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第6章 ラビット・ビットの夢
第2話 ビットの思い①
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……………………………………………………
第2話 ビットの思い①
……………………………………………………
…………………………………………
……………………………………
………………………………
私たちはメモ用紙に
書いてあったビットちゃんの夢と
うさび君についての話が出るまで、
茂みにこっそり隠れて
二人を見守ることにしたけど…
天馬[僕の学校では体育祭や文化祭が
あるんだよビットちゃんは?]
ビット[私の学校では体育祭はないけど…
文化祭みたいのはあるよ]
二人の話は主に学校関連の
会話で盛り上がっていた。
いいなあ…私も会話に参加
したいな
うさび[この茂みから早く出たい!
くっそーなんか楽しそうじゃんかよ
俺も混ざりてー!]
うさび君も私と同じ気持ちの
ようだね…
…!!
盛り上がってるのに
ここで話を区切るのは
もしかして……
うさび君も感づいたのか
私と顔を見合わせた
天馬[お兄さんにあの事伝えた?]
うさび[あの事ってなんだ?ビットは
俺に隠し事をしてるのか…?]
[さあ…でも何か
うさび君に伝えたいことだよね]
…多分メモ用紙に書いて
あった内容を今から
話すんだろうね…
ビット[……………]ふる ふる…
ビットちゃんは首を横にふった。
ビットちゃんの表情は…
天馬[まっ…まだ言って
なかったんだね…]
冷や汗が出ていて
不安そうな顔をしていた。
ビット[うん…中々、お兄ちゃんに
言いにくくて…
もし…言ったらお兄ちゃん…
怒るかもしれないし…]
天馬[…うーん…
その可能性もあるかもしれないね
なんなら僕がお兄ちゃんに
伝えようか?]
内容を代わりに伝えると
いうお友達の案に
ビットちゃんは……
ぶんっ ぶんっ
首を横にふり…
ビット[ありがとう天馬君…
だけど…これは
自分の事だから
ちゃんと私の言葉で…
あの事をお兄ちゃんに伝えたい]
真っ直ぐお友達の目をみて
自分の言う事を伝えた
えらい!きっと…
どんな内容でも大丈夫だよ
もしうさび君が暴れたら、
私が止めるから!
うさび(……俺に伝えたい事…
その内容が俺が怒るかも
しれないことって……)
まさか……
…………………………………………
うさびの妄想…
ビット『お兄ちゃん…私…天馬君と
結婚するね』
天馬『お兄さん任して下さい
必ずビットちゃんを
幸せにします!』
…………………………………………
うさび[……………]
(お付き合い飛ばして結婚とかじゃ…)
がくっ…
うさび(俺は心が広いから
妹の結婚も快く…そんなの…)
[…うさび君?]
どうしたんだろう…
急に頭を下げて
うさび[ふおぉぉぉぉ!!
やっぱり許せるか!
お付き合い飛ばして
結婚なんざ!!]
ビクッ!
いっいきなりどうしたの
うさび君!
しかもそんな大声だしたら…!
ビット[だっ…だれ?!]
バッ!!
…ああやっぱり…
勢いよくビットちゃんは
私達の方向へ振り向いた。
ビット[その声…もしかして…]
ここで誰だかばれなきゃ
いいんだけど…
ビット[お兄ちゃん?]
うさび[やべっ!]
……ばれてしまった
うさび君もう隠れるのは
やめて……
二人で自首しよう!!
第2話 ビットの思い①
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私たちはメモ用紙に
書いてあったビットちゃんの夢と
うさび君についての話が出るまで、
茂みにこっそり隠れて
二人を見守ることにしたけど…
天馬[僕の学校では体育祭や文化祭が
あるんだよビットちゃんは?]
ビット[私の学校では体育祭はないけど…
文化祭みたいのはあるよ]
二人の話は主に学校関連の
会話で盛り上がっていた。
いいなあ…私も会話に参加
したいな
うさび[この茂みから早く出たい!
くっそーなんか楽しそうじゃんかよ
俺も混ざりてー!]
うさび君も私と同じ気持ちの
ようだね…
…!!
盛り上がってるのに
ここで話を区切るのは
もしかして……
うさび君も感づいたのか
私と顔を見合わせた
天馬[お兄さんにあの事伝えた?]
うさび[あの事ってなんだ?ビットは
俺に隠し事をしてるのか…?]
[さあ…でも何か
うさび君に伝えたいことだよね]
…多分メモ用紙に書いて
あった内容を今から
話すんだろうね…
ビット[……………]ふる ふる…
ビットちゃんは首を横にふった。
ビットちゃんの表情は…
天馬[まっ…まだ言って
なかったんだね…]
冷や汗が出ていて
不安そうな顔をしていた。
ビット[うん…中々、お兄ちゃんに
言いにくくて…
もし…言ったらお兄ちゃん…
怒るかもしれないし…]
天馬[…うーん…
その可能性もあるかもしれないね
なんなら僕がお兄ちゃんに
伝えようか?]
内容を代わりに伝えると
いうお友達の案に
ビットちゃんは……
ぶんっ ぶんっ
首を横にふり…
ビット[ありがとう天馬君…
だけど…これは
自分の事だから
ちゃんと私の言葉で…
あの事をお兄ちゃんに伝えたい]
真っ直ぐお友達の目をみて
自分の言う事を伝えた
えらい!きっと…
どんな内容でも大丈夫だよ
もしうさび君が暴れたら、
私が止めるから!
うさび(……俺に伝えたい事…
その内容が俺が怒るかも
しれないことって……)
まさか……
…………………………………………
うさびの妄想…
ビット『お兄ちゃん…私…天馬君と
結婚するね』
天馬『お兄さん任して下さい
必ずビットちゃんを
幸せにします!』
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うさび[……………]
(お付き合い飛ばして結婚とかじゃ…)
がくっ…
うさび(俺は心が広いから
妹の結婚も快く…そんなの…)
[…うさび君?]
どうしたんだろう…
急に頭を下げて
うさび[ふおぉぉぉぉ!!
やっぱり許せるか!
お付き合い飛ばして
結婚なんざ!!]
ビクッ!
いっいきなりどうしたの
うさび君!
しかもそんな大声だしたら…!
ビット[だっ…だれ?!]
バッ!!
…ああやっぱり…
勢いよくビットちゃんは
私達の方向へ振り向いた。
ビット[その声…もしかして…]
ここで誰だかばれなきゃ
いいんだけど…
ビット[お兄ちゃん?]
うさび[やべっ!]
……ばれてしまった
うさび君もう隠れるのは
やめて……
二人で自首しよう!!
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