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本編 めぐり逢い
第1話 八年間の月日③
しおりを挟むえまつに続き私も空間の中に入った。
しゅるるる
空間の中に入った時、
入口が小さくなって家の中が
見えなくなった。
うっ、うっ…
Good-bye…myハウス(涙)
……………………………………………………
…………………………………………
25分後…
……松原姉妹が空間の中に入って
二分後…時間通りに時限爆弾は…
カチ・カチ・カチ……
ピー……
ついに…
ボッカーン!!!
爆発して、家を木っ端微塵にした。
それを上空から見ている人物がいた。
神様「松原家の家が爆発した。大切な、大切な家が…
て、思ったじゃろお主は…」
???「………」
神様「本当にこれで良かったのか?
お主にとってこの家は大切なもの
じゃたんじゃろ…」
???「いいのよ これで…」
神様「自分の孫たちを
助けるため、思い切った行動をとるのう。」
???「2人と為よ。 たとえ、私の大切な物でも
あの子達の妨げになるなら、何だってするわ。」
神様「さすがじゃな…
それと、話が変わってしまうのだが、
あのう…そのう…わしが作った空間なんじゃが…」
???「その空間がどうしたのよ?」
神様「…非常に言いにくいのじゃが…
その、空間の出た場所は…」
次を言う言葉が嫌な
予感がするような…
神様「どこに繋がってるか解らないんじゃ、どこの国なのか、過去か 未来なのか…」
???「………」
神様「…だから怒らないでね。うふっ」
ギロ!!
あまりのいい加減さに神様を思いっきり、
睨んだ。
神様「ひいっ!調子こいてすみません!
探しに行って来まーす!」
ピュー
そう言って神様は空高く飛んで行った。
…まったくあのじいさんが
神様なんてふざけすぎてるわよ
誰が選んだのよ。
まあ…何がともあれ
まつか、えまつ…
おばあちゃんはここまでしか
出来ないけど…
どんな所へ行っても…
幸せに生きるのよ。
………………………………………………………
…………………………………………
………………………………
カツ カツ カツ
空間の中を歩き続け、
腕時計で確認をして、
1時間が経った頃…
暗い空間の中から光が
差し込んできた
えまつ「お姉ちゃん、もしかしてここ…」
「うん、この穴…やっと着いたんだ出口に…」
やっと…やっと外に出られる
場所なんてもう…どこでもいい!
二人でちゃんと外に出られるなら…
もう二度と虐待されなければ…
「外へ行こう!えまつ!」
えまつ「うん!!」
この空間から出たら
景色はどんな場所なんだろう…
どんな生活が待っているんだろう
ワクワクして私とえまつは
出口に向かって走り出した。
しかし…出た場所は
えまつと私を裏切る場所に
繋がっていた。
そんな事は知らず私とえまつは
嬉しさのあまり、
「「出口につ~いた!!」」
注意して恐る恐る出れば
よかったのに…
勢いよく出てしまったせいで…
私はある事に
気付いてしまったんだ。
地面がない事に
辺りを見ると何と…
ヒュオオオオ
出口は空に繋がっていた。
この先なにが起きるのか、
理解した。
あっ…これ落下するやつだ。
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