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第5章 ルキー・ブラウンの内緒事
第3話 メイ・ルクル②
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…………………………………………………
第3話 メイ・ルクル②
…………………………………………………
目を凝らして見ると
綺麗な黒髪をなびかせて
女の子が立っていた。
あっ…もしかして…あの方…
ルキー君が会いたがってた…
ルキー[メイ!!]
やっぱりメイさんだ!
メイ[…ブラウン君?]
振り返ったメイさんは
深海の色をした瞳に
艶やかな黒い髪…を持っていて
うっ…羨ましい…
…ん?!…と言うか
ブラウン君って誰??
うさび[ああ…ブラウンは
ルキーの妙字あいつの本名は
ルキー・ブラウンって言うんだ]
[知らなかった…
名前が二つあるって
いうことだね]
なるほど…
また新たな知識が身についたよ
私!
うさび[…まあそういう事だな
おいっ!ルキー
メイちゃんとやらに呼ばれて……
……っていねぇ!!]
先ほどいたルキー君は
メイさんの元へ走っていった。
ちらっと見えた
ルキー君の表情は…
切なそうな表情だった。
よっぽど…会いたかったんだね
うんっ6ヶ月、友達と離れ離れに
なるなんて辛いよ…
メイ[やっぱりブラウン君だ!
お久しぶり!]
…メイさんは
お~いとブンブン手を振って
ニコニコ笑っていた。
ルキー君と再会を嬉しそうに
心待ちしていたように…
さぁ私達はここで
美しい友情を見ようじゃないの
手にはハンカチを用意して…
メイ[一年振りだね!元気だった?]
ルキー[………]
えっ…一年前??
扉が開くのは6ヶ月に1回なのに?
どういうことうさび君!!
バッ!!
うさび君の方に振り向くと
うさび[…前回会いに行こうとしたが
先生につかまって
雑用任せられてその時は
間に合わなかったんだ]
…と答えてくれた。
なんと!だから今回は間に合うよう
仕事を放り投げたんだね。
メイ[知らなかった…でも
今回は会えて良かったね
ルキー君…]
そうだねコロニーちゃん!
だからメイさんも
一年振りの再会ってことで
あんなに喜んでいたのね
ルキー[メイ、あの時いけなくて
ごめんね…学校の先生に…]
メイ[大丈夫だよ
今もこうして話せるから
問題ない問題ない!
忙しいのに来てくれてありがとう]
…とメイさんは豪快に
笑っていたが
メイ[…でもこうして
久しぶりに話せたから
嬉しいな…ブラウン君が元気で
本当に良かった…]
ホロリと涙をこぼしていた。
…本当は泣くの我慢していたんだ
ルキー君を悲しませないように…
私だったら絶対すぐに泣くよ
第3話 メイ・ルクル②
…………………………………………………
目を凝らして見ると
綺麗な黒髪をなびかせて
女の子が立っていた。
あっ…もしかして…あの方…
ルキー君が会いたがってた…
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やっぱりメイさんだ!
メイ[…ブラウン君?]
振り返ったメイさんは
深海の色をした瞳に
艶やかな黒い髪…を持っていて
うっ…羨ましい…
…ん?!…と言うか
ブラウン君って誰??
うさび[ああ…ブラウンは
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[知らなかった…
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いうことだね]
なるほど…
また新たな知識が身についたよ
私!
うさび[…まあそういう事だな
おいっ!ルキー
メイちゃんとやらに呼ばれて……
……っていねぇ!!]
先ほどいたルキー君は
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ちらっと見えた
ルキー君の表情は…
切なそうな表情だった。
よっぽど…会いたかったんだね
うんっ6ヶ月、友達と離れ離れに
なるなんて辛いよ…
メイ[やっぱりブラウン君だ!
お久しぶり!]
…メイさんは
お~いとブンブン手を振って
ニコニコ笑っていた。
ルキー君と再会を嬉しそうに
心待ちしていたように…
さぁ私達はここで
美しい友情を見ようじゃないの
手にはハンカチを用意して…
メイ[一年振りだね!元気だった?]
ルキー[………]
えっ…一年前??
扉が開くのは6ヶ月に1回なのに?
どういうことうさび君!!
バッ!!
うさび君の方に振り向くと
うさび[…前回会いに行こうとしたが
先生につかまって
雑用任せられてその時は
間に合わなかったんだ]
…と答えてくれた。
なんと!だから今回は間に合うよう
仕事を放り投げたんだね。
メイ[知らなかった…でも
今回は会えて良かったね
ルキー君…]
そうだねコロニーちゃん!
だからメイさんも
一年振りの再会ってことで
あんなに喜んでいたのね
ルキー[メイ、あの時いけなくて
ごめんね…学校の先生に…]
メイ[大丈夫だよ
今もこうして話せるから
問題ない問題ない!
忙しいのに来てくれてありがとう]
…とメイさんは豪快に
笑っていたが
メイ[…でもこうして
久しぶりに話せたから
嬉しいな…ブラウン君が元気で
本当に良かった…]
ホロリと涙をこぼしていた。
…本当は泣くの我慢していたんだ
ルキー君を悲しませないように…
私だったら絶対すぐに泣くよ
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