【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

第2話 着いた場所は①

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突然ですが、私から問題です。


今、私とえまつは
何をしているのでしょうか?

ヒントは(第1話 八年間の月日③)をみれば
理由がわかります。


正解は…






「いやああぁ~!!」

えまつ「わあぁ 楽しいー!」



空から落下中…





決して楽しくスカイダイビングを
してる訳ではありません!

地面に真っ逆さま中!!

どっどうしよう!このまま二人とも地面に
たたきつけられる!!

あと、えまつ!楽しんでる場合じゃないでしょ!!


ごそごそ


ん?えまつのバック…
ごそごそ動いてるような…

すると…



???「まー!!」



あぁ!おじいさんと一緒にいた
変な鳩!!


えまつ「ぽっぽちゃん!!」


えまつ…名前つけたんだ…


ぽっぽちゃん「まーまま!」

ぽっぽちゃんは巨大化をして
えまつをキャッチした。


ナイスキャッチ!ぽっぽちゃん


えまつはこれで助かった
でも私は………

 
ひゅるるるる~



ぽっぽちゃん「まっまー!!
(しまった!もう一人いるの忘れてた!!)」

えまつ「いやあぁ!お姉ちゃ~ん!!」


もう、私はここまでかな…
…助かったえまつに栄光あれ…

予想はしてたけど…
私は落ちて…


落ちて…


最後は地面に叩きつけられる
おちなのかな…




ズボッ!


運が良よかったのか、庭園の大きな茂みに
ハマった…

………たっ…助かった…
わわ私、生きてる…

バクバクと心臓が鳴っていたが、
ほっとした。

だけど…………


ガチャ…(刃物の音)


何か聞きたくない音がしたような…
意を決して茂みの中から刃物の音の方を見た。



「!!」


???「なっ!何者だ!!」


あ…私は運が悪かったようです。
目の前に刀を構えた和装の男性がいたから…

お侍さん……?

いやいや、そんな事より
どうする?!私!!見つかってるけど、

……ここはひとまず、いないふり!!



し~ん


ザリ、ザッ…(足音)


ひえっ…来、来た!


???「おい!お主、そこにいるのは
知っているぞ!」

い、いませんよ~(汗)気のせいですよ~…

???「怪しい奴め大人しく出てこい、
さもなくば……」

さもなくば…?


???「お主をこの水林勘太郎の刀のサビにしてやる!!」

「……ひゅえ……」


今、恐ろしい言葉が聞こえたよ…

………ゴメンナサイちゃんと茂みから出ますので、
刀のサビにしないでください!

 
ガサ、ガサガサ



???「ぬ、やっと観念したか…」


ガサッ


大丈夫、私!勝手に庭園に
入った事をちゃんと誠意を込めて謝れば、


どんな人でも許してくれる!


多分…刀を振り回す
お侍さんでも…


???「………っ…」

あれ?今、お侍さんの動きが
止まってる、

はっ!これは謝るチャンスじゃ…
よしっ!がんばれ私!


「あ、あの勝手に庭園に
入って申し訳ございませんでした」

???「…あ、いや、俺も失礼すぎた
すまぬ…」

よし、相手はそこまで、怒っていない。

「本当にごめんなさい!ここから
すぐに退散しますので…」

???「え?!そんなすぐに退散だなんて」


相手に謝ってからの…

「失礼しました!!」


逃走!!


こっから逃げて、早くえまつを
見つけ、ここはどこなのか、
誰かに聞かないと!

ここで時間をくっている場合
じゃない!

???「…え、衛兵たちよ!その
おなごをひっとらえよ!」

「?!」

衛兵達「「は!勘太郎様!」」


ドドドドド


ひぃっ!!足早っ!
つ…捕まる!!

走るのが苦手なため、
(まつかの50m走は10秒)


こうして10秒もたたないうちに…



衛兵1「捕らえました、勘太郎様!」

勘太郎「うむ!よくやったお前たち!」

「本当に怪しい者じゃないんですぅ(涙)!!」


私はあえなくお縄になった。


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