【完結】悪兎うさび君!

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最終章 悪兎うさび君

第2話 コロニーの告白②

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……………………………………………………

第2話 コロニーの告白②

……………………………………………………



うさび[…………………



………ほっ?!] 






ルキー[ うそっ……]

リリス[ まじ……]


し~~~ん…



コロニー[えっ…みんな…?] 
(どうして黙ってるのかしら
突然の告白で迷惑だったかな…)

うさび[…コロニーちゃん……]

コロニー[…?うさび君?
どうしたの?] 



うさび[……異議ありー!!]

コロニー[へっ…?]
(いっ…異議ありって
どういう事…?

あと何故かリリス君とルキー君が
頭を縦にふっている…)



うさび[だってよ冗談だろ
ゴン太なんて…嫉妬深いぞ!]

ルキー[そうだよコロニーちゃんなら
もっと素敵な人を見つけられるよ]

リリス[今ならまだ間に合うぞ!
やっぱ嘘でしたって…]


ゴン太[おいお前ら!
好き勝手言いたい放題だな…
…….いやそんな事より…

…その………

俺の事好きって本当なのか…
コロニー…


俺はお前を怖がらせて
泣かしてしまった事も
あるし…]


コロニー[本当よ !
……でもそれはゴン太君なりの
優しさだったんだよね

でも私は最初の時は見た目で
判断して勝手に怖がって
泣いて…本当にごめんなさい]ペコッ…


ゴン太[ いや俺も怖い思いさせて
悪かった…って謝るなよ!
てか…いつから俺の事好きに
なってたんだよ…]


コロニー(いつから好きに…
そんなの決まっている
私は………)


コロニー[ ゴン太君…覚えてる?
私がメチル森での生活が馴染めなくて
泣いてた時…

元気づけて泣き止むまで
そばに居てくれたよね

あの時から私は…




ゴン太君を好きになりました] 





ゴン太[…コロニー……]

コロニー[…こんな事…
突然べらべらと話してごめんね

ゴン太君…好きな人が
いるって聞いたから …


 
だからちゃんと振られて
ゴン太君の恋を応援したくて
告白したので気にしな…]

ゴン太[…勝手に振られるなんて
決めつけるな!!] 

コロニー[…へっ?…] 

ぐいっ!(コロニーを引き寄せ抱きしめる)




ゴン太[…転校初日からすぐ接してきたのも
泣いてた時そばにいたのも… 

コロニーに一目惚れして恋したから

いい加減に気づけよ!
はっきりと言うが





 
俺はコロニーが好きなんだ! 

友達とかじゃなくて
恋愛の方だぞ ] 

コロニー[………!!!]


ゴン太[なあ…俺…嫉妬深いし
迷惑かけるかもしれない…

けど誰よりもお前を笑わせたり
幸せにしてみせる

コロニー… 俺と付き合って
くれないか?] 


コロニー[…………]
(…告白して振られて
Miちゃんの元へ泣いて帰ってくるの
はずだったのに…

ゴン太君が私の事好きだなんて…
思いもしなかった…それに今私は…)


ぶしゅ~~…




ゴン太[………?どうした
コロニー?]
(抱きしめられてる!!
恥ずかしすぎる 

しかもみんな見てるよ
ゴン太君!離れないと…)

コロニー[あっ…あっ あの!]


バッ!!




コロニー[わたっ私!先に学校に
行ってきます!話はまた後で!!]



ダッ!

ゴン太[なっ…?!]

まっ…待て!コロニー
まだ終わってねーだろ! ]



タッ!



コロニー[ !! いっ…今は追いかけて
来ないでください! ]

ゴン太[ 断る!! ] 





うさび[……………] 
(……すげーなゴン太…
なかなかコロニーちゃんにアタック
出来ず邪魔者を蹴散らすチキンだと
思ってたのに…

これじゃあ…俺だけがチキン野郎
じゃないか…

でも良かったなコロニーちゃんと
両想いになって

幸せになれよ

俺は呪いが解けて
この先みんなといれるかどうかわ
分からないけど…)

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