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第2章 本来の姿
第4話 好きなのは誰?!②
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………………………………………………………………
第4話 好きなのは誰?!②
………………………………………………………………
[………………]
ほっ…まあ…これで
なんとかカミングアウト
しなくてすんだの…かな?
安心して胸をなでおろした瞬間
全員[[ええぇぇ~何そのオチ~]]
2人の会話に
うさび君以外のみんなは
不満そうな顔をしていた。
…一体みんなはコロニーちゃんと
ゴン太君の何を期待していたのかな
リリス君たちは…
リリス[つまんねー…
もしコロニーちゃんに
好きな人がいたらドロドロの
三角関係になるかと期待してたのによ…]
ルキー[僕もリリス君とは
ちょっと違うけど
恋のライバルがいたら
おもしろかったのになー…]
ふっ…二人とも…
考え方がエゲツないよ…
ゴン太[おいっ!!お前ら
恐ろしいこと言うな!!]
一方、ミントちゃん達の方は…
ミント [やっとコロニーちゃんに
春が来たかと期待していたのに残念ね…]
ポンナ[私も…だってコロニーちゃんの
恋愛話なんて聞いたことないもの]
コロニー[あっ…あはは…]
残念そうにため息をつき
その横ではコロニーちゃんが
苦笑いをしていた
クラスメート1[なんだ…結局好きな人は
いないのか~]
クラスメート2[つまんないの~
でも好きな人いたら教えてよ!]
次々とクラスのみんなは
二人へ野次を飛ばしながらも
諦めモードになっていたので
(あれっ…?これで…事は
おさまったのかな?)
コロニーちゃんへの追求は
無くなった。
これにて…
【もしかして?!コロニーちゃん
好きな人いるのか】事件は幕を閉じた。
あっ…ごめんなさい
タイトルがふざけ過ぎました
みんなにはコロニーちゃんに
好きな人はいないと嘘を言った
そうでもしないとそこで
私とコロニーちゃんとの友情は
最悪の事態になっていたから!
それだけは勘弁!
だけど…本当は
コロニーちゃんに好きな人がいる
私だけがコロニーちゃんの
好きな人を知っている
あの時コロニーちゃんは…
たしか…
…………………………………………………
………………………………
………………
30分前…
[えっ…じゃあ…コロニーちゃんの
好きな人って…
ゴン太君だったの?!]
いやいや…!私の聞き違いかな?
コロニーちゃんの好きな人が
ゴン太君だなんて
私、いつの間にか耳が悪くなったのかな?
コロニー[うっ…うん…本当だよ]
頬をほんのり赤く染める
コロニーちゃん…
[…………]
…どうやら私の聞き間違えでは
ありませんでした。
本当でした。
でも以外だよ…
ゴン太君が好きだなんて
ゴン太君とコロニーちゃんって
肉食と草食…全く違う種類の動物だよね
…ん…?肉食と草食…
食物連鎖………
私の脳裏に
ゴン太君がコロニーちゃんを
食べようとする恐ろしい姿を
浮かんでしまった
ぶるっ…!
冗談じゃなくて本気で
身震いしてしまった?
もしかしたらだよ
このままだと…コロニーちゃん…
ゴン太君に…喰われるんじゃ!!
コロニーちゃんが危ない!!
なんとしても
それは阻止しないと
バッ!
[コロニーちゃんっ!!]
コロニー[なあにM iちゃん?]
[…………えっ…えっと…]
なにを躊躇してるんだ私!
しっかり言わないと!!
[…………………………その]
ほらっコロニーちゃんのためよ!
心を鬼しないと…
[どっ…どうしてコロニーちゃんは
ゴン太君のこと好きになったの?]
………………言えなかった
臆病な性格せいで
別の質問しちゃった
あぁぁぁ…止めるつもりが…
コロニー[……!! M iちゃん?!
そっそれは…]
あっ…コロニーちゃんが
慌てふためいてる
…まっ…いいか!
こっちも気になっていたから
すううぅーと
一旦コロニーちゃんは深呼吸をして
口を開いた
コロニー[…最初、私はゴン太君の事
怖くて苦手だったよ
隣の席になった時なんて
喰われるんじゃないかって
目も合わせなかったもの…]
…最初から好きじゃなかったんだ
むしろ怖がっていたなんて
かわいそうにゴン太君(涙)
コロニー[だけど…それは私の見た目の
イメージ…実際は…怖くなった…]
うんうんっ!たしかに…
私も転校当初の時ゴン太君の
第一印象は(怖い)イメージ
だったもんな
でも話してみると明るく
活発的な性格だった!
コロニー[…あの時怯えていた私にも
いつも話してくれたり
困った時に必ず助けてくれた
そしてだんだんと
時間が過ぎてゆくうちに
ゴン太君は優しい方なんだと知って…
……いつの間にか
目で追うようになって…
やっとここで自分の気持ちに気付いたの
私…ゴン太君のこと
好きになったんだなって…]
コロニーちゃんは幸せそうに
笑みを浮かべていた。
コロニー[不思議だよね最初は怖がって
目も合わせなかったのに…
好きになるなんて]
[コロニーちゃん…]
…本当にゴン太君の事好きなんだ…
肉食とか草食とか
好きになったら種族なんて関係ないんだね
さっきはゴン太君が肉食だから
コロニーちゃんが喰われるんじゃないかって
考えてしまったけど…
止めようだなんて余計な事だった…
もし、誰かにうさび君は
やめた方がいいよって言われたら
自分だって嫌だもの…
なら、親友の私が出来る事は
コロニーちゃんの恋を応援する事だ!
…………………………………………
………………………………
……………………
30分後
今、思うと…
…あの時のコロニーちゃん
幸せそうな表情だったな…
ねえ、コロニーちゃん
ゴン太君とは肉食動物で
種族は違うけど…
好きになったらそんなの関係ないんだね
今回の騒動を見て改めて認識できたよ
………私も
コロニーちゃんのように頑張らないと
自分から行動を起こさないと
何も始まらない
そう思うと俄然やる気が
出てきた
私も…自分の恋にがんばるよ
まあ…片思いだけど…(汗)
だからコロニーちゃん
ゴン太君に想いが伝わるよう頑張ってね
応援してるよ!!
つ づ く
第4話 好きなのは誰?!②
………………………………………………………………
[………………]
ほっ…まあ…これで
なんとかカミングアウト
しなくてすんだの…かな?
安心して胸をなでおろした瞬間
全員[[ええぇぇ~何そのオチ~]]
2人の会話に
うさび君以外のみんなは
不満そうな顔をしていた。
…一体みんなはコロニーちゃんと
ゴン太君の何を期待していたのかな
リリス君たちは…
リリス[つまんねー…
もしコロニーちゃんに
好きな人がいたらドロドロの
三角関係になるかと期待してたのによ…]
ルキー[僕もリリス君とは
ちょっと違うけど
恋のライバルがいたら
おもしろかったのになー…]
ふっ…二人とも…
考え方がエゲツないよ…
ゴン太[おいっ!!お前ら
恐ろしいこと言うな!!]
一方、ミントちゃん達の方は…
ミント [やっとコロニーちゃんに
春が来たかと期待していたのに残念ね…]
ポンナ[私も…だってコロニーちゃんの
恋愛話なんて聞いたことないもの]
コロニー[あっ…あはは…]
残念そうにため息をつき
その横ではコロニーちゃんが
苦笑いをしていた
クラスメート1[なんだ…結局好きな人は
いないのか~]
クラスメート2[つまんないの~
でも好きな人いたら教えてよ!]
次々とクラスのみんなは
二人へ野次を飛ばしながらも
諦めモードになっていたので
(あれっ…?これで…事は
おさまったのかな?)
コロニーちゃんへの追求は
無くなった。
これにて…
【もしかして?!コロニーちゃん
好きな人いるのか】事件は幕を閉じた。
あっ…ごめんなさい
タイトルがふざけ過ぎました
みんなにはコロニーちゃんに
好きな人はいないと嘘を言った
そうでもしないとそこで
私とコロニーちゃんとの友情は
最悪の事態になっていたから!
それだけは勘弁!
だけど…本当は
コロニーちゃんに好きな人がいる
私だけがコロニーちゃんの
好きな人を知っている
あの時コロニーちゃんは…
たしか…
…………………………………………………
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………………
30分前…
[えっ…じゃあ…コロニーちゃんの
好きな人って…
ゴン太君だったの?!]
いやいや…!私の聞き違いかな?
コロニーちゃんの好きな人が
ゴン太君だなんて
私、いつの間にか耳が悪くなったのかな?
コロニー[うっ…うん…本当だよ]
頬をほんのり赤く染める
コロニーちゃん…
[…………]
…どうやら私の聞き間違えでは
ありませんでした。
本当でした。
でも以外だよ…
ゴン太君が好きだなんて
ゴン太君とコロニーちゃんって
肉食と草食…全く違う種類の動物だよね
…ん…?肉食と草食…
食物連鎖………
私の脳裏に
ゴン太君がコロニーちゃんを
食べようとする恐ろしい姿を
浮かんでしまった
ぶるっ…!
冗談じゃなくて本気で
身震いしてしまった?
もしかしたらだよ
このままだと…コロニーちゃん…
ゴン太君に…喰われるんじゃ!!
コロニーちゃんが危ない!!
なんとしても
それは阻止しないと
バッ!
[コロニーちゃんっ!!]
コロニー[なあにM iちゃん?]
[…………えっ…えっと…]
なにを躊躇してるんだ私!
しっかり言わないと!!
[…………………………その]
ほらっコロニーちゃんのためよ!
心を鬼しないと…
[どっ…どうしてコロニーちゃんは
ゴン太君のこと好きになったの?]
………………言えなかった
臆病な性格せいで
別の質問しちゃった
あぁぁぁ…止めるつもりが…
コロニー[……!! M iちゃん?!
そっそれは…]
あっ…コロニーちゃんが
慌てふためいてる
…まっ…いいか!
こっちも気になっていたから
すううぅーと
一旦コロニーちゃんは深呼吸をして
口を開いた
コロニー[…最初、私はゴン太君の事
怖くて苦手だったよ
隣の席になった時なんて
喰われるんじゃないかって
目も合わせなかったもの…]
…最初から好きじゃなかったんだ
むしろ怖がっていたなんて
かわいそうにゴン太君(涙)
コロニー[だけど…それは私の見た目の
イメージ…実際は…怖くなった…]
うんうんっ!たしかに…
私も転校当初の時ゴン太君の
第一印象は(怖い)イメージ
だったもんな
でも話してみると明るく
活発的な性格だった!
コロニー[…あの時怯えていた私にも
いつも話してくれたり
困った時に必ず助けてくれた
そしてだんだんと
時間が過ぎてゆくうちに
ゴン太君は優しい方なんだと知って…
……いつの間にか
目で追うようになって…
やっとここで自分の気持ちに気付いたの
私…ゴン太君のこと
好きになったんだなって…]
コロニーちゃんは幸せそうに
笑みを浮かべていた。
コロニー[不思議だよね最初は怖がって
目も合わせなかったのに…
好きになるなんて]
[コロニーちゃん…]
…本当にゴン太君の事好きなんだ…
肉食とか草食とか
好きになったら種族なんて関係ないんだね
さっきはゴン太君が肉食だから
コロニーちゃんが喰われるんじゃないかって
考えてしまったけど…
止めようだなんて余計な事だった…
もし、誰かにうさび君は
やめた方がいいよって言われたら
自分だって嫌だもの…
なら、親友の私が出来る事は
コロニーちゃんの恋を応援する事だ!
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30分後
今、思うと…
…あの時のコロニーちゃん
幸せそうな表情だったな…
ねえ、コロニーちゃん
ゴン太君とは肉食動物で
種族は違うけど…
好きになったらそんなの関係ないんだね
今回の騒動を見て改めて認識できたよ
………私も
コロニーちゃんのように頑張らないと
自分から行動を起こさないと
何も始まらない
そう思うと俄然やる気が
出てきた
私も…自分の恋にがんばるよ
まあ…片思いだけど…(汗)
だからコロニーちゃん
ゴン太君に想いが伝わるよう頑張ってね
応援してるよ!!
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