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本編 めぐり逢い
第2話 ついた場所は④
しおりを挟む「そっかぁー空羅さんって
いうのかあ…かっこいい名前だね」
空羅「…別にかっこいい名前じゃないし、
それに…お前らはなんで…」
…聞きたくないけど、こいつらの
本心が知りたい…
空羅「なんで助けたんだ俺を?
こんな姿見て恐ろしくないのか?」
「それは…」
空羅「…………」
何、言われるか怖い…
「空羅さんが悲しい顔をしてたから
助けたかった!ねっ!ぽっぽちゃん♪」
ぽっぽちゃん「Σまっ!ま、ままー
(え!?え…ええそうよ)」
鳩…絶対、お前うそだな…
「それと…空羅さんとお友だちに
なりたかったから!」
…は?なんで?
「私、ここの場所、来たばっかり
だからお友だちはいないの…
だから、空羅さんだったら仲良く
なれるかなって…」
…そんな言葉今まで言われたこと
なかった…
「だからお友だちになってください!」
こんな温かくて優しい言葉なんて
受け取ったことなんて…
…なかった……
ぼろ…
「ど!?どうしたの?どこか痛いの」
あれ?俺は泣いてるのか…
「は、はい!ハンカチに
そそれに!お、おくすりも!」
空羅「………ぐすっ…ありがと」
…慌てすぎだって
見てて面白いな…
《あっ…空羅さんの羽がきえた》
えまつだっけ…コイツなら
きっと…
信じられるかな?
ジャリっ…
???「おい、あの子供もしかして」
???「まちがいねえ、この紙の絵
と同じ顔しやがる」
ぽっぽちゃん「…ま?ままー
(ん?何かみられてるよう…)」
ふいにぽっぽちゃんが視線が
痛い方に目をやると…
怪しい男たちがこちらを見ていた。
びくっ!
ままー…まーま
(これは…逃げた方が…)
ぽっぽちゃん「まっままままー!!まー
(え、えまつと空羅!!この場所
から離れるわよ!)」
「どうして?さっき逃げたばかりなのに」
ぽっぽちゃん「ままー!!(いいから!!)」
ぽっぽちゃんすごい必死だ…
何か…起こるのかな
「わかった!空羅さん ここから
離れましょ!ぽっぽちゃんが
ここにいたら危ないって」
空羅「あの鳩が?ああ分かった…」
ここから逃げようとした瞬間…
???「おい!!子供が逃げるぞ!」
???「勘太郎様の命令だ
無理やりでいいからとらえるぞ」
怪しい男たちの方が行動が
早かったため、
あっさりと3人とも
捕らえた
が…捕らえた一人の男が
えまつの肩に手を添えていたため
空羅とぽっぽちゃんは
ぽっぽちゃん/空羅「「!!」」
ブチ…
何かが切れた
空羅「テメー!人の命の恩人に触ってんじゃねーよ!!」
ぽっぽちゃん「まぁぁまー!まま
(そーよ!私の純白にさわってんじゃないわよ!)」
「ふっ…二人とも?!」
えっ突然二人がきれだした!
凄い…空羅さん力だけで
自分のガード払って
あっ、こっちに来た
私を助けるのかな?
ボコォ!!
おじさんを
殴ったぁ!!なっなんで?!
ズドドドドド
!!ぽっぽちゃんまでおじさんの頭を
くちばしで叩いてる!!
「やっやめてよ?!二人とも!
おっ落ち着いて!」
空羅「うるせぇ!えまつは
黙ってろ!」
ぽっぽちゃん「ままーま!!(そうよ!!)」
どうしよう、このままだと
あのおじさんが…
???「!!えまつ!」
誰か私をよんでいる?
…あれ?この声
もしかして………
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