は剣をふるう。
時代劇の見よう見まね技と認識の力を駆使して。
バトル多め。ギャグあり、シリアスあり、パロディーもりだくさん。
テンポの早い、非テンプレ異世界ファンタジー!
*素敵な表紙イラストは、朱シオさんからです。@akasiosio
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
峽(はざま)
黒蝶
ライト文芸
私には、誰にも言えない秘密がある。
どうなるのかなんて分からない。
そんな私の日常の物語。
※病気に偏見をお持ちの方は読まないでください。
※症状はあくまで一例です。
※『*』の印がある話は若干の吸血表現があります。
※読んだあと体調が悪くなられても責任は負いかねます。
自己責任でお読みください。
夫を愛することはやめました。
杉本凪咲
恋愛
私はただ夫に好かれたかった。毎日多くの時間をかけて丹念に化粧を施し、豊富な教養も身につけた。しかし夫は私を愛することはなく、別の女性へと愛を向けた。夫と彼女の不倫現場を目撃した時、私は強いショックを受けて、自分が隣国の王女であった時の記憶が蘇る。それを知った夫は手のひらを返したように愛を囁くが、もう既に彼への愛は尽きていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる