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第1章 悪兎うさび君
第2話 学校生活に馴染もうよ⑤
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フィクス「妹さんには悪かったと思ってる、
だけど…こうでもしないとお前は話を聞かず
冷酷無比に俺に襲いかかるつもりだったよな…
もし、俺がお前に攻撃をしかけたら、」
うさび「………」
…ああそうだ
ビットがいなかったら
話を聞かず きっとフィクス先輩を…
フィクス「きつね火…」
ボシュ
呪文を唱えた後、
ビットを見て
フィクス「ごめんな…恨むならうさびを恨め、
うさびの様に殺生はしない、
生活の支障はさせない それだけは約束する…」
悲しい笑みを浮かべ
手元に青い炎だした。
まさか…呪文で出した
青火の玉を…
フィクス「うさびぃ!!自分で妹を守りたいなら
守ってみなぁ!!」
フィックス先輩は
ビットに向かって青火の玉を投げだした
ヒュン ヒュン
火の玉は物凄いスピードで
ビットに向かってきて…
ビット「……っ!!」
(だめ…こんな玉避けきれない )
ビットが覚悟を
決めて目をつぶった瞬間…
ドンッ!
ビットは僕が守る!
とっさに僕はビットを
押した…
ビット「お兄…ちゃん…?」
(待って…な…に…やってるの
そんなこと…したら
お兄ちゃんは…どうなるの…?)
うさび「…………」
ビタンッ!
ビット「うっ…」
倒れたビットが顔を上げた時
青火の玉は
ビット「……!!」
うさびのすぐ近くにあった。
ビット「なんで…ねぇ…
お願い…逃げてよ…」
けれどうさびは動かない
すぐさまビットは手をうさびに
さしのべた。
ビット「お兄ちゃんっ!つかんで!!」
うさびは手を取らず後ろを
振り向いて笑い
うさび「ビット…巻き込んでごめんね
悪いお兄ちゃんで……ごめん……」
そう呟き、覚悟を決め
前を向いた。
カッ…
ビットの思いとは虚しく
青火の玉はうさびを…
包み込んだ。
※うさび side終わり
………………………………………………………
…………………………………………………
………………
(今)
私はコロニーちゃんの話を
聞いた…まさかうさび君の
姿が違う理由がこんなにも
悲しいことだったなんて
コロニー「フィックス先輩の呪文をうけ……
そしてうさび君は……
今の姿に…なってしまったの」
「………」
知らなかった…
自分の妹を守るのに
自分を犠牲にしたなんて
逆整形だとかふざけて
いってしまって
ごめんねうさび君…
それと……
「あのその後フィックス先輩は
どうなったの?」
コロニー「もちろんフィックス先輩は
退学にはならなかったけど…」
「けど…?」
コロニー「退学よりひどい罰をうけてるよ
好物を一年間
食べるの禁止っていう罰を」
ひどい事はしたのに
なんか可哀想だなって思った。
この事件が1年前……
だってまだ半年も好物を
食べれないなんて
私だったらそんなの我慢できない…(涙)
コロニー「フィックス先輩のことはさておき
M iちゃん…」
コロニーちゃんが真剣な表情になった為…
「はっ…はい!!」
大きな声で返事を
してしまった…
コロニー「あの後うさび君は
昔の面影はなくなってしまったの…」
「だけどね…人に対する思いだけは…
かわってないから
本来の姿の頃の記憶が忘れていたとしても」
…と言ってコロニーちゃんは
寂しげに笑った。
「コロニーちゃん…」
うさび君が変わってしまった事は
今まで仲良くやっていた
人たちにはとても辛いこだと知り…
同時にまだ出会って
数日も立ってないのに…
私は他の人たちより
うさび君のことを知りたいと思った。
何だろ?この思い…?
だけど…こうでもしないとお前は話を聞かず
冷酷無比に俺に襲いかかるつもりだったよな…
もし、俺がお前に攻撃をしかけたら、」
うさび「………」
…ああそうだ
ビットがいなかったら
話を聞かず きっとフィクス先輩を…
フィクス「きつね火…」
ボシュ
呪文を唱えた後、
ビットを見て
フィクス「ごめんな…恨むならうさびを恨め、
うさびの様に殺生はしない、
生活の支障はさせない それだけは約束する…」
悲しい笑みを浮かべ
手元に青い炎だした。
まさか…呪文で出した
青火の玉を…
フィクス「うさびぃ!!自分で妹を守りたいなら
守ってみなぁ!!」
フィックス先輩は
ビットに向かって青火の玉を投げだした
ヒュン ヒュン
火の玉は物凄いスピードで
ビットに向かってきて…
ビット「……っ!!」
(だめ…こんな玉避けきれない )
ビットが覚悟を
決めて目をつぶった瞬間…
ドンッ!
ビットは僕が守る!
とっさに僕はビットを
押した…
ビット「お兄…ちゃん…?」
(待って…な…に…やってるの
そんなこと…したら
お兄ちゃんは…どうなるの…?)
うさび「…………」
ビタンッ!
ビット「うっ…」
倒れたビットが顔を上げた時
青火の玉は
ビット「……!!」
うさびのすぐ近くにあった。
ビット「なんで…ねぇ…
お願い…逃げてよ…」
けれどうさびは動かない
すぐさまビットは手をうさびに
さしのべた。
ビット「お兄ちゃんっ!つかんで!!」
うさびは手を取らず後ろを
振り向いて笑い
うさび「ビット…巻き込んでごめんね
悪いお兄ちゃんで……ごめん……」
そう呟き、覚悟を決め
前を向いた。
カッ…
ビットの思いとは虚しく
青火の玉はうさびを…
包み込んだ。
※うさび side終わり
………………………………………………………
…………………………………………………
………………
(今)
私はコロニーちゃんの話を
聞いた…まさかうさび君の
姿が違う理由がこんなにも
悲しいことだったなんて
コロニー「フィックス先輩の呪文をうけ……
そしてうさび君は……
今の姿に…なってしまったの」
「………」
知らなかった…
自分の妹を守るのに
自分を犠牲にしたなんて
逆整形だとかふざけて
いってしまって
ごめんねうさび君…
それと……
「あのその後フィックス先輩は
どうなったの?」
コロニー「もちろんフィックス先輩は
退学にはならなかったけど…」
「けど…?」
コロニー「退学よりひどい罰をうけてるよ
好物を一年間
食べるの禁止っていう罰を」
ひどい事はしたのに
なんか可哀想だなって思った。
この事件が1年前……
だってまだ半年も好物を
食べれないなんて
私だったらそんなの我慢できない…(涙)
コロニー「フィックス先輩のことはさておき
M iちゃん…」
コロニーちゃんが真剣な表情になった為…
「はっ…はい!!」
大きな声で返事を
してしまった…
コロニー「あの後うさび君は
昔の面影はなくなってしまったの…」
「だけどね…人に対する思いだけは…
かわってないから
本来の姿の頃の記憶が忘れていたとしても」
…と言ってコロニーちゃんは
寂しげに笑った。
「コロニーちゃん…」
うさび君が変わってしまった事は
今まで仲良くやっていた
人たちにはとても辛いこだと知り…
同時にまだ出会って
数日も立ってないのに…
私は他の人たちより
うさび君のことを知りたいと思った。
何だろ?この思い…?
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