【完結】悪兎うさび君!

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第6章 ラビット・ビットの夢

第1話 ビットの恋①

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………………………………………

第1話 ビットの恋①



ラビット・ビット
~ビットの夢~






………………………………………………






とこ とこ……ピタッ!


とこ とこ とこ ピタッ

…どうもこんにちは
Miです。

いま私たちは……




うさび[Mi悪いな…
付き合ってもらって
時間は大丈夫か?]

[大丈夫だよ気にしないで
うさび君!お役に立てて光栄だよ]

うさび[ありがとな……やべっ!
頭を下げろ!Mi !]


さっ!!


くるっ

ビット[…なにか…音がした?
気のせいかな…]


…あっ…危なかった…
ビットちゃんに
ばれそうだった…






そう…私たちは今
うさび君の妹ビットちゃんの
後をつけています。

どうして私達がビットちゃんの
後をつけているのか?

理由は……

今朝のこと…






うさび[…最近ビットが
俺に対してよそよそしい]

このうさび君の一言から
事が始まりました。

うさび[なんかなぁ…俺に何か
隠してるような感じだし
どう思う?Mi…]

ここ2日間うさび君が
元気なかったのは
妹関連だったのね…


[えっと…ビットちゃんが
うさび君によそよそしいのは
きっと気のせいじゃ…]

だってお兄さん思いの
ビットちゃんに対して

そんな…


私がビットちゃんと
話してる時も
うさび君の事で話題になるよ




うさび[俺もそう信じてーよ!
けど…!!昨日の夜
ビットに勉強を教えるため
部屋に入ったら…]


………………………………………………

(昨日の夜)

うさび『ビット!
分からない所があったら
俺が教えよーか?』




ビット『?!』




バタン!!




うさび『?…急に本を閉じて
どうしたんだ?…』





ビット『おお…お兄ちゃん
今、分からない所ないから
大丈夫だよ!』
(…まずい…ドアの鍵しめとけば
よかった…お兄ちゃんには
これは見せられない…)


さっ!


うさび『ん?何隠したんだ?』




ビット『あ…いや…』

うさび『後ろにあるのは
何やら分厚い本……
やっぱりわかんない所…』

ビット『なっ…


何でもないの!
なんにも!えっと…その…』

ビット『とっ…とにかく
私!お母さんの手伝い
してくるね!!』

うさび『はっ?おっ…おい…』


バタン!!







うさび『…ビット…』


…また…ビットに
避けられた…

なんか最近俺によそよそしい
じゃんか…

悲しいな…おい…

………ん?




ビットの机に
メモ用紙が……



………………!!

……これは………




(今夜の回想終わり)
……………………………………………………

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