【完結】悪兎うさび君！

第5章 ルキー・ブラウンの内緒事

第1話 ルキー・ブラウンの秘密①

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第1話 ルキー・ブラウンの秘密①



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ルキー君の正体が…まさか
動物じゃなかったなんて…


果たして彼の正体は？

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副村長宅…



ジリリリリリ！！(時計の音)

[うっ…うーん…
そろそろ起きないと…]



伸ばした手は
セットした時計を止めた。


……が


止めたのは良いが
そのまま寝落ちしたので



20分後…




再度副村長さんから


三日月[ルキー君
起きてください！
ご飯できましたよ～！]


起こして貰ったことにより

ようやく…


バタバタバタ……ばんっ！！

ルキー[ごめんないっ！
時計をセットしたのに
また起こして貰って！！]


ルキーが起きた。






三日月[いえいえ…大丈夫ですよ
いつもの事じゃないですか]

ルキー[…うっ！いつもの事……]




三日月[……あっ！いやっ！
いつもではないですねっ うんっ！
そんな事より……

ルキー君、はいっ！これ
朝食前に先に食べて下さいね]


ルキー[あ…ありがとう
副村長さん！]
(…話をそらしたよ副村長さん…)

ルキー[………動物に変身しないと
人間のままじゃ…みんな
びっくりするからな…

いただきます！]




ぱくっ！


ルキーは副村長から
貰った飴を口に放り込み
１分も立たないうちに…


しゅうううぅ……ぽんっ！



動物に変身した。

ルキー[よしっ！これで大丈夫！]




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前回、村長さんが入院して
彼女の容態が回復した頃に、
うさび君は出血多量で入院に…

入院して5日後
やっと、うさび君は
無事に退院できました。


そして今…私達は…


先生[…このように地球上の中で
1番多い種類は人間となります
今日は…その人間について
学びましょう…]





授業で【人間学】を学んでいます。



でも…この人間学…

(ひえぇぇ…難しすぎる…)


全然、理解ができない…

自分の頭の悪さに涙がでます
…とほほ…


うさび[……………]

バタン！！


[！！]





いきなり…うさび君が
人間学の教科書を閉じた



……えっ…一体どうしたんだろう？


[うっ‥うさび君？]




うさび[Ｍi…悪い…調子に乗って
教えるとほざいてたのに…

俺も全くわかんねぇ…
人間学…]



[あ…い、いえ！
大丈夫だよ私の方がもっと
分からないから
頭も悪いからね私！]



……自分で言ったのに
なんかグサっときた…
うんっ分かってたよ自分は
頭が悪いって…

うさび[あぁっ！くそっ人間学を
Ｍiに教えてこうなる
はずだったのに！！]


[？]



……うさび君…
結構落ち込んでるみたい


私が馬鹿ばっかりに…


[あっ….ありがとう
うさび君！気持ちだけでも
うれしいよ]

うさび[ごめんな…Ｍ i
もしかしたら…
コロニーちゃんに聞いたら
わかるじゃないかな]

[…………!!]



そっか…！コロニーちゃんは
成績優秀だから
この内容も絶対理解している
だろうな




……と思い



ちらっ


横目で隣の席の
コロニーちゃんを見た。



[コロニーちゃん…人間学の
やり方をおしてほしいな…]



……が…

コロニー[ごめんなさい…Ｍ iちゃん
私も分からない…です
人間学…]



…？！…え！！



耳を疑った…

だって…



あの成績優秀な
コロニーちゃんも
人間学にお手上げなんて…


恐ろしすぎるよ人間学！！