【完結】顔

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第8話 私らしく

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「………………」


ぱちっと目が覚めた。

真っ先に見慣れた家の床が目に入り、

身体を起こし外を見れば
窓から光が差し込んでいて、
朝になっていた。

「……朝だ 私…長い時間
眠っていたんだ…」

…目を覚ましても
きっとこの先 苦しみも悲しみもある。


でも……

『貴方は他の誰でもない自信を持ちなさい』


…うん…大丈夫!
彼女は言ってくれた。

ありがとう母さん…これこらは

棚に飾っている母さんの写真を見て、
笑った。

自分らしく、偽らないで生きていこう。

他の誰でもない『福水 紗絵』として!




おわり


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