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異世界でお菓子さんを開きました。第1章 本編
第9話 真澄、一旦 元の世界に戻る(アップルパイ)②
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………………………………………………
……………………………………
……………
ここはクモード城の1階にある客室。
ルビー「お茶をどうぞ 落ち着いた?」
カチャと私の目の前に紅茶を置く。
真澄「ずびっ…ありがとうございます。
ルビーさん…」
カスタードプリン販売後、
現在私はルビーさんとお茶をしている。
ルビー「いえ、どういたしまして
ねぇ…真澄ちゃん…単刀直入に聞くけど…」
私が泣き止んだ所、見計らって
ルビーさんは切り出した。
ルビー「真澄ちゃんが泣いている理由って
オキニスが原因?」
ブハッ!!!
単刀直入だったので
飲んでいた紅茶を思いっきり吹き出した。
「ゲッホ ゴッホ ゲホ ゲホ!」
ルビー「だっ…大丈夫?!落ち着いて…
しっ深呼吸しましょうか」
すぅーはぁーすぅーはぁー…
深呼吸をしてやっと落ち着いた。
…流石、ルビーさん
まだ何も言っていないのに…
……言っても良いのかな…
御宅の息子さんと口付けしてしまいました…と
ううん…ちゃんと言わなきゃいけない。
隠しては駄目。
話したら…ルビーさんはきっと怒るだろう。
最悪な場合、二度とこんな風に仲良く
出来ないかも知れない。
もちろんオキニスさんとも…
……嫌だな…
悲しいけど……これはオキニスさんを止める事が
出来なかった私への罰だ。
すぅぅと息を吸い込んでから
真っ直ぐルビーさんの顔を見た。
「ルビーさん…申し訳ございませんでした。
私は貴方の息子さんと…「…無理矢理、キスされたんでしょ」はいっ…え?」
ルビーさんの顔をよく見ると、怒りが含まれいる。
肩までワナワナと震わせている。
ひぇ…どうしよう物凄いご立腹だ…
「すっ…すみません!!嫌ですよね
大切な息子さんがこんな女と口付けとかっ…」
ルビー「違う!!真澄ちゃんには怒ってない!
申し訳ない気持ちでいっぱいよ!
あの子、最近自分の口元触るし、
真澄ちゃんはオキニスに対して、挙動不審だから
もしかしてと思ったら…やっぱり……
ちなみに今回のキスは……まさかっ…」
ガシッ!!
私の肩に手を置きずいっと顔を近づける
ルビーさん。
…うっ……これも言わなきゃいけないのか。
「……初めてです……」
意を決して、ルビーにさんだけ聞こえるよう
小声で呟いた。
うわぁぁ言いたくなかった。
彼氏なし歴=年齢だし、
家庭環境も色々あったから
恋愛経験すらない…
ルビー「……初めて……」
ブチッ
何か切れる音がした。えっ…と…ルビーさん?
ルビー「あんの!バカ息子!!
真澄ちゃんになんて事をっ!!!
しかも出会ってたった2ヶ月で人様の
ファーストキスを奪うなんて許せない!」
「おお落ち着いて下さい!ルビーさん
大人である私がオキニスさんを
止める事が出来なかったのが、
そもそもの原因なんですから…」
ルビー「落ち着いてられるかー!!
それに止められる訳ないでしょ!
男と女の力の差なんて歴然よ。
……決めた…真澄ちゃん明日から1週間、
お仕事はお休みで良いから…
ちょっと…ここで待ってて!」
ガタッ!!とイスから立ち上がり、
ルビーさん部屋から飛び出した。
バタン!!
「…………」
突然のルビーさんの行動に驚き、
閉まるドアを呆然と見るしかなかった
………………………………………………………
…………………………………………………
…………………………………………
(20分後…)
ルビー「ただいま真澄ちゃん!!」
戻ってきたルビーさんは、
とある人物を連れてきた。
その方は黒いコートを着ていて
コートから覗く褐色の肌に
鮮やかなアメジスト色の瞳を持っていた。
三日月「初めまして、貴方が新川真澄さんですね
私、クモード城の魔術師 三日月と申します。
以後お知りおきを…」
「よっ…よろしくお願いします。三日月さん
あの…ルビーさんこれは一体…」
魔術師の三日月さんにルビーさんの手には、
何に使うかわからない魔法道具。
その後ろには大きなリュックサックが
置かれている。
異世界転移ものの小説で見たことある場面…
これじゃあまるで…
「…ルビーさん…もしかして…」
私の思惑に感づいたのか、
ルビーさんはにっこり笑い、
ルビー「真澄ちゃんには、1週間だけ、
元の世界に戻って貰います。」
私に魔法道具を渡しそう告げた。
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ここはクモード城の1階にある客室。
ルビー「お茶をどうぞ 落ち着いた?」
カチャと私の目の前に紅茶を置く。
真澄「ずびっ…ありがとうございます。
ルビーさん…」
カスタードプリン販売後、
現在私はルビーさんとお茶をしている。
ルビー「いえ、どういたしまして
ねぇ…真澄ちゃん…単刀直入に聞くけど…」
私が泣き止んだ所、見計らって
ルビーさんは切り出した。
ルビー「真澄ちゃんが泣いている理由って
オキニスが原因?」
ブハッ!!!
単刀直入だったので
飲んでいた紅茶を思いっきり吹き出した。
「ゲッホ ゴッホ ゲホ ゲホ!」
ルビー「だっ…大丈夫?!落ち着いて…
しっ深呼吸しましょうか」
すぅーはぁーすぅーはぁー…
深呼吸をしてやっと落ち着いた。
…流石、ルビーさん
まだ何も言っていないのに…
……言っても良いのかな…
御宅の息子さんと口付けしてしまいました…と
ううん…ちゃんと言わなきゃいけない。
隠しては駄目。
話したら…ルビーさんはきっと怒るだろう。
最悪な場合、二度とこんな風に仲良く
出来ないかも知れない。
もちろんオキニスさんとも…
……嫌だな…
悲しいけど……これはオキニスさんを止める事が
出来なかった私への罰だ。
すぅぅと息を吸い込んでから
真っ直ぐルビーさんの顔を見た。
「ルビーさん…申し訳ございませんでした。
私は貴方の息子さんと…「…無理矢理、キスされたんでしょ」はいっ…え?」
ルビーさんの顔をよく見ると、怒りが含まれいる。
肩までワナワナと震わせている。
ひぇ…どうしよう物凄いご立腹だ…
「すっ…すみません!!嫌ですよね
大切な息子さんがこんな女と口付けとかっ…」
ルビー「違う!!真澄ちゃんには怒ってない!
申し訳ない気持ちでいっぱいよ!
あの子、最近自分の口元触るし、
真澄ちゃんはオキニスに対して、挙動不審だから
もしかしてと思ったら…やっぱり……
ちなみに今回のキスは……まさかっ…」
ガシッ!!
私の肩に手を置きずいっと顔を近づける
ルビーさん。
…うっ……これも言わなきゃいけないのか。
「……初めてです……」
意を決して、ルビーにさんだけ聞こえるよう
小声で呟いた。
うわぁぁ言いたくなかった。
彼氏なし歴=年齢だし、
家庭環境も色々あったから
恋愛経験すらない…
ルビー「……初めて……」
ブチッ
何か切れる音がした。えっ…と…ルビーさん?
ルビー「あんの!バカ息子!!
真澄ちゃんになんて事をっ!!!
しかも出会ってたった2ヶ月で人様の
ファーストキスを奪うなんて許せない!」
「おお落ち着いて下さい!ルビーさん
大人である私がオキニスさんを
止める事が出来なかったのが、
そもそもの原因なんですから…」
ルビー「落ち着いてられるかー!!
それに止められる訳ないでしょ!
男と女の力の差なんて歴然よ。
……決めた…真澄ちゃん明日から1週間、
お仕事はお休みで良いから…
ちょっと…ここで待ってて!」
ガタッ!!とイスから立ち上がり、
ルビーさん部屋から飛び出した。
バタン!!
「…………」
突然のルビーさんの行動に驚き、
閉まるドアを呆然と見るしかなかった
………………………………………………………
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(20分後…)
ルビー「ただいま真澄ちゃん!!」
戻ってきたルビーさんは、
とある人物を連れてきた。
その方は黒いコートを着ていて
コートから覗く褐色の肌に
鮮やかなアメジスト色の瞳を持っていた。
三日月「初めまして、貴方が新川真澄さんですね
私、クモード城の魔術師 三日月と申します。
以後お知りおきを…」
「よっ…よろしくお願いします。三日月さん
あの…ルビーさんこれは一体…」
魔術師の三日月さんにルビーさんの手には、
何に使うかわからない魔法道具。
その後ろには大きなリュックサックが
置かれている。
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これじゃあまるで…
「…ルビーさん…もしかして…」
私の思惑に感づいたのか、
ルビーさんはにっこり笑い、
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私に魔法道具を渡しそう告げた。
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