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異世界でお菓子さんを開きました。第2章 本編

おまけ 男子会①

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おまけ   男子会①




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真澄が何者かに攫われている一方で…






ダージリンは困惑していた。


ダージリン「………………」

なぜなら…

オキニス「第一回を記念して…『男子会』を開催する!」

シリンヌ「よっ待ってました!!」

女子会ならぬ『男子会』と言う、
意味のわからないイベントが
開催されていたからだ。

……………………………………………………………


(ここからダージリン目線)

いや待て待て待て…
可笑しいだろ!!

男子会ってなんだよ?!
意味わかんねーよ

特にシリンヌ王子っ!!!

お前、あの騒動からまだ1日しか
経ってねーのに、どんな神経してんだよ!


突然 俺様の目の前に現れては、
嬉しそうな表情で…

シリンヌ「男子会をするぞ!
もちろんオキニスもいる 来い!」

有無言わせず俺様を掴んでは
転移呪文を唱え、シラトス城に拉致られた。

シラトス城に着くやいなや、
オキニス様がいて、俺様を見ては
申し訳なさそうに手を合わせていた。

……成る程…こいつが事の発端か…

あとで覚えてろ!!

こうして…俺様は仕方なく
男子会に強制的に参加させられた。

「…参加はするが…シリンヌ王子
姉貴が許しても
俺様はまだ許した訳じゃないからな」

シリンヌ「分かっているダージリン
俺はとても反省している(シュン…)」

オキニス「まあまあ2人とも
あっお供を持ってきましたので、
食べて下さい」

ドン!!

机に置かれたお供はとんでも無いものだった。

「……何だこれ……」

目の前に緑色をした何かの肉に
ボコボコと音がする赤い液体……
食べる気がしない…

オキニス「何ってシラトス王国の名物、
魔獣の炭火焼と魔獣の生き血ワインですよ」

シリンヌ「…流石、オキニス…….お供のチョイスが良いな いただきます!」

お供にがっつく2人…
その姿を見て、俺様は
魔族と狼の獣人だから食えるのかと
妙に納得した。


「……俺様はいいや
持参の紅茶でも入れて飲むわ……

……ところで…お前ら2人…
男子会と言っても何するつもりなんだ?」


男子会なら…やっぱり……

枕投げやチャンバラ

趣味の話…

冒険の話

かっこいい武器の話……


……なんだろうな…
それなら話題がいっぱいあるから、
きっと楽しい男子会になるはず…

ワクワクして2人を見た


……が2人の答えは……

シリンヌ「……それは勿論!恋愛話一択だ」

オキニス「恋バナいいですよね!
俺も2人に相談したい事があるんですよ」

「………………」

……冗談じゃない…
この2人は嫉妬深いし・独占欲が半端ない

そのうちの1人は強姦しているし…

まともな思考じゃない…
絶対に話の内容がエグいって…

….恋愛話となるなら…

すぅ….(大きく息を吸い込む)


「俺様っ帰る!!!」

俺様の声は城中に響き渡った。


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