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第2章 本来の姿
第1話 本来の姿にご用心①
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第1話 本来の姿にご用心①
……………………………………………………
改めましてどうも!
こんにちは
M iです!
只今、私は国語の授業に
集中しようとしていますが…
隣の席が気になりすぎて
集中できません!!
原因は…
私の右隣はうさび君だから…です
前までの私は
そんなの気にしなかったのに…
とほほ…
今の切実なる想いは
昔の私comeback!!
理由は前回の恐ろしい事件
(うさび君誘拐事件)があって
その事件がおきたキッカケで私は…
うさび君のことを異性として
好きだと自覚してしまいました。
そのため、自覚してからは…
ちらっ
みんなにバレないよう
こっそりうさび君を
横目でみてしまうのです。
良心では盗み見したら
いけないって……
わかってるのに…
…でもいつの間にか
うさび君を見てしまうんだよね
…て…
こんな事思ってしまうなんて
私…変態じゃんない!!
そして…
今日も見ている事が
バレないだろうという
甘い考えでうさび君を
見ていたら
うさび「ん?」
…今日は
バレてしまったようです…
うさび「どうしたM i?
どこか分からない所でも
あるのか?」
にこっ
笑いながら私を見てきたので
「っ…///!!」
自分の頬がみるみる赤くなった。
遂にはうさび君の顔が
まともに見れなくなり…
うさび「M i…??」
「なっ…なんでもないです」
こそっ…
持っていた教科書で
赤くなった顔を隠した
そんな私を隣で見ていた
コロニーちゃんが
コロニー「M iちゃん…
大丈夫?少し顔が赤いから
保健室行った方が…」
親切心で先生を呼ぼうとした為、
「コロニーちゃん
へ…平気だよ!大丈夫!
ほーらこんなに元気」
呼ぶのを止めるため
大げさに手を動かした。
コロニー「ホントだ ごめんね
私の早とちりだったみたいだね」
「いえいえ~心配してくれて
ありがとう」
コロニーちゃんが
前を向いたのを確認して
安堵のため息をもらした
…ほっ…よかった…
ばれなくて
ごめんね…コロニーちゃん
心配してくれたのに、
これからはあまりうさび君を
見ないようにしないと…
………………………………
……………………………
……………………………
……………………
うさび君を見ないように
必死になっていた為、
6時限目の国語の授業は
あっという間に終わり
放課後…
突然うさび君が
教室にいる全員に
うさび「お前ら…明日から五日間
俺じゃなく『あいつ』だからな!!」
…と言った。
へ…?どういう意味?
それと『あいつ』って
誰の事だろう?
みんな「「アイアイサー!!」」
うさび君の言葉に、
ゴン太君たちやクラスにいた
男子たちは深刻そうな
顔をしている…
…一方、女子たちは
女子①「えぇぇ!!本当に
明日、プリンスにあえるの!?」
女子②「やだっ明日めいいっぱい
オシャレしなきゃ!!」
男子とは対照的に
キャピキャピと喜んでいた。
その様子を見て私は
ポカーン…としてしまった。
と…言うか…プリンスって?!
それとなんで男子と女子で
こんなに反応が違うのかな…
いくら自分で考えでも
頭にハテナマークが浮かんで
ばかり
そうだ!!コロニーちゃんなら
わかるかな?
ちらっ
私の意思表示に気付いたのか
コロニー「あ…M iちゃんは
知らなかったね
うさび君の本来の姿に戻ること」
コロニーちゃんは
うさび君が言っていた
意味を教えてくれた。
コロニー「実はうさび君は
本来の姿に戻れる日があって…」
「…戻れる日…」
…本来の姿のうさび君か…
前に出席簿で見たことあったな
コロニー「元に戻れる日が
満月、新月、三日月の日から
2日間は一時的に呪いが解かれるの」
ただ…三日月の日だけは
効果が強く5日間ぐらい
元の姿でいられるのかな」
…5日間って長いな
それほど三日月だと効果が
抜群なんだ…
コロニー「そしてその今日の夜が
三日月なのでうさび君は
みんなに伝えてるんだよね」
うさび「そう言うことだ!!
説明ありがとなコロニーちゃん
なんとなく俺が言ってた
意味は理解したかM i?」
「うん何とか…馬鹿な私でも
理解できたよ!
要するに明日からは本来の姿の
うさび君だね」
うさび「あぁそうだ5日間は
俺じゃなくなる」
「私、自信はないけど
本来のうさび君とも
仲良くなれるように
頑張ってみるね」
その途端うさび君の顔が曇った。
あれっ…なんか私、
マズいワードでも言ったかな
うさび「本当は元に戻りたくないし
『あいつ』をM iには見せなくない
んだけどな…」
「へ…どうして…??」
たしか…本来のうさび君は
うさび君の妹のビットちゃんや
クラスメートの女子から
聞いたけど…
頭が良くて、運動神経抜群で
誰からも愛されるって
うさび君にとっては
不都合なんて無いはずなのに…
うさび「はあ…M i…お前何にも
分かってないな…
あいつは天才だし!美形だから!
モテるんだよ!!」
ええっと……
それは良い事では…
うさび「…だから…!!
お前もアイツの姿を見て
目がハートになる可能性だって
あるんだぞ!!
それにっ…!M iにはアイツの姿
じゃなくて俺を……」
途中でうさび君は
はっとして喋るのをやめた。
「…?うさび君?」
どうしたんだろうと思い
うさび君の顔を覗くと
うさび「……っ…///!!」
すぐにそっぽを向いて
ガバッ!!
自分の手で口をおさえた。
…まっ…まさか
元に戻る影響で気持ち
悪くなったの?
ゴン太「おい…どうしたんだよ
うさび、気分でも悪いのか?」
うさび「いや…そんなことはない
だっ大丈夫だ…///」
ゴン太くんやコロニーちゃんは
心配そうにしているけど…
うさび君の隣にいる
ルキー君やリリス君は
ニヤニヤと笑っていた。
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