【完結】顔

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第2話 私は何者か?

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……………………



カタ…


カタ  カタ


カタ  カタ  カタ


「ふく……」


カタ カタ


「福水……」

カタ   カタ

上司「福水さん!!」



……!!

しまった…頭の中で、
あの事を色々考えてすぎて
上司の声が聞こえなかった。



仕事中なのに…

「申し訳ございません!
なんでしょうか?」

すると上司は私の顔をじっーと
見てからこう言った。

上司「あなた体調が悪いのに無理して来たでしょ」

ぎくっ!!
バレないように体調悪いそぶりは
見せないようにしていたのに。


上司「福水さんパソコンの画面を見て」



画面?

おもむろに画面を見ると
ちゃんと打ったつもりが
意味のわからない文章の羅列になっていた。


上司「その画面で体調が悪いって丸わかりよ
と…言うわけで福水さん、今日はお仕事はこれでおしまい!」

「……………」

上司「上司命令として早く家に帰って休みなさい!」



「……ありがとうございます…
ではお言葉に甘えてお先に失礼致します」

あまりも正論で反論はできない為、
私は素直に早退した。





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