【完結】儚げな少年と思って助けたら魔界一最強の魔王様でした。

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本編

第15話 ダジュナール家の悪事①

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第15話 ダジュナール家の悪事①

………………………………………………………………

※(シルクside)


自分では優しく口づけをしたつもりが…

ガクン!

オーロラとっては刺激が強かったのか
数分も経たない内に意識を失った。

「……オーロラ!オーロラ!
…意識を失ったか…口付けだけで
ふふっ…可愛い…」

彼女の寝顔に思わず、
笑みがこぼれてしまう。

このままずっと、
見ていたいけど…

ジンジャー「んー!ごっほん(わざと)」

アッサム「みっ見てませんよ////
私達!!////(大嘘)」

坊っちゃま「……オーロラ、とんでもない方に好かれたな…」

ここにいる全員が僕達を凝視している。


…とりあえず、ここにいる全員に
オーロラは僕の女だと証明した事だし…
名残惜しいけど…動きますか

彼女の頬にそっと口づけをして、
彼女に対して乱暴及び、
不埒な視線を送っていた輩に
睨みを利かせた。

魔王「……オーロラを医務室に運ぶ、
お前達、愚民どもは引き続き
ダンスパーティーを楽しむといい

……いや、お前達は舞踏会に参加する
資格は無くなった

オーロラに乱暴をしていたからな…

…ジンジャーとコバルト
我がここに戻って来るまで…一旦、頼む」

坊っちゃま「承知いたしました 魔王様」

ジンジャー「任せて下さい!魔王様
先輩!アッサムさんも対象に
なっているので、事が終わるまで
彼女の警備をお願い致します」

上司1「わかった 任せろジンジャー」

ジャキ!!

サイドに屈強な騎士が2人、
武器を構えアッサムさんを守るように
立ちはだかった。

アッサム「ジ…ジンジャー様 これは一体
私も対象って…?」

アッサムさんは何が何だか分からず、
状況に理解できず慌てている

それもそうだろう…
彼女もオーロラと同じく
何も知らないんだから…

ジンジャー「……アッサムさん…
今から起こる事は貴方にとって
少し悲しい内容となります
詳しくはコバルトさんが話しますので
覚悟して聞いてくださいね」

ジンジャーは悲しそうな笑みで
アッサムさんのそばを離れ、
コバルトの隣に立った。


「…では医務室へ行ってくる」

さあ、舞台は整った。今ここで
ダジュナール家の悪事を明るみに
させないとな

僕は2人を見届けると
そっとオーロラをだき抱え、
医務室ではなく、
最上階にある自室へと歩き出した。


…………………………….…………………….……


………………….………….………….…


……….………….……………


……….………….…





フワッ…スタン!!

時間がないので、途中から
瞬間移動の魔法を使い自室に着く

オーロラをゆっくりと、
ベットに下ろして横たわせる。

オーロラ「スー…スー…」

「相変わらず可愛い寝顔
……少しだけなら良いよな…」

気絶しているのをいい事に
彼女の柔らかな唇に、
己の唇を合わせ、口付けをした。

チュ…チュウゥ…

数十秒、彼女の唇を堪能してから、
そっと外し

「行ってくる…」

誰も触れさせないよう、
オーロラの周りに防御の呪いをかけた

これで大丈夫…
これで僕以外触れる事はできない

「待っててね オーロラ
すぐ戻ってくるから」

目を瞑り寝息をたてる
オーロラにそう告げて…

「ーーーーー」

瞬間移動の呪文を唱え、

シュンッ!!

スタンッ!!


舞踏会の会場へ舞い戻った。


「…………!!」

…これはヒートアップしているな…

舞踏会の会場に戻って
真っ先に目にしたのは…

領主「コバルト!!これは一体どういう事だっ」

奥様「そうよ 私達は貴方をそんな風に
育てた覚えはないわ」

家来に取り押さえられる、
両親と…

坊っちゃま「……どーもこーも お前ら2人は散々、
犯罪に手を染めたから
今の状況になってんじゃねーか」

両親に対し、冷たい視線を送る息子


今まさに親子ゲンカの真っ最中だった。











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