【完結】悪兎うさび君!

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第1章 悪兎うさび君

第3話 珍獣VS珍獣killer⑧

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第3話 珍獣VS珍獣killer⑧

……………………………………………………


ルビー「まあ、見てて
副村長はスゴいのよ」

そう、上機嫌に言われたので
副村長に目をやると…

副村長「先に言います。ごめんなさい」

なぜか珍獣キラーに謝っていた。


マリナ「なっ…なによ このデカい熊!!」

珍獣キラーは副村長に
怯えながらも銃を
乱射し続けている。

手が震えてて全然
当たってねーけど…

副村長は銃の音など気にせず
珍獣キラーとの距離を縮めて

副村長「では…失礼します」


ドスッ!!


目にも見えない早さで
持っていた棒を振り上げ
珍獣キラーを気絶させた。

いや…三分所じゃない…
むしろ…

瞬殺!!


「…っ?!(怖えぇー!!)」

ルビー「ほらね♪実は 副村長、
5大森の元武道チャンピオンだから 
とても強いのよ」

「へっ…へーそーなのか」

ぶ…武道チャンピオン?!

見た感じおっとりしているかと
思ったが…

あまり怒らせないようにしよう
これは村長以上に怖いぞ…


ドサッ…


あ…珍獣キラーが倒れた
しかもピクリとも動かない…

副村長「いい夢みてね!!」

副村長は棒を両手で上げ
後ろ姿で決めゼリフをいった。

なんか…かっこいい
決めゼリフはどっかで聞いたことあるようなセリフだったが…

村長は倒れている珍獣キラー
二人を見て…



ルビー「さっ 珍獣キラーが
目覚める前にメチル森に
行きましょうか」

「あ…はい 
でもいいのか?珍獣キラーを
そのままにしといて?」

また目覚めた時、俺たちを
追いかけてくるんじゃないのか?

ルビー「…しまった…そう言えば
そうね…考えていなかったわ
あははは…」

「…………はいぃ?!」

考えてなかったんかいっ!!
普通考えるだろ!策とか案を!
村長ってまさか俺より
馬鹿なんじゃ…


副村長「大丈夫ですよ村長さん
そのことならこの私に
任せてください」

ルビー「いいの?!副村長…」

副村長「はい、なので…2人は先に
メチル森へ行ってください
私は後で追いかけます」

ルビー「ありがとうございます
副村長!じゃあメチル森へ
戻りましょう うさび!」

「…おっおう…」


どっちが村長で副村長なんだよ
…と思ったが余計な事を
言うのはやめた。


 
……………………………………



…………………………………


……………………………

 
その後、珍獣キラー2人は
副村長の手によって

副村長「しゅっ!!」

気絶させたまま
車の横に置かれ…

珍獣キラーをおいた後
副村長は俺たちを追いかけ
合流した。

メチル森へ戻ろうとした
途中…


ゴン太「あっ!うさびっ
無事なのか?!」

ゴン太たちに遭遇した。

もしかして…俺のために
来てくれたのか?

ルビー「大丈夫よゴン太君
うさびは無事よ 副村長が
珍獣キラーを気絶させたから」

……副村長…村長の後ろで
ブイサインしてるし…

ゴン太「よ……」

「よ?」

なっ…なんだよ
三人とも震えだして?
怒ってるのか


ガバッ!!





「「よかったぁ!!無事で!」」

「ちょ…おまえら!!」

はっ…はなせ
誰かに見られたらどうする
俺に変な疑いをかけられ
ちまうだろうが!!

心配してくれるのは
とても嬉しいが三人かかって
俺を抱きしめるなっ!

俺は男に抱きしめられる
趣味はねーよ(涙)!!

副村長「村長、わたしたちは
先にメチル森に戻りましょうか」

ルビー「ええ、そうね副村長(笑)

「ちょと待てぇー!!
なにスタコラさっさっしてんだよ」

村長!副村長っ
笑いながら先に行くなー!
助けろー!!!




※(うさび side終わり)

……………………………………



………………………………


…………………………


うさびがゴン太たちに
もみくちゃにされている頃

一方…待機組は…
 

リール・コロニー「「……………」」

コロニー「あの…リールさん……」

リール「…う…うん…」

コロニーちゃんは
心配そうに私を見た。

コロニー「大丈夫なんですかね?M iちゃん…」

リール「いや…重傷かもしれないぞ
メンタル的に…」




二人が話をしている間にも
私は意味もなく
辺りをうろうろとしていた。


コロニー「M iちゃん…先程は
歌まで歌っていましたのに…

《心配ないからね
君の想いが~》…って
あれってなんの歌ですか?」

リール「…………そうだな
あの歌、KA●の(愛は勝つ)
だよコロニーちゃん
30年位前にでた歌だよな…」

二人が心配するよそに
私の頭の中はうさび君のことで
いっぱいで……


どうしよう どうしよう

もし…うさび君が帰って
来なかったら…

自分は待っているだけなんて…





じわ…

悲しくて涙がでてしまった。
涙で視界がゆらんだおかげで


コロニー「あっ!M iちゃん まえっ!前…!」

「えっ?」


ドッシーン!!


物凄い音とともに
壁に激突してしまった。

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