【完結】悪兎うさび君!

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第4章 村長さんに休日を!

第3話 ルビーとリール④

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リール[…頬が赤い理由なんて
恥ずかしくて言えません!!]

ゴン太[……なんか変なおじさん…
お前もそう思うよなあ?うさ……








…… び………]

ゴン太がうさびの方へと
目をやると うさびの周りは
血の海になっていた。


ゴン太[………おお、お前!
どうしたんだよ!その鼻血の量っ!]

うさび[…悪りい…余りにも
さっきの村長たちの場面…
俺には刺激が強すぎて…つい…]

ゴン太[刺激が強すぎて?!どの場面みて
鼻血を出したんだよ!!]


うさび[……それは……]
(……クモード森の村長が村長に
キスしようとした場面で
鼻血出したなんて言えねー…!!

前も同じ場面に出くわしたが
あの時とは違う…

あの時は自分の命に危機が
あったからな… 

それとあのバカップル珍獣キラー
…思い出すだけで腹が立つ…

もし…

あの場面が……俺とM iになったら…

……想像するだけで…)




バタン!


ゴン太[ ?!   えっおっおい!]
うさび!!そんな血を出したら…]



ゆさっ    ゆさっ


リール[ ………… ]
(…俺のせいで段々
大事になってきてるような…) 




ゴン太[やばい!顔が青くなっている
しっかりしろ!!
っくそ!こうなったら…]



ガサ ゴソ…


リール[…ゴン太?呼び出すなら
ベットの側にナースコールが…]

リール[何言ってるんだおじさん!
そんな小さい音じゃ…この階の
フロアしか聞こえない!]

ゴン太[ルキーが開発した呼び出し機で
使うよ!とてもうるさいからおじさん!
耳を塞いで!!]

リール[へっ……?どういう…]

ゴン太[いくよ!!]




カチッ!!






ゴン太が鳴らした呼び出し機は
病院の外まで鳴り響き…

ゴン太[うっ…耳が痛い 
さすがルキーの作った機械は
ひと味ちがう…]

当然…大きな音が鳴り響いた事に
よって…


ドタ ドタ ドタ…(足音)





ハチ[何があったのです!
…って…扉が壊れてる!!]

ヒナビシ[大きな音がここから
しましたが、どうしましたかっ!]

薬剤師のハチさんと
Dr.ヒナビシが病室へとかけつけた。



ハチ[……えっ…そんな……]



先に口を開いたのはハチ。

リールに抱かれてる
村長をみるやいなや、


ハチ[ルビーさんが…
気絶している…なんで…
まさか……!]

リール[あの…!ハチさん
これは故意でルビーを
気絶させたわけじゃ…]



…がくっ!!


リール[ハッ…ハチさん…?]

ハチ[…どうしよう…薬の量 間違えて
患者を殺してしまった
俺…薬剤師失格だ….]

リール[えっ…?!]

ルビーが動かないのは
自分のせいだと思い込み
ハチは落胆。


ヒナビシ[大丈夫です!ハチさん!!
ルビーちゃんは気絶しているだけで
命に別状はないです!
ハチさんのせいではありませんよ!]

そこでスカさず
ヒナビシが慰めた。


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